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「このコピー機はどうしても動かない」英語でどう言う?~won’tを使った表現~

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こんにちは、IELTS TRAINER PROスタッフで、ワーママのキャリーです。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます!

学生の皆さまは夏休みが明けて2週間経とうとしていますが、学校がある生活に馴染めていますでしょうか。新学期の始まりは誰にとっても調整が必要な時期ですよね。特に長い夏休みの後は、規則正しい生活リズムを取り戻すのに苦労する方も多いのではないでしょうか。私たち親は夏の思い出を振り返りながら、秋に楽しめることを考えていきたいですね!秋は紅葉狩りやハイキング、読書の秋、食欲の秋など、様々な楽しみ方ができる素敵な季節です。皆さんは秋にどのようなことを計画していますか?

「won't」の特別な意味と使い方

さて、今回は英語学習において重要な表現である「won’t」を使った表現について詳しく解説していきます。この表現は日常英会話でよく使われるにもかかわらず、その微妙なニュアンスを理解している日本人学習者は意外と少ないのではないでしょうか。

「won’t」は単なる否定の未来形ではなく、特別なニュアンスを持つ表現として覚えておくと、英語でのコミュニケーション力がグッと高まります。

「won't」の基本的な意味

「won’t」は「will not」の短縮形で、一般的には「〜しないだろう」という未来の否定を表します。しかし、物や人について使う場合、単なる否定の未来ではなく「意志的に〜しない」「どうしても〜しない」「〜する気がない」というニュアンスを含みます。

つまり、何かが「拒否している」「抵抗している」というような意味合いを持つのです。これは英語のネイティブスピーカーにとっては当たり前の表現ですが、日本人学習者にとっては見落としがちなニュアンスかもしれません。

問題で考えてみよう

では、次の問題を一緒に考えてみましょう。

問題:「このコピー機はどうしても動かない」の英語訳として最も適切なものは?

This copy machine ( ) work.
a) can’t
b) can never
c) won’t
d) shan’t

この問題にはよく使う「does not work」という選択肢はありませんね!
他の言い回しはどちらでしょうか?
※shan’t:shall not の短縮形

各選択肢の詳しい分析

それぞれの選択肢について、ニュアンスの違いを詳しく見ていきましょう!

a) can’t:「~できない」という能力の欠如を表します。この場合、コピー機に能力がないということになりますが、単なる能力の問題ではなく「どうしても」というニュアンスが表現できません。

b) can never:「決して~できない」という絶対的な不可能性を表します。これは状況に関わらず永久に不可能であることを示唆しますが、「どうしても」という意志的なニュアンスとは少し異なります。

c) won’t:「~しようとしない」という意志や抵抗の意味を含みます。まるでコピー機が意志を持って「動きたくない」と拒否しているかのような表現になります。

d) shan’t:「~すべきではない」という意味で、主に英国英語で使われる古風な表現です。この文脈では適切ではありません。

正解と解説

答え:c) won’t

「This copy machine won’t work.」が最も適切な表現です。

「won’t」は「will not」の短縮形で、物が「動こうとしない」「拒否している」ような意味合いを持ち、「どうしても~しない」と表現したいときに最適です。この表現を使うことで、コピー機があたかも意志を持っているかのように、「動きたくない」と言っているような印象を与えます。

このようなニュアンスは、日本語の「どうしても〜しない」という表現に近いものがあります。特に機械やテクノロジーが思い通りに動かないときのフラストレーションを表現するのに適しています。

「does not work」との違い

「does not work」というフレーズは、単に「動かない」や「故障している」という事実を述べる際に便利です。これは状態を客観的に説明する表現で、特に意志的なニュアンスは含みません。

「The copy machine does not work.」と言えば、単にコピー機が正常に機能していないという事実を述べているだけです。一方、「The copy machine won’t work.」と言えば、まるでコピー機が意図的に抵抗しているかのような、より感情的な表現になります。

日常会話での「won't」の使い方

「won’t」は日常会話の中でもよく使われる表現です。いくつかの例文とともに、さらに理解を深めていきましょう。

1. 機械や物に対して使う場合

  • The car won’t start.
    訳:エンジンがどうしてもかからない。
    解説:車があたかも意図的に動き出そうとしないかのように表現しています。

  • The computer won’t turn on.
    訳:コンピュータがどうしても起動しない。
    解説:何度試してもコンピュータが起動しないという状況で、まるでコンピュータが抵抗しているかのようなニュアンスです。

  • The door won’t open.
    訳:ドアがどうしても開かない。
    解説:ドアが抵抗しているように感じられる状況を表現しています。

  • My phone won’t connect to the Wi-Fi.
    訳:スマホがどうしてもWi-Fiに接続しない。
    解説:何度試してもスマホがWi-Fiに接続しないという状況を、スマホが意図的に拒否しているかのように表現しています。

2. 人の態度や行動について使う場合

  • He won’t change his mind.
    訳:彼は考えを変えようとしない。(頑固に)
    解説:説得を試みても相手が頑なに意見を変えないという状況を表現しています。

  • She won’t listen to my advice.
    訳:彼女は私のアドバイスを聞こうとしない。
    解説:何度言っても聞き入れない相手の頑固さを表現しています。

  • The children won’t go to bed.
    訳:子供たちがどうしても寝ようとしない。
    解説:子供たちが寝る時間なのに反抗して寝ないという状況を表しています。

  • My boss won’t approve my request for time off.
    訳:上司が私の休暇申請をどうしても承認してくれない。
    解説:上司が意図的に承認を渋っているように感じられる状況です。

ビジネスシーンでの活用例

ビジネスシーンでも「won’t」を使った表現は頻繁に登場します。いくつか例を見てみましょう。

  • The client won’t accept our proposal.
    訳:クライアントが私たちの提案をどうしても受け入れてくれない。
    解説:何度説明や修正をしてもクライアントが提案を受け入れない状況を表現しています。

  • The software won’t install on our systems.
    訳:ソフトウェアが私たちのシステムにどうしてもインストールできない。
    解説:何度試してもインストールが成功しない状況を、ソフトウェアが意図的に抵抗しているかのように表現しています。

  • The budget won’t stretch to cover these additional expenses.
    訳:予算がこれらの追加費用をどうしてもカバーできない。
    解説:予算が厳しく、追加費用をカバーするのが不可能な状況を表現しています。

  • The team won’t meet the deadline at this pace.
    訳:このペースではチームは期限に間に合わない。
    解説:現状のやり方では期限に間に合わないという判断を表現しています。

「won't」を使った便利なフレーズ集

日常生活やビジネスの場面で役立つ「won’t」を使ったフレーズをいくつか紹介します!

  • It won’t hurt to try.
    訳:試してみても損はない。
    解説:何かを試すことにリスクがないことを表現するイディオム。

  • That won’t do.
    訳:それではだめだ。
    解説:何かが基準や期待に達していないことを表現する言い方。

  • I won’t stand for it.
    訳:私はそれを許さない。
    解説:何かに対して強く反対する意思を表明する表現。

  • This won’t take long.
    訳:これは長くはかからない。
    解説:何かが短時間で終わることを約束する表現。

  • I won’t be able to make it.
    訳:私は参加できない。
    解説:予定や約束に参加できないことを伝える丁寧な表現。

IELTS試験での「won't」の活用法

IELTS試験、特にスピーキングやライティングのセクションでは、「won’t」を適切に使うことで、より自然で流暢な英語表現ができるようになります。

スピーキングでの例

  • 「将来の計画について話す場合」
    “I won’t be staying in my current job for much longer as I plan to start my own business.”
    訳:自分のビジネスを始める計画があるので、現在の仕事にはもうそう長くはいないつもりです。

  • 「社会問題について議論する場合」
    “Many people won’t accept changes to their lifestyle, even to address environmental concerns.”
    訳:多くの人は、環境問題に対処するためであっても、自分のライフスタイルの変化を受け入れようとしません。

ライティングでの例

  • 「意見エッセイでの使用」
    “Technology won’t solve all our problems, despite what some optimists believe.”
    訳:一部の楽観主義者が信じているにもかかわらず、テクノロジーがすべての問題を解決するわけではありません。

  • 「解決策を提案するエッセイでの使用」
    “Simply implementing stricter laws won’t address the root causes of the issue.”
    訳:単により厳しい法律を施行するだけでは、問題の根本原因に対処することはできません。

「won't」と他の助動詞の比較

「won’t」と他の助動詞との違いを理解することで、より的確な表現ができるようになります。

won’t vs. can’t

  • won’t: 意志的に〜しない、抵抗する、拒否する
    “He won’t help me.” (彼は私を手伝おうとしない。)

  • can’t: 能力がない、不可能である
    “He can’t help me.” (彼は私を手伝うことができない。)

won’t vs. don’t/doesn’t

  • won’t: 意志的な拒否、抵抗
    “The printer won’t work.” (プリンターがどうしても動かない。)

  • don’t/doesn’t: 単なる事実や習慣
    “The printer doesn’t work.” (プリンターは動かない。[事実として])

won’t vs. may not

  • won’t: 確実に〜しない
    “She won’t come to the party.” (彼女は絶対にパーティーに来ない。)

  • may not: 〜しないかもしれない
    “She may not come to the party.” (彼女はパーティーに来ないかもしれない。)

よくある間違いと注意点

「won’t」を使う際によくある間違いと、その注意点をいくつか紹介します。

間違い1: 単なる未来の予測に「won’t」を使いすぎる

  • 不適切: “I think it won’t rain tomorrow.” (明日は雨が降らないと思う。)
  • より自然: “I don’t think it will rain tomorrow.” (明日は雨は降らないと思う。)

間違い2: 「won’t」の代わりに「will not」を使いすぎる

会話では「won’t」の方が自然で、「will not」はあまりにも形式的に聞こえることがあります。

  • 形式的: “The computer will not start.”
  • より自然: “The computer won’t start.”

間違い3: 「won’t」の後の動詞の形

「won’t」の後には常に動詞の原形が来ることを忘れないでください。

  • 不適切: “He won’t helping me.”
  • 正しい: “He won’t help me.”

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
won’tを使った表現について理解が深まりましたでしょうか?

このような微妙なニュアンスの違いを理解し、適切に使いこなせるようになることが、自然な英語表現への近道です。IELTS試験でも、このような表現をうまく使いこなせると、より高いスコアを獲得することができるでしょう。

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