疑問文の基礎をマスターしよう ~疑問詞(Whatなど)と助動詞(Doなど)の違いを徹底解説~
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こんにちは、IELTS TRAINER PROスタッフで、二児のママでありながら英語講師として活躍中のキャリーです。
いつもブログをご覧いただき、誠にありがとうございます!皆様の英語学習の熱意に日々感謝しております。
本日は、英語コミュニケーションの基本となる「疑問文」について、特に疑問詞(What, Where, When, Whoなど)と助動詞(Do, Does, Isなど)の違いと適切な応答方法について詳しく解説していきたいと思います。これらをしっかり理解することで、英会話やIELTSなどの試験でのスピーキングやライティングのスキルが格段に向上するでしょう!
疑問詞と助動詞の基本的な違い
英語の疑問文は大きく分けて二種類あります。まず、疑問詞で始まる疑問文は特定の情報(場所、理由、人物など)を求めるもので、回答には具体的な情報が必要です。一方、助動詞で始まる疑問文はYes/Noで答えられる質問で、何かの事実確認をする際に使われます。
それでは、それぞれの特徴と応答方法について、具体例を交えながら詳しく見ていきましょう。
疑問詞を使った疑問文とその応答
疑問詞は「5W1H」として知られる以下の語がよく使われます。
- What(何)
- Where(どこ)
- When(いつ)
- Who(誰)
- Why(なぜ)
- How(どのように)
疑問詞の例文と解説
【例1】Where do you live? → I live in Taipei.
訳) あなたはどこに住んでいますか? → 私は台北に住んでいます。
解説) Where は「場所」を尋ねる疑問詞です。自分が住んでいる場所を具体的に答えます。単に「Yes」や「No」では答えられません。
【例2】What is your favorite food? → My favorite food is sushi.
訳) あなたの好きな食べ物は何ですか? → 私の好きな食べ物は寿司です。
解説) What は「何」を尋ねる疑問詞です。質問されている内容(好きな食べ物)を具体的に伝えましょう。
【例3】When did you arrive in Japan? → I arrived in Japan last month.
訳) あなたはいつ日本に到着しましたか? → 先月日本に到着しました。
解説) When は「時間」について尋ねる疑問詞です。過去形と共に使われていることに注目してください。
【例4】Who taught you English? → My high school teacher taught me English.
訳) 誰があなたに英語を教えましたか? → 高校の先生が私に英語を教えてくれました。
解説) Who は「人物」について尋ねる疑問詞です。主語を尋ねる場合は助動詞を使わないことに注意しましょう。
【例5】Why do you want to study abroad? → I want to study abroad to improve my language skills.
訳) なぜ留学したいのですか? → 語学力を向上させるために留学したいです。
解説) Why は「理由」を尋ねる疑問詞です。「because」や「to」を使って理由を説明します。
【例6】How did you learn Japanese? → I learned Japanese by watching anime and taking classes.
訳) どのように日本語を学びましたか? → アニメを見たり授業を受けたりして日本語を学びました。
解説) How は「方法」を尋ねる疑問詞です。学習方法や手段を具体的に説明します。
助動詞を使った疑問文とその応答
助動詞を使った疑問文は、通常Yes/Noで答えることができ、何かの事実確認や許可を求める際に使われます。主な助動詞には以下のようなものがあります。
- Do, Does, Did(一般動詞の疑問文)
- Is, Am, Are, Was, Were(be動詞の疑問文)
- Can, Could, Will, Would, Should, May, Might(法助動詞の疑問文)
助動詞の例文と解説
【例1】Do you live in Tokyo? → Yes, I do. / No, I don’t.
訳) あなたは東京に住んでいますか? → はい、住んでいます。/いいえ、住んでいません。
解説) Do を使った疑問文は、Yes / No でシンプルに答えることができます。「Yes」の場合は肯定形の助動詞、否定の場合は don’t で答えます。より詳しく答える場合は「Yes, I do. I live in Shinjuku.」のように付け加えることもできます。
【例2】Does he play the piano? → Yes, he does. / No, he doesn’t.
訳) 彼はピアノを弾きますか? → はい、弾きます。/いいえ、弾きません。
解説) Does を使った疑問文も同様に、Yes / No で答えます。3人称単数(he, she, it)の場合は does を使い、否定形では doesn’t が使われます。「Yes, he does. He has been playing since he was five.」のように追加情報を付け加えることもできます。
【例3】Did you visit Kyoto last year? → Yes, I did. / No, I didn’t.
訳) 去年京都を訪れましたか? → はい、訪れました。/いいえ、訪れませんでした。
解説) Did は過去の行為について尋ねる助動詞です。答える際も同じ助動詞を使います。「Yes, I did. I visited Kyoto and Osaka during my trip.」のように詳細を加えることも可能です。
【例4】Are you a student? → Yes, I am. / No, I’m not.
訳) あなたは学生ですか? → はい、そうです。/いいえ、違います。
解説) Be動詞(is, am, are)で始まる疑問文も同様に、Yes/Noで答えます。「Yes, I am. I’m studying linguistics at university.」のように補足説明を加えることができます。
【例5】Can you speak French? → Yes, I can. / No, I can’t.
訳) フランス語を話せますか? → はい、話せます。/いいえ、話せません。
解説) Can や will などの法助動詞で始まる疑問文も同じパターンで答えます。「Yes, I can, but only at a basic level.」のように能力の程度を付け加えることも効果的です。
疑問詞と助動詞を組み合わせた疑問文
疑問詞と助動詞を組み合わせることで、より詳細な情報を求める疑問文を作ることができます。
【例】Where do you want to go for vacation? → I want to go to Hawaii for vacation.
訳) 休暇はどこに行きたいですか? → 休暇にはハワイに行きたいです。
解説) Where(どこ)という疑問詞と do という助動詞を組み合わせて、行きたい場所について具体的に尋ねています。
応用練習問題!
それでは、ここで学んだ知識を活かして、以下の2つの文を英文にしてみましょう。
問題1: 彼は誰だと思いますか?
問題2: インド人がカレーと一緒に食べるのはなんですか?
解答と詳しい解説
問題1: 彼は誰だと思いますか?
解答: Who do you think he is?
詳しい解説:この文では、「誰(who)」という疑問詞を使い、相手の意見や考えを尋ねています。
「think」は他動詞で、その後には目的語(名詞節: S+V)が来ます。これは中学校で習う第3文型(SVO)の構文です。
また、「彼は誰ですか?」という直接的な質問(Who is he?)ではなく、「あなたは彼が誰だと思いますか?」と相手の考えを尋ねているため、「do you think」という表現が使われています。
この文のような間接疑問文では、次のような構造になります。
「疑問詞 + 助動詞 + 主語 + 動詞 + 間接疑問節」
他の例:
- What do you think she wants for her birthday?(彼女の誕生日に何が欲しいと思いますか?)
- Where do you believe the meeting will be held?(会議はどこで開かれると思いますか?)
問題2: インド人がカレーと一緒に食べるのはなんですか?
この質問は、「なん」という表現に二通りの解釈ができます。
- 「何(what)」という疑問詞として解釈する場合
- インド料理の「ナン(naan)」という食べ物を指している場合
解答1: What do Indians eat with curry?
解説: この場合、「何を食べるか」を尋ねる疑問詞 What を使った質問になります。インド人がカレーと一緒に食べるものについて幅広く尋ねています。
解答2: Do Indians eat naan with curry?
解説: この場合は、「ナン」というパンの一種を特定して、インド人がカレーと一緒にそれを食べるかどうかを確認する Yes/No 疑問文になります。
疑問文のその他のポイント
タグクエスチョン(付加疑問文)
文の最後に短い疑問形を付け加えて確認を求める形式です。
例: You are from Japan, aren’t you? → Yes, I am. / No, I’m not.
訳: あなたは日本出身ですよね? → はい、そうです。/ いいえ、違います。
間接疑問文
別の文の中に埋め込まれた疑問文で、語順が平叙文と同じになります。
例: Could you tell me where the station is?
訳: 駅がどこにあるか教えてもらえますか?
(直接疑問文では “Where is the station?” となりますが、間接疑問文では “where the station is” と語順が変わります)
選択疑問文
「AかBか」という選択肢を提示する疑問文です。
例: Do you prefer coffee or tea?
訳: コーヒーと紅茶、どちらが好きですか?
解答例: I prefer coffee. / I prefer tea. / I like both equally.
IELTS試験における疑問文の重要性
IELTSのスピーキングテストでは、試験官が様々な種類の疑問文を使って質問してきます。疑問詞で始まる質問には具体的な情報を、Yes/No疑問文には適切な短い応答と必要に応じて追加情報を提供することが求められます。
また、ライティングテストのTask 2では、自分の意見を述べる際に修辞的な疑問文を使うことで、文章に深みを持たせることができます。
例: Why is it important to learn a foreign language? It enables us to communicate with people from different cultures and broadens our perspectives.
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
疑問詞や助動詞の疑問文について理解が深まりましたでしょうか?この知識はIELTSのスピーキングやライティングだけでなく、日常の英会話でも非常に役立ちます。
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