「不安な時代だからこそ“行ってよかった”と思える留学を」— Via.Mahaloが語るフィリピン留学のリアルとその先にあるもの
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「何かを変えたい」「このままでいいのかな」。
そんな漠然とした不安を抱えたとき、海外留学という選択肢がふと頭に浮かぶことがあります。とはいえ、明確な目的やゴールが定まっていない状態での留学に、ためらいを感じる方も多いのではないでしょうか。
今回のインタビューは、IELTS TRAINER PROの佐藤加菜子が担当し、Via.Mahalo(セブ島留学バディー)の田平さんにお越しいただきました!
会社概要とミッションについて
ITP:はじめに、御社の概要やミッションについてお伺いしてもよろしいでしょうか。
Via.Mahalo:はい、承知しました。まず、ミッションとしては、「海外に挑戦する人々に、楽しさと喜びを届けること」を掲げています。私たちは英語を軸とした事業を展開していますが、その本質は言語の習得だけでなく、その先にある人生の挑戦や成長を支援することにあります。
次にビジョンですが、「言語(英語)と人を繋いで、グローバルな人同士のつながりを創出する」ことを目指しています。言語はあくまでも手段であり、それを通じて人と人との間に生まれる絆こそが、私たちの理想とする未来です。
そして、プロミス(私たちが大切にしている価値観)についてですが、社名の由来とも関係しておりまして、「感謝」「愛情」「遊働経営」の3つを柱としています。これは、愛のある ”ありがとう” の想いを通して、関わってくださるお客様と事業パートナーに対する姿勢を表すと共に、自分たちが楽しみながら仕事に取り組むことでワクワク感を伝えたいという想いが含まれています。久しぶりにこうして改めてお話する機会をいただきましたが、自分たちの原点を再確認する良いきっかけになりました。(笑)
創業から現在に至るまでの歩み
ITP:御社のホームページを拝見し、創業者である田平様がワーキングホリデーをご経験された後、コロナ禍を経て起業されたとお見受けしました。改めて、創業の経緯から現在に至るまでの歩みについてお聞かせいただけますか。
Via.Mahalo:はい、ありがとうございます。私はもともとコロナ以前に、海外の語学学校でスタッフとして勤務しておりました。しかし、突然のパンデミックにより働いていた現地校が閉鎖されてしまい、「今後どうするか」と考えた際に、「もう会社員には戻りたくない」「それでも英語に関わる仕事を続けたい」という気持ちが強くありました。
そうした中で、「このタイミングで自分で何か始めてみよう」と思い立ち、まずはオンライン英会話サービスの提供からスタートしました。当時関係のあった現地の先生に声をかけ、3〜4名ほどとチームを組んで、集客から運営まで自ら手がけました。しかし、価格帯や規模感の問題もあり、事業としてはなかなか安定せず、厳しい状況が続きました。
また、当初は「半年ほどでコロナも落ち着くだろう」と思っていたのですが、状況は長引き、より長期的な視点で事業を見直す必要が出てきました。そこで次に着手したのが、海外移住サポート事業です。具体的には、ビザや永住権の取得サポート、住居の手配、インターナショナルスクールやプライベートスクールの紹介、親子移住のコンサルティングなど、幅広い内容を準備しました。
とはいえ、なかなか国境が開かず、当時は別の知り合いの経営者の方から、英語保育に関わる仕事を紹介していただき、なんとか事業を維持していた状況でした。そして、国境が開いたタイミングで、準備していた移住サポートを本格始動させました。1年半ほどは移住事業を主軸に活動していたのですが、マーケット自体がそれほど大きくなく、持続的な成長が難しいと感じ始めました。
そうした背景から、私自身の経験を活かせる形で、留学エージェント業務を並行して開始しました。私はフィリピン・セブへの留学や、オーストラリアでのワーキングホリデーの経験もありますし、語学学校での勤務経験もありますので、そのノウハウを最大限に活かせる分野だと感じました。
創業から4年が経った今では、フィリピン留学のエージェント業務が私たちの主力サービスとして定着しています。
セブ島留学バディーとしての強みと、フィリピン留学の今
ITP:現在、御社では「セブ島留学バディー」という形で留学サポートが主軸になっているとのことですが、他社様との違いや、コロナ以降のフィリピン留学の需要について、何か感じていらっしゃることがあればお伺いできますでしょうか。
Via.Mahalo:そうですね。まず前提として、この留学エージェント業界って、ものすごくプレイヤーが多くて、乱立状態だと思います。正直、外から見ると「どこも同じじゃないか」と思われがちなのも事実です。
その中で、私たちが特に重視しているのは、「現地に詳しい」という点です。ネットの情報をただ並べているだけではなく、実際に現地で生活し、現場を肌で感じてきたからこそ伝えられることがあります。私は現在もセブに滞在していますし、他のメンバーもセブでの生活経験があります。トラブルや困りごとも含めて、実際に体験してきた内容をベースにお話しできるのが、私たちの一番の強みだと考えています。
あとは、価格面でも「業界最安値」を掲げています。これは正直、他社さんでも言われていることではあるので、目新しさはないかもしれませんが、公式にお伝えさせていただきます(笑)。
そして何より、「バディ=伴走者」としてのスタンスを大切にしています。大手のように画一的な対応ではなく、少人数体制だからこそできる、きめ細やかなフォローが私たちの特徴です。留学前の準備段階はもちろん、留学中に実際に現地でお会いしてインタビューをさせていただいたり、可能な限り直接のサポートも行っています。
また、留学が終わった後も、LINEなどでフランクにやり取りできる関係性を維持しています。実際に、留学をきっかけにつながった方と、SNS運用や別の仕事でご一緒させていただくケースもありました。そうしたご縁が広がっていくのも、私たちらしさの一つだと思っています。
ITP:私自身も以前バギオのPINESに留学した経験があるのですが、実際に行ってみると想像していた環境と異なる点も多くありました。たとえば気候や食費など、事前にもう少し現地情報を得られていれば準備の仕方も変わったと思います。そういう意味でも、現地に詳しい方から直接得られる情報というのは非常に貴重ですよね。
Via.Mahalo:はい、まさにそう感じています。もちろんその分、面談の時間がどうしても長くなってしまう傾向はありますが(笑)、現地のリアルな情報を伝えることは、お客様にとって非常に有益だと信じています。
人気のプログラムは“目的に合わせて選ぶ”時代へ
ITP:実際にご利用されたお客様の成功事例などがあれば、ぜひお聞かせいただけますか?
Via.Mahalo:はい、もちろんです。弊社のお客様は大きく分けて、学生・社会人・親子・シニアの4つの層に分かれます。たとえば、学生の方で言えば、近年IELTSのスコアアップを目標にするケースが多く、実際に「5.5から7.0まで伸ばすことができた」という成功事例もございます。
また、シニアの方では、「若い頃から留学を夢見ていたけれど、子育てや仕事でタイミングがなく、定年を迎えてようやくその夢を実現された」というお客様もいらっしゃいました。感慨深いご経験を共有してくださったのがとても印象に残っています。
他にも、日本でインターナショナルスクールに通っていたけれど、英語の実力に伸び悩みを感じていたお子様が、短期(2週間)でのフィリピン留学を経験され、「数字では測れないが、感覚的に大きな自信になった」といったポジティブなご感想をくださったケースもあります。
ITP:非常に幅広い世代・目的の方々に対応されているのですね。
Via.Mahalo:はい、できる限り幅広く、漏れなく、それぞれのご要望に合わせて学校様のカリキュラムやプログラムを活用しながら、最適なご提案ができるよう心がけています。
ITP:その中でも、特に人気のあるプログラムや、御社独自で推しておられる留学スタイルがあればぜひ教えてください。
Via.Mahalo:はい。やはり目的や属性によって人気のあるプログラムは異なってきますが、「本気で勉強したい」「英語力を確実に伸ばしたい」という方には、バギオというエリアを特におすすめしています。セブでも圧倒的な成果を出す留学はいますし、セブにもスパルタ式の学校はございますが、観光地としても人気があるぶん誘惑も多く、大規模な学校も多いので、集中しやすい環境という意味ではバギオの方が向いていると感じています。
一方で、「ワーキングホリデー前の準備」など、より実践的な英語力を求める方には、クラークというエリアもご紹介しています。ここではネイティブ講師によるマンツーマンレッスンも受けられるので、非常に効果的です。
また、近年急増しているのが親子留学です。特に夏休みや春休みのタイミングでのご相談が多いですね。親御様とお子様で目的が異なることも多く、「勉強もしたいけれど、せっかくだからレジャーも楽しみたい」というご要望をお持ちの方が多いです。そういったバランスを取るには、アクティビティも充実しているセブ島のようなエリアが向いていると思います。
留学を成功させるためのアドバイス
ITP:最後になりますが、これから英語留学を検討されている方々に向けて、メッセージやアドバイスをいただけますか?
Via.Mahalo:はい。まず、これは私自身の経験でもあるのですが、「特に明確な目的があるわけではないけれど、現状にモヤモヤを感じている」「このままでいいのかなと思っている」という理由で留学を考える方、実は少なくないと思うんです。
今の世の中、将来に対する不安が大きかったり、給料もなかなか上がらなかったり、「つまらなくはないけど、すごく面白いわけでもない」という感覚を抱えている方、多いのではないでしょうか。
そんな中で、もし少しでも頭の中に「留学」という言葉が浮かんできたのであれば、私は「やらない後悔より、やって後悔する方がいい」と思っています。
最近は物価も上がってきていますが、それでもフィリピンにはまだまだコストを抑えられる学校もあります。
20代・30代の方々にとっては、将来への“先行投資”としての留学は、きっと大きな価値があるはずです。たとえ短期間だったとしてもチャレンジする価値は十分にあると私は考えています。
そのうえで、英語留学をより充実させるために、3つのポイントをよくお伝えしています。
1つ目は「事前学習」です。現地での時間や授業は限られているので、できるだけ「インプットは日本で、アウトプットは現地で」という形を取ってほしいです。特に文法の基本と発音の知識は、完璧にできなくてもいいので、ある程度“理解した状態”で現地に行くことで、吸収力が全然違ってきます。文法や発音の”知識を入れること自体”は独学でもできますし、、内容としては終わりのある分野です。
2つ目は「予習と復習」。これは現地での学習の質を高めるために欠かせません。たとえば、ただ1日10コマ受けて終わるより、6コマにして、残りの時間を予習・復習に使った方が、結果的に身になる学びが多いです。
そして3つ目は、「話したいという気持ち」ですね。英語を学ぶ上で、結局いちばん大切なのは「コミュニケーションを取りたい」という意欲だと思っています。英語が苦手というよりも、人と話すこと自体に苦手意識を持っている方もいますが、そこを少しでも乗り越えられたら、吸収のスピードも変わってくるんです。
日本人でも、おしゃべりな人はやっぱり英語の上達も早いです。自分の言葉で伝えたいことがあるという気持ちが、語学習得には何よりの原動力になると思います。
迷っている方がいれば、まずは一歩踏み出してみてください。きっと、今の自分とは違う景色が見えてくるはずです!
ITP:本日はお忙しい中、ありがとうございました!
【お問い合わせ先】
株式会社Via.Mahalo(セブ島留学バディー)
TEL:050-7126-7389
〒160-0023 東京都新宿区西新宿3-3-12 西新宿水間ビル2F
E-mail: contact@viamahalo.com
WEB: https://cebu-buddy.com/