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「The number of」と「A number of」の違い:英語の単数・複数扱いを徹底解説

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こんにちは、IELTS TRAINER PROでスタッフを務めております、ワーキングマザーのキャリーです。いつも当ブログをご愛読いただき、心から感謝申し上げます。皆様の英語学習の旅に少しでもお役に立てることを願っております。

梅雨シーズンと日常の奮闘

今年は例年に比べて梅雨入りが遅いとニュースでも報道されていますが、最近では雨の日が徐々に増えてきましたね。気象庁の発表によると、関東地方の梅雨入りは平年より約10日ほど遅れているようです。これから本格的な梅雨シーズンに入りそうですね。

私にとって、子どもの保育園や学校への送迎で最大の敵となるのはやはり雨です。毎日、自転車で送り迎えをしている私にとって、連日の雨天はかなり厳しい試練となります。精神的にも疲れてしまいそうで、思わず苦笑してしまいます。

ワーキングマザーとして5年のキャリアを積んだ今でも、雨の日の送迎はまだ完全に克服できていません。レインコートを着て、子どもにはレインポンチョを着せて…と、準備だけでも一苦労です。雨の中での自転車操作は安全面でも注意が必要で、通常より時間もかかります。雨の強さによっては公共交通機関を利用することもありますが、それはそれで混雑との戦いになることもあります。

そんな苦労の中でも、子どもたちは雨の日を楽しんでいる様子。カラフルな傘を持ち、長靴を履いて、道端の水たまりでぴょんぴょん跳ねながら遊ぶ姿を見ると、純粋な喜びに満ちた笑顔に私も自然と癒されます。「ママ、見て見て!」と水たまりに映る空や自分の姿を発見した時の嬉しそうな表情は、疲れも吹き飛ぶほどの幸せをもたらしてくれます。

そんな子どもたちの笑顔に励まされながら、天候が優れない日でも前向きに頑張っていこうと思っています。結局のところ、子育ても仕事も英語学習も、継続することが大切なのだと実感する日々です。

今回のテーマ:「The number of」と「A number of」の文法ルール

さて、今回のブログでは英語学習者が混乱しやすい表現、「The number of」と「A number of」について詳しく解説していきます。これらの表現は似ているようで、実は文法的に大きく異なる扱いをする必要があります。

特にIELTSのWriting Task 1(グラフや表の描写)では頻繁に使用する表現ですので、しっかりとマスターしておきましょう。どちらが単数扱いで、どちらが複数扱いになるのか、具体例を通じて確認していきましょう!

練習問題:動詞の形を考えてみよう

まずは、次の2つの文章の括弧内に入る適切な動詞の形を考えてみてください。

  1. The number of cars (  ) increasing with the years.
  2. A large number of people (  ) drowned.

少し考えてから、以下の解説を読み進めていただければと思います。

答えと詳細解説

例文1: The number of cars is increasing with the years.
(訳:年々、車の数が増加している)

「The number of cars」という表現では、主語は「the number(数)」です。「of cars」は「車の」という修飾語句にすぎません。つまり、主語は「number(数)」という単数名詞になります。そのため、動詞は単数形の「is」を使用します。

これは「数」自体に焦点を当てた表現で、「車の台数」という一つの概念として捉えています。IELTSのWriting Task 1では、データの変化を説明する際によく使われる表現です。

例えば:

  • The number of international students has increased by 15% since 2010.
  • The number of tourists visiting Japan was highest in 2019.
  • The number of applications continues to rise each year.

このように、「The number of + 複数名詞」の後には常に単数形の動詞が続きます。

例文2: A large number of people were drowned.
(訳:多くの人々が溺れた)

対照的に、「A large number of people」という表現では、実質的な主語は「people(人々)」です。「A large number of」は「多くの」という意味を持つ修飾語句として機能しています。そのため、動詞は複数形の「were」を使用します。

「A large number of」の「large」は数の多さを強調するための形容詞ですが、「A number of」だけでも「多くの~」という意味になります。これは英語のイディオマティックな表現で、基本的に「many(多くの)」と同じ意味で使われます。

例えば:

  • A number of students have complained about the new policy.
  • A large number of participants were unable to attend the conference.
  • A significant number of respondents disagree with the statement.

「A number of + 複数名詞」の後には常に複数形の動詞が続きます。

なぜこのような違いがあるのか?

この違いが生じる理由を理解するために、それぞれの表現の構造を分析してみましょう。

「The number of〜」の場合:

  • 「the」という定冠詞は特定の「number(数)」を指し示しています。
  • 主語は「number」という単数名詞であり、「of cars」はその数がどの対象についてのものかを示しています。
  • 構造としては「主語(the number) + of + 対象(cars)」となっており、動詞は主語の「number」に一致させます。

「A number of〜」の場合:

  • この表現全体で「多くの」という意味を持つ修飾語句として機能しています。
  • 実質的な主語は「of」の後に続く複数名詞(people)です。
  • イディオムとして英語に定着した表現であり、「many」や「several」と同様に扱います。

実際のIELTSライティングでの応用例

IELTS Writing Task 1では、グラフやチャートのデータを描写する際に、これらの表現が非常に役立ちます。特に「The number of」は数値の変化を示す際に頻繁に使用されます。

例えば、以下のようなTask 1の回答で使用できます。

The bar chart illustrates the number of international tourists who visited four different countries from 2010 to 2020.

As can be seen from the graph, the number of tourists visiting Japan increased dramatically from approximately 8 million in 2010 to over 30 million in 2019. However, in 2020, the number of visitors dropped significantly due to the global pandemic.

Meanwhile, a large number of travelers chose France as their destination throughout the decade, making it the most popular country among the four. A number of factors contributed to this trend, including its rich cultural heritage and world-famous cuisine.

このように、「The number of」は具体的な数値の変化を示す際に、「A number of」は多くの対象やその原因・要素などを示す際に使い分けることで、より精度の高い英文を構成することができます。

類似表現との比較

これらの表現と似た用法を持つ他の表現も覚えておくと便利です。

  1. The majority of + 複数名詞: 複数扱い
    The majority of students prefer online classes.

  2. A majority of + 複数名詞: 複数扱い
    A majority of voters support the new law.

  3. The total number of + 複数名詞: 単数扱い
    The total number of participants was 250.

  4. A total of + 数字 + 複数名詞: 複数扱い
    A total of 250 participants were present.

これらの表現も、IELTSのWritingやSpeakingで効果的に使用することで、より自然で洗練された英語表現が可能になります。

まとめ

今回学んだことをまとめると、

  • The number of + 複数名詞: 単数扱い → 動詞は単数形(is, was, has, doesなど)
  • A number of + 複数名詞: 複数扱い → 動詞は複数形(are, were, have, doなど)

これらの表現を使い分けることで、英文の正確さと自然さが向上し、IELTSのスコアアップにもつながります。特にWriting Task 1でのデータ描写では、これらの表現を適切に使用することで、より具体的で明確な説明が可能になります。

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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!「The number of」と「A number of」の違いについて、少しでも理解が深まりましたでしょうか?このようなニュアンスの違いや文法ルールをしっかりと理解することが、IELTSで高得点を取るための重要なステップです。

このブログが皆様のIELTS学習のお役に立ち、目標スコア達成への一助となれば幸いです。英語学習は日々の積み重ねが大切です。雨の日も晴れの日も、少しずつでも継続することで、着実に英語力は向上していきます。

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