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IELTS Speaking Part 3頻出「Global Sports(世界のスポーツ)」完全攻略!

歴史大好きかなこ

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みなさん、こんにちは!IELTS TRAINER PROのかなこです。秋になると、スポーツの話題が一段と盛り上がりますね。
最近では大谷翔平選手の活躍が世界中のニュースを賑わせ、「スポーツが国境を越えて人々をつなぐ力」を改めて感じた方も多いのではないでしょうか。

こうした「世界のスポーツ」は、IELTS Speakingでも頻繁に登場するテーマの一つです。
特にPart 3では、「なぜスポーツが社会にとって重要なのか」「国際大会が文化に与える影響」など、身近な話題をもとに社会的・文化的な視点で意見を述べる力が求められます。

つまり、単に「どんなスポーツが好きか」を話すのではなく、「スポーツを通じて世界がどうつながっているのか」「価値観や教育にどんな影響を与えているのか」といった一歩踏み込んだ考察が鍵になるのです。

本記事では、IELTS Speaking Part 3の中でも頻出のテーマ「Global Sports(世界のスポーツ)」について、
出題傾向・頻出質問・高得点を狙える英語表現、そしてレベル別の回答例まで詳しく解説します。

スポーツのように“会話の流れ”を楽しみながら、スピーキング力を伸ばしていきましょう!

1.IELTS Speakingの概要

IELTS Speakingは、英語で自分の考えや意見をどれだけ自然に、そして論理的に伝えられるかを評価する面接形式のテストです。試験官と1対1で行われ、全体でおよそ11〜14分。日常的な話題から社会的・抽象的なテーマまで幅広く扱われます。スピーキング力だけでなく、思考力や表現の柔軟さも問われるパートです。

まず、IELTS Speakingは3つのパートで構成されています。

Part 1(Introduction & Interview/約4〜5分)
初めに自己紹介や日常生活に関する簡単な質問が行われます。
たとえば、「Where do you live?」「Do you like sports?」のような質問が中心です。ここではリラックスした雰囲気で自然に話すことが重要です。

Part 2(Individual Long Turn/約3〜4分)
次に、トピックカードが渡され、1分間の準備時間の後、1〜2分間スピーチを行います。内容は「Describe a place you like」など、具体的なテーマが多いですが、話の構成力や語彙の多様性が評価のポイントになります。

Part 3(Discussion/約4〜5分)
最後はPart 2のテーマに関連した、より抽象的で深い質問が出されます。たとえば「Why are sports important for society?」など、社会的な視点での意見が求められるのが特徴です。Part 3では単なる説明ではなく、意見・理由・例をバランスよく展開することが求められます。

IELTS Speakingは次の4つの観点で評価されます。

Fluency and Coherence(流暢さと一貫性):止まらず自然に話し、論理的に展開できているか。

Lexical Resource(語彙力):豊かで適切な語彙を使えているか。

Grammatical Range and Accuracy(文法知識と正確さ):文法的に正確で、複文や関係詞を使いこなせているか。

Pronunciation(発音):明瞭で、聞き取りやすい発音やイントネーションを保てているか。

Speaking試験の中でもPart 3が難しいと感じる受験者は多いです。その理由は、質問が抽象的であり、社会問題や文化、教育など幅広い分野の知識や考えを英語で説明する必要があるからです。また、同じ単語や表現を繰り返すと語彙力の評価が下がってしまうため、言い換え(paraphrasing)や上級語彙を使う練習も不可欠です。

対策としては、「意見→理由→具体例」の順で答える練習を繰り返すことが効果的です。また、英語ニュースやスピーチ動画を活用して、時事的なテーマについて自分の意見を英語でまとめる練習をすると、Part 3でも自信を持って答えられるようになります!

2.IELTS Speaking Part 3「世界のスポーツ」に関する出題傾向と頻出質問例

IELTS Speaking Part 3では、単なる「好きなスポーツ」や「自分の経験」ではなく、スポーツを社会的・文化的な視点から掘り下げて考える力が求められます。たとえば、「スポーツが社会にどんな影響を与えるか」「国際大会の役割とは何か」といった、より抽象的で広い視点の質問が多く出題されます。

このパートで高得点を取るためには、単に英語を話す練習をするだけでなく、「質問に対してどのように意見を組み立てるか」を意識することが大切です。効果的な学習法としておすすめなのが、頻出質問とサンプル回答を活用するトレーニングです。

まず質問を見て、自分の言葉で30秒程度の答えを作ってみましょう。その後、サンプル回答を読み、語彙や表現、論理の展開方法を比較します。「どんな語句が使われているか」「意見をどう支えているか」を分析することで、英語表現の幅が広がります。

さらに、自分の答えに使えそうなフレーズを抜き出して言い換え練習をすると効果的です。例えば “bring people together” や “promote cultural exchange” のような表現は、他のトピックにも応用できます。このように質問例をもとに繰り返し練習することで、Part 3でも自然に論理的な回答ができるようになります。

【質問例1】
Why are sports important for society?
【サンプル回答】
Sports bring people together and promote teamwork. They also encourage a healthy lifestyle and teach discipline, which are valuable for both individuals and communities.

【質問例2】
How do international sporting events influence global relationships?
【サンプル回答】
Events like the Olympics strengthen international ties and promote cultural exchange. However, they can also create political tensions depending on the host country and global issues.

【質問例3】
Do you think professional athletes are good role models for young people?
【サンプル回答】
Some athletes inspire young people with their hard work and achievements, but others may set bad examples if they behave irresponsibly. It depends on their attitude and influence.

【質問例4】
Has technology changed the way people enjoy sports?
【サンプル回答】
Absolutely. Thanks to technology, people can watch live games from anywhere, and athletes can improve performance through data analysis. It’s made sports more accessible and competitive.

3.IELTS Speaking Part 3において高得点を取るための英語表現・フレーズ集

IELTS Speaking Part 3では、ただ答えるだけでなく、論理的に意見を展開しながら豊かな語彙を使うことが高得点につながります。そのため、事前に「スポーツに関する便利なフレーズ」を整理しておくことが非常に有効です。
まず、基本的なフレーズとしては、自分の国で人気のスポーツを紹介したり、その文化的価値を説明する表現があります。例えば、「A popular sport in my country is ~」や「Sports play an important role in our culture」などは、簡単に意見を述べつつ話を広げられる便利な表現です。こうしたフレーズを覚えたら、実際に声に出して練習し、自分の例に置き換えて答える練習をしましょう。

次に、背景や意見を述べるフレーズも用意しておくと便利です。「Sports can unite people from different backgrounds」や「International competitions promote cultural understanding」のように、社会的・文化的視点で語る表現は、Part 3の抽象的な質問に対応する力を強化します。練習方法としては、質問カードを使って自分の意見を作り、フレーズを適切に組み込みながらスピーチすることで、自然に語彙力と論理展開力を同時に伸ばせます。

また、高得点を狙う場合は、上級の言い換え表現も意識しましょう。「important」を「significant」や「crucial」に置き換えたり、「people」を「participants」「athletes」と言い換えるだけでも、よりアカデミックで多様な表現になります。フレーズ集を使って、こうした言い換え練習を繰り返すことが、7.0以上のスコアを目指すコツです。

① スポーツを紹介・説明するときのフレーズ

・A popular sport in my country is 〜.
(私の国で人気のスポーツは〜です。)

・Sports play an important role in our culture.
(スポーツは私たちの文化で重要な役割を果たしています。)

・It’s not only a form of entertainment but also a way to stay healthy.
(それは娯楽の一つであるだけでなく、健康を保つ方法でもあります。)

・People of all ages enjoy participating in 〜.
(あらゆる年代の人々が〜に参加することを楽しんでいます。)

② 意見や背景を述べるときのフレーズ
・Sports can unite people from different backgrounds.
(スポーツは異なる背景の人々を団結させることができます。)

・International competitions promote cultural understanding.
(国際大会は文化的理解を促進します。)

・It teaches valuable lessons such as teamwork and perseverance.
(チームワークや忍耐力といった貴重な教訓を教えてくれます。)

・Some sports reflect national identity and pride.
(一部のスポーツは国のアイデンティティや誇りを反映しています。)

③ 意見を述べるときに使えるフレーズ
・Personally, I believe sports are essential for a balanced lifestyle.
(個人的には、スポーツはバランスの取れた生活に欠かせないと思います。)

・In my opinion, international events should focus more on unity than competition.
(国際大会は競争よりも団結を重視すべきだと思います。)

・While sports can be competitive, they also encourage friendship and respect.
(スポーツは競争的ですが、友情や尊敬を育む面もあります。)

④ 高得点を狙う言い換え表現(上級者向け)
important → essential / significant / crucial

people → individuals / participants / athletes

play → participate / engage / take part

event → tournament / competition / championship

change → transform / reshape / revolutionize

【ポイント】
・同義語や表現のバリエーションを意識することで語彙評価を強化

・抽象的・アカデミックな表現を混ぜると7.0以上が狙える

4.IELTS Speaking Part 3 「世界のスポーツ」テーマの回答例|レベル別に紹介

Part 3の回答力を伸ばすためには、レベル別のサンプルアンサーを参考にすることが非常に効果的です。まず初級レベルの短くシンプルな文から始め、次第に中級・上級の複文や抽象表現を取り入れた回答へと段階的に練習するのがおすすめです。
具体的には、サンプル回答を見て「どのように意見を組み立てているか」「どの単語やフレーズで理由や例を補強しているか」を分析します。その後、自分の国や身近なスポーツに置き換えて同じ構造で答える練習を繰り返すことで、自然に表現力と論理的思考力が身につきます。
さらに、上級回答のように文化的・社会的背景や比較を取り入れた答え方も練習しておくと、7.5以上のスコアを目指す際に非常に有効です。レベル別に段階を踏んで練習することで、質問がどのレベルでも対応できる力が養われます。

【初級レベル回答例】
質問
What is the most popular sport in your country?

回答
In my country, baseball is very popular. Many people watch games on TV. It is fun and exciting.

ポイント解説
・短文中心、語彙が基本的

・意見の広がりが少ない
→ IELTSバンドスコア目安:5.5〜6.0

【中級レベル回答例】
回答
Baseball is one of the most popular sports in Japan. People enjoy watching professional games and even playing in local clubs. It helps people relax and connect with others. I think it’s part of our national culture.

ポイント解説
・理由や具体例を加え、まとまりのある回答

・単語の繰り返しが少ない
→ IELTSバンドスコア目安:6.5〜7.0

 

【上級レベル回答例】
回答
Baseball holds a special place in Japanese culture, symbolizing teamwork and perseverance. It’s not only a sport but also a shared national passion that brings generations together. Compared to Western countries, where sports like football dominate, Japan’s baseball culture reflects its emphasis on discipline and collective effort.

ポイント解説
・抽象語+比較構文を活用した高レベル回答

・文化的・社会的背景を絡めて深みを出している
→ IELTSバンドスコア目安:7.5〜8.5

5.まとめ:IELTS Speaking Part 3で「世界のスポーツ」が出ても慌てないために

IELTS Speaking Part 3で「世界のスポーツ」が出題された場合、求められるのは単なる知識の説明ではなく、社会的・文化的な視点を交えて自分の意見を論理的に展開する力です。スポーツは健康や教育、国際交流、さらには国のアイデンティティにまで関わるテーマであるため、多角的に話せる題材と言えます。

高得点を狙うためには、まず頻出質問を把握し、サンプル回答や便利なフレーズを使った練習を繰り返すことが大切です。初級の簡単な文から始め、徐々に中級・上級の複文や比較表現、抽象語を取り入れた回答へとステップアップすることで、自分の意見を深く、かつ自然に伝えられるようになります。また、意見を述べる際には「意見+理由+具体例」の流れを意識すると、論理の一貫性が高まり、評価が安定します。

さらに、スポーツのニュースや国際大会の話題を英語でチェックし、自分の考えを短くまとめる練習を日常的に行うと、質問が少し変わっても柔軟に対応できます。語彙や表現のバリエーションを増やしておくことで、同じテーマでも単調にならず、多様な角度から議論できるようになります。

つまり、「世界のスポーツ」が出題されても、準備したフレーズや知識を土台に自分の意見を組み立てられる状態であれば、慌てることなく自然に回答できます。ポイントは、日頃からの練習と表現力の蓄積です。事前にしっかり準備しておくことで、Part 3でも自信を持って話すことができるでしょう!

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