IELTSスコアを獲得してCA留学へ!
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IELTS(アイエルツ)は、イギリスやアメリカ、カナダなどの英語圏にある大学への留学や進学、移住に必要な英語試験です。
日本国内ではTOEICや英検が英語力の証明として有名ですが、海外ではIELTSが英語学習者にとってメジャーな試験として知られています。
本記事では日本国内の航空会社ではなく、海外の航空会社でCAになりたい方に向けて必要なIELTSスコア等をご紹介していきます。
1.IELTSとは?
IELTSは、International English Language Testing Systemの略で、
- IDP Education
- ブリティッシュカウンシル
- ケンブリッジ大学英語検定機構
の3つの団体によって運営されています。
また、IELTSには以下のメリットがあります。
-
国際通用性が高い
140カ国、約11,000以上の教育機関がIELTSを英語力の証明として認めています。また、日本国内の大学でも入試でも採用がされ始めているので、海外留学の予定がなくてもIELTSスコアの使用が可能です。 -
世界中から信用されている
IELTSは、国籍・文化的背景・性別・受験上の配慮が必要か否かに関わらず、すべてのIELTS受験者に公平であるとされています。その上、試験官へのトレーニングもしっかりと行われているため、IELTSは世界中で信頼されている英語試験です。 -
選べる2つの受験方法
IELTSは日本人が慣れ親しんでいる「ペーパー版」と結果が早く出る「コンピューター版」の2つの受験方法があります。どちらの形式を受験したとしても試験内容は変わらず、同じ内容のものが提供されるため、そちらを受験しても公平性が保たれています。
海外留学、進学、移住や就職を考えている方は是非IELTSを受験してみてください。
1-1.IELTSの試験概要
IELTSは、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を測ることができる試験です。試験内容は以下の通りです。
リスニング | リーディング | ライティング | スピーキング | |
時間 | 30分 (ペーパー版は40分) |
60分 | 60分 | 11~14分 |
問題数 | 40問 | 40問 | 2つのタスク | 3パート |
リスニングのみペーパー版には解答転写時間があるため、試験時間が10分異なります。
また、IELTSには英語圏の大学や大学院に留学、またはプロフェッショナルな機関への登録申請を目的とする「Academic Module」と英語圏での移住や就職を希望し、ビザ申請の際にIELTSスコアが必要な方が受験を目的とする「General Training Module」の2つのモジュールがあります。
今回ご紹介するCA留学は最終的には海外での就職が目的となりますが、一旦留学をすることになりますので、モジュールは「Academic Module」を受験してください。
2.CA留学とは?
ここからは本題のCA留学に入っていきたいと思います。
CA留学とはその名の通り、「キャビンアテンダント(CA)または客室乗務員になるための留学」のことを指します。日本でも専門学校などでCAになるための勉強は可能ですが、外資系の航空会社のCAになりたい場合は海外での勉強をおすすめします。
CA留学では以下のことができます。
- CA業務に必要なことを学べる
- 英語力の向上
- 国際感覚を身につけることができる
1つずつ詳しく見ていきましょう。
①CA業務に必要なことを学べる
当然のことながら、CA留学ではCAになるための必要なことを学ぶことができます。例えば、礼儀作法やメイクアップ方法、航空業界についてや接客方法についてまで学ぶことができます。
また、留学プログラムの中に課外授業や航空会社へのインターンシップが組み込まれているスクールもあるため、留学終了後即戦力として働くことができます。
②英語力の向上
外資系の航空会社のCAになる以上、英語力は必須です。英語圏のCAスクールに通えば、英語環境に身を置くことができるので自然と語学力の向上が見込めます。
また、授業も英語で行われるため、普段の生活以外でも英語力の向上ができるでしょう。
③国際感覚を身につけることができる
海外のCAスクールには日本のみならず、世界中からCAを目指す方々が同じスクールに集まります。そのため、異なる背景や文化を持った方々と交流することができますので、国際感覚を身につけることができるでしょう。
2-1.CA留学の具体的な学習内容
CA留学では普段の学校では学ぶことができない以下のようなことを学ぶことができます。
- 航空業界に関する専門知識
・航空会社の構造や業界のトレンド、航空法規など
・国際線、国内線での違いや各国の航空規制に対応できる知識
・機内アナウンスや航空用語(英語を含む)の習得
・フライトの流れ(搭乗から着陸後の対応)を実践形式で学ぶ - サービススキル
・飲食提供、ビジネスクラス対応、VIP対応などの実践練習
・スマートな身のこなしや言葉遣いをトレーニング
・国際基準の接客技術と、異文化理解を深める
・相手に安心感を与えるコミュニケーション方法
・メイクアップ方法 - 安全管理と緊急時対応
・緊急着陸や機内火災、避難誘導の手順をシミュレーション形式で習得
・乗客の安全を最優先に考え、冷静に対応する力を養う
・心肺蘇生法(CPR)、応急処置の基礎を学ぶ
・客の体調不良時の対応と報告手順を理解
上記のようなことをCAスクールでは学ぶことができます。
このようなことを学んでから航空会社に就職すると前提知識があるため、即戦力として貢献することができます。
3.CA留学のメリット2選
CA留学には大きく2つのメリットがあります。
- 費用を安く抑えられる
- CAになるためのチャンスをつかみやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①費用を安く抑えられる
基本的に多くの方から「留学」と聞くと、費用が高くてなかなか踏み出せないという方も多いのではないかと思います。ですが、CA留学は日本の大学や専門学校よりも費用が安い傾向があります。
渡航費用や滞在費等が発生するものの、学費や留学中の生活費を含めても費用を抑えられると言われているうえ、質の高い授業を受けることも可能です。
②CAになるためのチャンスをつかみやすい
CA留学プログラムを提供している海外のスクールは、就職率が比較的高い傾向にあります。一方、日本でCAになるためには高倍率の採用試験に合格する必要があるため、就職率は残念ながら低いです。
しかしながら、日本人を求めている外資系の航空会社は多く存在しています。そのため、外資系航空会社への就職率は日本の航空会社よりも高くなるでしょう。
また、CA留学を提供している学校は航空会社とのコネクションも持っているため、CAになるチャンスをつかみやすいです。
4.CA留学で必要なIELTSスコア
最後にCA留学で必要なIELTSスコアをご紹介します。
カナダ:①Canadian Tourism College
- プログラム名:Flight Attendant Program
- 期間:3カ月
- 必要な英語力:IELTS 5.5、TOEFL iBT 57、TOEIC 720
カナダ:②Eton College
- プログラム名:
・Flight Attendant Preparation(3.5か月)
・Hospitality & Flight Attendant Preparation(8か月)
・Travel, Tourism & Flight Attendant Preparation(11か月) - 必要な英語力:IELTS 6.0、TOEFL iBT 61
オーストラリア:①William Angliss
- プログラム名:Certificate Ⅲ in Aviation(Cabin Crew)
- 期間:6カ月
- 必要な英語力:IELTS 6.0(各5.0)
オーストラリア:②TAFE WA
- プログラム名:Diploma of Aviation(Aviation Management)
- 期間:1年間
- 必要な英語力:IELTS 6.0(各5.0)
ニュージーランド:New Zealand School of Tourism
- プログラム名:Travel &Tourism Management Programme
- 期間:4か月
- 必要な英語力:IELTS 5.5(各5.0)
以上が代表的なCA留学ができる学校の紹介と入学のために必要なIELTSスコアでした。
OA(オーバーオールバンドスコア)のみならず、バンドスコアの基準を設けている学校もありますので、しっかりと必要なスコアは確認しておきましょう。
5.まとめ
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
CA留学では普通の学校では学ぶことができない、CAになるためのことをたくさん学ぶことができます。
そのため、CA留学を経て航空会社に就職をすると即戦力として、すぐに活躍することができますのでCA留学をおすすめします。
ですが、CA留学をするためにはIELTSのスコアが必要になります。
一定の英語力がないとCA留学中、授業がすべて英語で行われるため英語力がないと理解ができず、CA留学をした意味がなくなってしまいます。
そこでIELTS TRAINER PROでは、CA留学を目指す方にもIELTS対策を提供しています。
お客様それぞれのレベルに合わせたレッスンを提供していますので、お気軽に無料体験レッスンへお越しください。