「I used to」と「be used to ~ing」の違いを徹底解説!
- 目次
- 開く
-
閉じる
こんにちは、IELTS TRAINER PROスタッフで、ワーキングマザーのキャリーです。
いつも当ブログをご愛読いただき、誠にありがとうございます!
気がつけばもう9月も終わりに近づき、あと数日で10月の到来ですね。秋は「勉学の秋」とも言われるように、学習に最適な季節がやってきます!涼しく過ごしやすい気候の中で、英語学習にも一層力を入れていきましょう。
今回のテーマ:紛らわしい英語表現を解説
本日は英語学習者がよく混同しがちな「I used to」と「be used to ~ing」という二つの表現について詳しく解説していきたいと思います。一見似ているように見えますが、実はまったく異なる意味と使い方をする表現です。
まずは問題に挑戦!
次の2つの文章を日本語に訳してみてください。
- I used to speak in public.
- I was used to speaking in public.
あなたはどのように訳しましたか?解答と詳しい解説は以下をご覧ください!
「used to」構文の詳細解説
「used to + 動詞の原形」の構文は、過去に習慣的に行っていたことや、過去の状態を表現する際に使います。この表現には「今はもうそうではない」というニュアンスが含まれています。
例文でさらに理解を深めましょう
例文1:
When I was a child, I used to visit my grandparents every summer.
訳)子供の頃、私は毎年夏に祖父母を訪れていました。(今はもうしていない)
例文2:
She used to play the piano daily, but now she rarely has time for it.
訳)彼女はかつて毎日ピアノを弾いていましたが、今ではそのための時間がほとんどありません。
例文3:
We used to go hiking on weekends, but now we prefer staying home.
訳)私たちは以前は週末にハイキングに行くのが習慣でしたが、今では家でくつろぐ方を好みます。
例文4:
He used to be very shy, but now he’s quite outgoing.
訳)彼はとても内気な性格でしたが、今ではかなり社交的になりました。
例文5:
They used to live in Tokyo before moving to Osaka.
訳)彼らは大阪に引っ越す前は東京に住んでいました。
「be used to ~ing」構文の詳細解説
一方、「be used to + 動名詞(~ing形)」の構文は、何かに慣れている状態を表します。この場合の「used to」は形容詞的に機能しており、時制は「be動詞」の部分で表現されます。
わかりやすい例文で確認しましょう
例文1:
They are used to working late at night.
訳)彼らは夜遅くまで働くことに慣れています。
例文2:
I’m used to waking up early every day.
訳)私は毎日早起きすることに慣れています。
例文3:
She was used to speaking in front of large audiences, so she handled the conference presentation with ease.
訳)彼女は大きな観衆の前で話すことに慣れていたので、会議でのプレゼンテーションを難なくこなしました。
例文4:
We’ll soon be used to living in the countryside.
訳)私たちはすぐに田舎暮らしに慣れるでしょう。
例文5:
Are you used to driving on the left side of the road?
訳)あなたは左側通行の運転に慣れていますか?
問題の解答と詳しい解説
先ほどの問題の正解を、ニュアンスの違いも含めて確認しましょう。
- I used to speak in public.
訳)以前はよく公衆の前で話していた。(しかし、今はそのような機会がない、または話さなくなったというニュアンス) - I was used to speaking in public.
訳)私は公衆の前で話すことに慣れていた。(その状況や経験が私にとって自然なことだったというニュアンス)
両者の違いをさらに明確に!
「used to + 動詞」の特徴
- 過去の習慣や状態を表す
- 現在はその習慣や状態が変わっていることを暗示する
- 動詞は必ず原形を使う
- 常に過去形として使用される
「be used to + ~ing」の特徴
- 何かに対する慣れを表す
- 現在(am/is used to)、過去(was/were used to)、未来(will be used to)のどの時制でも使える
- 後ろには必ず動名詞(~ing形)が続く
- 「to」は前置詞として機能している
よくある間違いと注意点
- 「get used to ~ing」という表現もある
「慣れる過程」を表す場合は「get used to ~ing」を使います。
例)It took me a while to get used to living alone.
(一人暮らしに慣れるまでしばらく時間がかかりました。) - 「used to」と「be used to」の混同に注意
テストでもよく出題されるポイントですので、しっかり区別できるようにしましょう。 - 「I didn’t use to…」という否定形にも注意
「used to」の否定形は「didn’t use to」となります。
例)I didn’t use to like coffee, but now I drink it every day.
(以前はコーヒーが好きではなかったが、今では毎日飲んでいる。)
IELTS試験での出題ポイント
IELTSでは、これらの表現は主にWritingやSpeakingのセクションで評価されます。特に以下のような場面で適切に使い分けられると高得点につながります。
- 過去と現在の習慣の比較
- 生活の変化について述べる時
- 新しい環境への適応について話す時
- 経験の描写
IELTS TRAINER PROで実力をつけよう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!「I used to」と「be used to ~ing」の違いについて理解が深まりましたでしょうか?このような紛らわしい表現をしっかりと理解し、適切に使いこなせるようになることが、IELTSでの高得点獲得への近道となります。
IELTS TRAINER PROのご紹介
IELTS TRAINER PROは、IELTS対策に特化した英語学習プログラムを提供しています。
- 経験豊富なフィリピン人講師とのオンラインマンツーマンレッスン
- 平日の日本時間午前9時から午後23時までいつでも受講可能
- 月1回、本番さながらのIELTS模擬試験を受験できる
- IELTS対策を週3回/1日50分から始められる柔軟なスケジュール
- 毎レッスンの最初の5分間で効果的な単語テストを実施
IELTS学習でお悩みの方、スコアアップを目指している方は、ぜひ一度無料体験レッスンをお申し込みください。あなたの目標達成をサポートいたします!