海外留学の未来を拓く 一般財団法人 海外留学推進協会に聞く
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「海外留学を考えているけれど、どこから情報を集めればいいのかわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?
一般財団法人 海外留学推進協会は、留学を希望する学生のために、正確で信頼できる情報を提供する団体です。マレーシアや北米をはじめとする各国の大学情報、奨学金制度の詳細など、費用を抑えて質の高い留学を実現するためのサポートを行っています。
今回のインタビューは、IELTS TRAINER PROの佐藤加菜子が担当し、海外留学推進協会の中橋さん、岡本さんにお越しいただきました!
海外留学推進協会の概要とミッション
👩🦰IELTS TRAINER PRO 佐藤(以下、ITP):貴協会の概要についてお聞かせいただけますか?
👨🦰海外留学推進協会:当協会は、2011年に法務局で登記されている一般財団法人で、様々な留学支援や取り組みを非営利目的で行っています。
👩🦰ITP:非営利目的での活動とのことですが、具体的にどのようなサポートを提供されているのでしょうか?
👨🦰海外留学推進協会:主に海外大学進学や語学留学に関する情報提供、手続きのサポートをすべて無償で提供しています。特に大学進学のサポートに強みを持っており、英語圏を含む世界中の大学や語学学校など、約500の教育機関と正式な窓口として提携しています。
通常、他の留学支援団体では、留学手続きのサポート費用や出願料を営利事業として設定しているケースが一般的ですよね。短期の語学留学に関しては手数料無料で案内している団体もありますが、大学進学の出願や入学手続きを無償で支援しているところはほとんどありません。その点、私たちは大学進学を軸に、留学希望者の手続きをすべて無料でサポートしていることが大きな特徴です。
👩🦰ITP:すべて無償で提供されているとのことですが、なぜそのような運営方針を取っているのでしょうか?また、どのように運営費を確保しているのですか?
👨🦰海外留学推進協会:よく「なぜ無料なのか?」と聞かれますが、その理由は我々が現地の大学や教育機関の正式窓口を務めているためです。例えば、アメリカには「AIRC(American International Recruitment Council)」という組織があり、ここに加盟する州立大学や私立大学の窓口として認可されています。日本国内では、当協会が唯一の正規認可団体として活動しており、各大学や教育機関から直接運営費をいただいています。つまり、日本の留学希望者から手数料を取る必要がないという仕組みになっているのです。
👩🦰ITP:現地の教育機関からの支援によって成り立っているわけですね。それでは、これまでの活動の歩みについても教えていただけますか?
👨🦰海外留学推進協会:はい。個人の学生向けのサポートはもちろんのこと、日本国内の中学校・高等学校、中等教育学校や大学、教育委員会とも連携し、留学情報の提供や講演活動も行っています。こうした登壇依頼も無償で受けております。直近では、千葉県や徳島県の教育委員会からの依頼を受け、留学イベントに登壇しました。また、我々の新たな取り組みとして「協定校制度」があります。つい先日、当協会のウェブサイトをリニューアルし、教育関係者向けのページを設けました。ここには、セミナー活動の詳細や教育機関との連携内容を記載しています。
👩🦰ITP:協定校制度とは、具体的にどのような内容なのでしょうか?
👨🦰海外留学推進協会:協定校制度は、学校ごとに留学に関する正式な情報提供を推進するためのものです。例えば、学校長や理事長と協定書を交わし、生徒や学生に対して積極的に海外留学の情報を提供する仕組みを作っています。
主に、海外留学や海外大学進学に力を入れている私立の学校との協定が多いですが、一部の公立高校や地方の公立校や国内にキャンパスを持つ海外大学とも協定を締結しております。最近では、NBAで渡米した方の出身高校とも協定を締結、更なる国際化に向けて取り組んでいます。
👩🦰ITP:つまり、学校の先生が公式に留学情報を提供する体制を整えているということですね。
👨🦰海外留学推進協会:はい、そうです。例えば、先生方が「海外留学の情報を得るなら海外留学推進協会に相談するといい」と生徒に伝えてくれます。重要なのは、営利目的の売り込みではなく、先生方からの推薦として自然な流れで紹介される点です。これにより、留学希望者が信頼できる情報を得られ、適切なサポートを受けられる環境が整っているのです。
マレーシア留学の人気の理由とは?
👩🦰ITP:最近、マレーシアへの留学希望者が増えていると聞きます。貴協会でも、アメリカと並ぶほどマレーシアの人気が高まっているとのことですが、具体的にどのような傾向があるのでしょうか?
👨🦰海外留学推進協会:そうですね。もともとアメリカが非常に強い人気を誇るのは事実ですが、この数年でマレーシアへの留学希望者が急増しています。特に高校卒業後の進学先として人気が高く、我々のサポート件数も増加しています。
👩🦰ITP:マレーシアの留学にはどのような魅力があるのでしょうか?
多文化共生の環境と英語力向上のチャンス
👨🦰海外留学推進協会:マレーシアは、東洋と西洋の中間地点のような国です。もともとイギリス連邦の一員であり、イギリスやオーストラリアの影響を強く受けています。一方で、マレー系、中国系、インド系など、多様な民族が共存しており、それぞれの文化が融合しています。
この環境は、日本の将来の姿を考えるうえでも非常に興味深い点ですね。異なる文化や宗教の人々が共存するマレーシアで学ぶことは、グローバル社会を生きる力を養う絶好の機会になると思います。
👩🦰ITP:なるほど。英語学習の面ではどうでしょうか?
👨🦰海外留学推進協会:マレーシアでは、英語を第二言語として習得する人が多いため、ノンネイティブにとって学びやすい環境です。フィリピンと同様に、実践的な英語を身につけやすい国ですね。
また、マレーシアの大学の多くはイギリスやオーストラリアの大学と提携しており、マレーシアで学びながら、最終的にイギリスやオーストラリアの学位を取得できるプログラムもあります。これにより、世界基準の教育を比較的低コストで受けることが可能です。
マレーシア留学の費用と生活環境
👩🦰ITP:費用の面では、日本の大学と比べてどのような違いがありますか?
👨🦰海外留学推進協会:円安の影響はありますが、それでもマレーシアの学費は非常にリーズナブルです。例えば、イギリスやアメリカに留学すると、年間の費用が450万〜500万円かかることもありますが、マレーシアでは150万〜200万円程度で収まることが多いです。
さらに、マレーシアの生活費も比較的安く、東京で一人暮らしするよりも負担が少ないです。例えば、マレーシアの3LDKのコンドミニアムが月2.5万〜5.5万円で借りられます。食費も日本の半額以下で、1日3食食べても1,000円以内で済むことが多いですね。
👩🦰ITP:確かに、東京での一人暮らしと比べると、かなりコストを抑えられますね。生活環境についても少し詳しく教えていただけますか?
👨🦰海外留学推進協会:マレーシアの首都クアラルンプールは、東南アジアのハブ都市として発展しています。空港には世界中からの直行便があり、国際的な雰囲気を肌で感じることができます。
また、現地の学生たちは週末になると、アンコールワットやペナン島など、東南アジアの観光地を気軽に訪れることができます。物価が安いため、日本の学生でも旅行を楽しみやすい点も魅力の一つです。
マレーシア留学を選ぶ理由と今後の展望
👩🦰ITP:実際に留学を考えている学生は、どのような流れでマレーシアを選ぶのでしょうか?
👨🦰海外留学推進協会:学生の中には、最初からマレーシアを希望している方もいれば、オーストラリアやイギリスと比較しながら最終的にマレーシアに決める方もいます。ただ、北米(アメリカ・カナダ)との比較でマレーシアを選ぶケースは比較的少ないですね。
費用面での優位性が大きく、他の国よりもコストを抑えながらも、質の高い教育が受けられることが決め手になっているようです。また、親御さんの意向としても、学費負担が少なくて済むことは大きなメリットになっています。
👩🦰ITP:確かに、費用や環境のバランスを考えると、マレーシア留学は合理的な選択肢ですね。
留学を成功させるためのアドバイス
👩🦰ITP:最後に、これから留学を目指す方へのアドバイスをお願いします。
👨🦰海外留学推進協会(岡本さん):「英語が好きだから海外に行く」というのも良いですし、「海外に行きたいけれど英語も勉強しなきゃ」と思うのも良いと思います。ただ、どちらにしても英語は勉強しなければなりませんよね。
だからこそ、留学する前からしっかりと英語の勉強をしておきましょう、というのが、多くの留学経験者の共通したアドバイスなんです。「留学に行けば英語ができるようになる」というのは半分正解で、半分不正解。本当に大切なのは、事前にしっかりと基礎を固めてから渡航し、その上で現地で応用力を伸ばしていくことなんです。
また、留学中のサポートについては、プロのトレーナーや専門家の方々の力を借りるのも一つの方法だと思います。ぜひ、自分に合った環境を見つけて、充実した留学生活を送ってくださいね。
👨🦰海外留学推進協会(中橋さん):私は、正しい情報をしっかりと入手することの重要性を伝えたいです。今の時代、インターネットやSNSには「数万円で留学できる!」「海外の名門大学の指定校推薦枠」といった広告がたくさん流れていますが、正直、そんなうまい話はありません。情報を見極める力を持つことが、とても大切です。
当協会では、例えばマレーシアの大学情報や、北米の奨学金を提供している大学の情報など、実際に学生たちが活用できる奨学金に関する情報を発信しています。「留学はお金がかかるから諦める」という選択を減らしたいという思いから、現地からの正しい情報を届けています。保護者目線でも、留学のハードルを下げるために、こうした情報を知ることは大切だと思います。
また、留学では楽しいことだけでなく、時には苦しいことや大変なことも経験します。でも、その経験こそが成長につながるんです。ぜひ、多くのことを学び、吸収しながら、自分の可能性を広げてください!
👩🦰ITP:本日は貴重なお時間を頂きましてありがとうございました!
海外留学を検討している方は、海外留学推進協会の専門カウンセラーにぜひご相談ください!
海外留学推進協会問い合わせ先
一般財団法人 海外留学推進協会
【留学サポートセンター】TEL:0120-981-388
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E-mail: info@ryugaku.or.jp
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