現在完了形と「when」は一緒に使えない:英語時制の重要なルール
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こんにちは、IELTS TRAINER PROスタッフ、ワーママのキャリーです。いつも当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます!日々お忙しい中、英語学習に時間を割いてくださる皆様の熱意に心から感謝申し上げます。皆様のご支援があってこそ、このブログを継続することができています。
新年度の始まりと春の学習
4月になり、新しい年度が始まりました!桜の花が咲き誇る美しい季節、新しいスタートを切るのにぴったりの時期ですね。新しい環境や新たな役割に緊張している方も多いのではないでしょうか。どんな変化も、成長のための素晴らしい機会です。前向きな気持ちで、この春を迎えましょう。
この春、私たちIELTS TRAINER PROと一緒に英語のスキルアップを始めてみませんか?「今年度こそ英語を本気で頑張ろう!」と決意を新たにしている方、「そろそろ真剣に取り組まなきゃ!」と少し焦りを感じている方、目標達成へのお手伝いをさせていただきます。まずは無料カウンセリングにお申し込みいただき、あなたの目標や現在の英語力についてお聞かせください。
春は学びの最適シーズン
子供の学習を始めるタイミングとして、春は最適だと言われています。これには心理的な要因が大きく関わっています。新しい学年に進級したことで、子どもたちは自分の成長を実感し、誇らしい気持ちになっているのです。この前向きな感情が、新しいことを学ぶ意欲を自然と高めてくれます。
また、春は冬の寒さが和らぎ、気候的にも過ごしやすい季節です。暖かくなってくる気候は、身体的にも精神的にもリラックスした状態をもたらし、新しい情報を吸収しやすい環境を作り出します。陽が長くなることで活動時間も増え、学習に充てる時間も確保しやすくなります。
親御さんにとっては、お子さんの学習をサポートするのは時に大変なこともあるでしょう。仕事や家事との両立は容易ではありませんが、お子さんの成長を見守り、一緒に学ぶ過程は何物にも代えがたい喜びをもたらしてくれるはずです。一緒に頑張りましょう!
英語の時制:現在完了形と過去形の使い分け
さて、前回のブログに引き続き、今回も英語の時制について学習を深めていきましょう。今回は特に「現在完了形」と「過去形」の使い分け、そして各時制と一緒に使われる時間を表す表現について詳しく見ていきます。
過去形には「When」、現在完了形には何を使う?
英語の時制を正確に使いこなすためには、各時制と相性の良い(あるいは悪い)時間表現について理解することが重要です。特に日本人学習者が混乱しやすいのが、「when」と「since」の使い分けです。
以下の問題を考えてみましょう。
第1問: ( )の中には何が入りますか。
- I wanted to be a CA ( ) I was a girl.
- I have wanted to be a CA ( ) I was a girl.
少し考えてから、下記の解説をご確認ください。
解答と詳しい解説
- I wanted to be a CA when I was a girl.
訳)私は少女だった頃、CAになりたかった。
この文は「過去形」を使っています。「wanted」という過去形の動詞に対して、「when I was a girl(少女だった頃)」という過去の特定の時点を示す表現が使われています。過去のある時点でのことを述べる場合は、このように「when + 過去形」の組み合わせが自然です。 - I have wanted to be a CA since I was a girl.
訳)私が少女だったころから、今までずっとCAになりたかった(そして今もなりたい)。
この文は「現在完了形」を使っています。「have wanted」という現在完了形の動詞に対して、「since I was a girl(少女だった頃から)」という過去の起点から現在までの継続を示す表現が使われています。
現在完了形は、過去に起こった出来事や状態が現在にも関連・影響している場合に使います。つまり、「少女の頃からCAになりたいという気持ちが始まり、その気持ちは現在も続いている」ことを表現しています。
したがって、過去の一点を示す「when」と一緒に使うと論理的に矛盾が生じてしまうため、現在完了形と「when」は基本的に一緒に使うことができません。代わりに、「since(〜から)」や「for(〜の間)」などの表現を使います。
現在完了形と一緒に使える時間表現
現在完了形と一緒によく使われる時間表現には、以下のようなものがあります。
-
Since + 過去の時点: 過去の特定の時点から現在まで
・I have lived in Tokyo since 2010.(2010年から東京に住んでいます)
・She has studied English since she was a child.(彼女は子供の頃から英語を勉強しています) -
For + 期間: ある一定期間にわたって
・They have been married for 10 years.(彼らは10年間結婚しています)
・I have known him for a long time.(私は長い間彼を知っています) -
Just, already, yet, recently, lately: 近い過去や完了を示す副詞
・I have just finished my homework.(宿題をちょうど終えたところです)
・Have you seen that movie yet?(もうその映画を見ましたか?)
・She has recently changed her hairstyle.(彼女は最近髪型を変えました) -
Ever, never: 経験を表す副詞
・Have you ever been to Paris?(パリに行ったことがありますか?)
・I have never eaten sushi.(私は一度も寿司を食べたことがありません) -
So far, up to now, until now: 現在までの期間を示す表現
・We have learned a lot so far.(私たちはこれまでに多くのことを学びました)
・Up to now, I have read three books this month.(今のところ、今月は3冊の本を読みました)
過去形と現在完了形の違いをさらに理解しよう
過去形と現在完了形の違いをより明確にするために、いくつかの対比例文を見てみましょう。
例1: 経験・実績を表す場合
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過去形: I visited Paris in 2015.(2015年にパリを訪れました)
特定の過去の時点での出来事を表現しています。いつ訪れたかが明確です。 -
現在完了形: I have visited Paris.(パリを訪れたことがあります)
いつ訪れたかは明確でなく、「パリを訪れた経験がある」ことを表現しています。
例2: 状態の継続を表す場合
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過去形: I lived in London for two years when I was a student.(学生の時、2年間ロンドンに住んでいました)
過去のある期間の状態を表現していて、今はロンドンに住んでいないことが含意されています。 -
現在完了形: I have lived in London for two years.(2年間ロンドンに住んでいます)
過去から現在まで継続している状態を表現していて、今もまだロンドンに住んでいることを示しています。
例3: 結果を表す場合
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過去形: I lost my keys yesterday.(昨日鍵をなくしました)
過去の出来事を述べているだけで、現在の状況には触れていません。 -
現在完了形: I have lost my keys.(鍵をなくしてしまいました)
鍵をなくしたという過去の出来事が、現在「鍵がない」という結果をもたらしていることを表現しています。
IELTSにおける時制の重要性
IELTSのスピーキングやライティングでは、正確な時制の使用が高得点の鍵となります。特に以下のような点に注意しましょう。
- 過去の出来事を話す時: 単純な過去の出来事には過去形を使いましょう。
例:「昨日映画を見た」→ “I watched a movie yesterday.” - 過去から現在まで続いている状態や習慣: 現在完了形を使いましょう。
例:「10年間日本に住んでいる(今も住んでいる)」→ “I have lived in Japan for 10 years.” - 過去の経験について質問された場合: 経験を強調する場合は現在完了形、いつ起きたかを強調する場合は過去形を使い分けましょう。
例:「海外に行ったことがありますか?」→ “Have you ever been abroad?”
例:「いつアメリカに行きましたか?」→ “When did you go to America?” - 時系列に沿って話す場合: 出来事の順序が明確な場合は、適切に過去形と過去完了形を使い分けましょう。
例:「家に着いたとき、彼はすでに出発していた」→ “When I arrived home, he had already left.”
練習問題に挑戦してみよう
理解を確認するために、いくつかの練習問題に挑戦してみましょう!
- I ________ (live) in this city ________ five years.
- ________ you ever ________ (visit) Australia?
- She ________ (work) for that company ________ 2018.
- I ________ (finish) my homework ________ I went to bed last night.
- We ________ (not see) each other ________ we were in college.
答え:
- have lived, for
- Have, visited
- has worked, since
- finished, when/before
- have not seen / haven’t seen, since
いかがでしたか?正解できましたか?
IELTS TRAINER PROで実力をつけよう!
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
現在完了形を用いる場合は過去の一点を示す「when」と一緒には使えないというルールについて、ご理解いただけましたでしょうか?時制の使い分けは、英語の基礎の中でも特に重要な部分です。適切な時制を使いこなせるようになれば、より自然で正確な英語表現が可能になります。
このブログが皆様のIELTS学習の一助となり、英語への理解が深まりましたら幸いです。これからも、IELTS対策に役立つ文法のポイントや表現方法を分かりやすくお届けしていきます。
日々の学習習慣を身につけるコツ
効果的な英語学習のためには、継続的な学習習慣を身につけることが重要です。以下のようなコツを試してみてください。
- 小さく始める: 毎日15分でも構いません。無理のない範囲で始めましょう。
- 習慣化する: 同じ時間帯に学習する習慣をつけると、継続しやすくなります。
- 楽しく学ぶ: 興味のある題材を使って学ぶと、モチベーションが続きます。
- 目標を設定する: 具体的で達成可能な短期目標を設定しましょう。
- 進捗を記録する: 学習記録をつけると、自分の成長を実感できます。
IELTS TRAINER PROのご紹介
最後に、IELTS TRAINER PROについて詳しくご紹介いたします!
IELTS TRAINER PROは、以下のような特徴を持つIELTS対策に特化したオンライン英語学習プログラムです。
- 経験豊富なフィリピン人講師とのオンラインマンツーマンレッスン: 一人ひとりのペースや弱点に合わせた、きめ細かい指導を提供します。講師は全員、IELTS試験の構造や採点基準に精通しており、効果的な対策法をアドバイスできます。
- 柔軟なレッスン時間: 平日の日本時間午前9時から午後23時まで幅広い時間帯で受講可能です。忙しい社会人の方や学生の方でも、自分のスケジュールに合わせてレッスンを組むことができます。朝型の方は朝の時間に、夜型の方は夜の時間に、ライフスタイルに合わせて学習できます。
- 実践的な模擬試験体験: 月1回、本番さながらのIELTS模擬試験を受験できます。実際の試験環境に近い状況で練習することで、本番での緊張を軽減し、時間配分や解答戦略を身につけることができます。試験後には詳細なフィードバックも提供され、弱点の把握と改善に役立ちます。
- 無理なく続けられるプログラム設計: IELTS対策を週3回/1日50分から受講できます。短時間でも集中して学習することで、確実に英語力を向上させることができます。忙しい毎日の中でも継続しやすいプログラム設計になっています。
- 効果的な語彙強化: 毎レッスンの最初の5分間で単語テストを実施します。IELTSで高頻出の語彙を効率よく学習し、着実に語彙力を向上させていきます。語彙力は特にライティングとスピーキングのスコアアップに直結します。
- 学習サポート: レッスン以外の時間帯でも、課題の提出や質問への回答など、継続的なサポートを提供します。一人で学習する時間も効果的に活用できるよう、アドバイスや教材の提供を行います。
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