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人生100年時代を生き抜くためには?

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こんにちは、IELTS TRAINER PROのMUSASHIです。

今日は、リンダ・グラットン教授が著した「ワーク・シフト」についてブログを書きたいと思います。

この本は日本でもベストセラーの仲間入りを果たした本ですが、この中で特に強調されていたのは、寿命がこれから伸びていくにあたって国・組織・個人がライフコースの見直しを迫られているという事です。

その要因としてあげられている事が、寿命の延伸。人生100年時代という提言をリンダグラットンさんはされています。この人生100年時代という言葉、言葉そのもののインパクトが強く、日本でも危機感を持っている人が多いのではないでしょうか。

今回は、「人生100年時代」という言葉が、一体どういうものなのかを解説させて頂きます。

私は30代になりますが、この記事は同じ30代の世代の人にこそ読んでいただきたい記事となっています。

人生100年時代とはいったいなんなのか?

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リンダ・グラットン氏は、著書の中で人生100年時代をこのように定義しています。

  • 世界で長寿化が急激に進み、先進国では2007年生まれの2人に1人が100歳を超えて生きる世界が到来する事。

様々な要素が絡み合って我々人類は近年のうちに平均寿命を大きく伸ばし、100年生きる事になるというのです。この要素を世界の平均寿命からも紐解いてみました。

参照元 : World Mater
URL : https://www.worldometers.info/demographics/life-expectancy/

上記は、グーグルでの検索で最も上に来る項目です。
このデータを見る限りでも、年々寿命の平均値は伸びていることがわかります。国別にデータを見ると以下のようになっていました。

参照元:World Mater
URL : https://www.worldometers.info/demographics/life-expectancy/

日本は、香港についで第2位。以下191位までありますが、一番下の国は中央アフリカで54.36というデータが出ています。

医療の発達が平均寿命を押し上げる

上位の国は医療が既に発達している国。下位の国々は一般的には収入の低い貧困国として我々日本人は認識していると思います。では、医療の発達には何が必要なのでしょうか。

それは、新薬開発や機材を整えるためのお金だと思います。

世界のGDPのデータを見てみると、貧困国と言われている国々の殆どが前年比増加傾向にあり、貧困国も経済力が上がってきている事がうかがえます。

資料:GLOBAL NOTE 出典:IMF
URL: https://www.globalnote.jp/post-1409.html

興味があれば、URLからデータに飛んでみて下さい。勿論、伸び悩んでいる国々もありますが、全体的に伸びていることがうかがえると思います。

つまり

国のGDPが上がっている

医療にかけられるコスト(国の保険や医療機器等)が上がる

医療が各国でどんどん発達していく

平均寿命が延びていく

という構図が成り立つと思います。

そんな中でも、日本は既に平均寿命がトップレベルに高い国です。我々日本人はそれを誇りに思うべきですし、それは平均寿命として結果に表れています。更に厚生労働省が保険医療2035提言書を公開しており、今後も日本の医療制度は発達の一途をたどって行く事と思います。

厚生労働省の保険医療2035のページはこちら。(提言書がダウンロードできます)

データからワークシフトを考える

Mike RenpeningによるPixabayからの画像

では、一体どのようなワーク・シフトが起こるのでしょうか。

元:総務省統計局
URL : http://www.stat.go.jp/data/roudou/index.html

上記は、日本人の産業別就業者数です。これを見ると卸売業・小売業・製造業・医療福祉・建設業等の比率が高いですね。ですが、離職や転職等のデータを見てみると

主に、宿泊業・生活関連サービス、サービス業などに従事されている人は入職率も多いですがその分離職率も高い数値という事がわかりました。この入職率と離職率の比率を計算すると以下のようになります。

項目 入職率 / 離職率の比率
建設業 1.08
製造業 0.98
情報通信業 1.22
運輸業・郵便業 1.11
卸売業・小売業 1.01
金融業・保険業 0.93
不動産業・物品賃貸業 1.3
学術研究・専門・技術サービス業 1.08
宿泊業・飲食サービス業 1.08
生活関連サービス業・娯楽業 1.17
教育・学習支援業 0.97
医療・福祉 1.04
複合サービス業 1.07
サービス業(ほかに分類されないもの) 1.07

この数字が1より低いと、入職した人より離職した人の方が多い→その業界全体で総人材数が下降傾向にあると断言できます。

このデータを見ると、1を割っている製造業・金融業・保険業・教育・学習支援業の部分ですね。この業界は単純に人材が足りていないという事がうかがえます。

勿論、人材が足りていないから、AIを導入する。等の会社様もある事は否定しません。

日本がOECDの中でも低い数値とは?

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<p id=KanenoriによるPixabayからの画像” width=”640″ height=”212″> KanenoriによるPixabayからの画像

次に、OECDのあるデータを紹介します。OECDとは、「Organisation for Economic Co-operation and Development」の略で日本語では経済協力開発機構と表記されます。

こちらの機関が教育段階別初回入学者の平均年齢をデータにしていました。

参照:OECD
URL : https://www.oecd.org/education/education-at-a-glance/EAG2019_CN_JPN-Japanese.pdf

このデータをみて日本は短期高等教育プログラム・学士過程プログラム・6年生過程プログラムにおいてOECDの中でもトップクラスに低いことがわかりました。特に短期高等教育プログラムの年齢が高い国が目立ちますが、日本はその中でもトップクラスに低いですね。

ここからは私の解釈になります。

・日本人は大学を卒業したらもう学ばなくていいと思っている。
・社会に出て学ばない人はどんどん知識やスキルで回りに差をつけられる。
・人生100年時代を今の日本の通例では乗り越えられないと思っている。
・既に始まっているワークシフトの流れに乗り遅れないようにしなければならない。

もちろん、上記のデータだけでは考え方が変わらない人が殆どだと思います。ですが、少なくとも、”日本が普通”ではなく、”日本が異常”という現状はおわかりいただけたかと思います。

最後に伝えたい僕の意見

日本人として日本に住んでいる限り僕たちは必然的に長生きすると思います。長く生きればいきる程生涯出費額は高くなり、それに比例して収入(仕事がなくなれば年金ですね)も上げなければいけないですよね。だけど、世界を見た時に日本人である僕たちは、学ぶ期間が短すぎるんだと思います。

人生での学びは、小学生・中学生・高校生・大学生が普通のルートとなっていてますが、これだけで満足をせず、是非とも何かの学習に取り組んでみて欲しいです。

僕は、2013年にフィリピンに留学をして”英語”を取得しました。毎日の仕事でわからない単語も出てくる時があるのですが、”学ぶ”、”学び続ける”というスタンスを貫いて行こうと思っています。

それは、教育者である立場だからこそ必要な考え方だと思いますし、一般的に学ぶ機会に恵まれている10代や20代の皆さんからも僕たちは学べると思います。今後の日本社会を生き抜く上で、大切な事は”学ぶため”に明日行動を起こす事。ではないでしょうか。

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