ブログ

IELTSスコアアップに直結!英語の受動態をマスターする究極の勉強法

IELTS対策について

目次
開く

閉じる

※本記事は2026年1月に内容を更新しています。

IELTSで高得点を目指すあなたへ。このガイドでは、英語の受動態がIELTSのスコアアップに不可欠な理由を徹底解説します。ライティングとスピーキングではアカデミックな表現として評価され、リーディングやリスニングでも正確な理解が正答率を左右するため、受動態をマスターすることが成功の鍵となります。この記事を読めば、受動態の基礎から応用、IELTS各セクションでの具体的な攻略法、日本人が陥りやすいミスとその対策まで、IELTS公式問題集を活用した究極の勉強法を網羅的に習得し、目標スコア達成へと大きく近づくことができるでしょう。

IELTSで受動態がスコアアップに必須な理由

IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏への留学や移住を目指す方にとって重要な試験です。この試験で高得点を目指す上で、受動態の適切な使用は不可欠となります。単に文法知識として受動態を知っているだけでなく、その機能とIELTSの評価基準における重要性を理解することが、スコアアップへの第一歩となるでしょう。

IELTSは、アカデミックな環境やプロフェッショナルな場面で通用する英語力を測るため、受験者の文法的な正確さ表現の多様性を重視します。受動態は、特にアカデミックな文章やフォーマルな議論において、その真価を発揮する文法構造です。本章では、なぜ受動態がIELTSのスコアアップに必須なのか、その具体的な理由を詳しく解説します。

ライティングとスピーキングにおける受動態の評価

IELTSのライティングとスピーキングでは、文法的な正確さだけでなく、多様な文法構造を使いこなす能力が評価されます。受動態は、その多様性を示す上で非常に有効な表現方法であり、試験官は受験者がこれを適切に使用できるかどうかに注目しています。

特にライティングでは、複雑な情報を整理し、論理的かつ客観的に伝える能力が求められます。受動態は、行為者よりも行為や結果に焦点を当てたい場合に用いられ、これにより文章に客観性フォーマリティをもたらします。例えば、グラフや図の分析を行うタスク1や、論理的なエッセイを記述するタスク2において、受動態を効果的に使用することで、より洗練された印象を与えることができます。

スピーキングにおいても、単調な能動態の繰り返しではなく、受動態を織り交ぜることで、表現の幅が広がります。特に、抽象的なトピックや社会問題について意見を述べる際、受動態を用いることで、より客観的で説得力のある議論を展開することが可能になります。試験官は、受験者が自然な会話の中で、文法的に正確かつ多様な構造を使えるかを評価します。

IELTS評価基準 受動態が寄与する点
Grammatical Range and Accuracy (文法的な幅と正確さ) 複雑な文構造(受動態を含む)を正確に使いこなすことで、高得点に直結します。単調な文構造の繰り返しを避け、表現の多様性を示せます。
Lexical Resource (語彙の豊富さ) 受動態を使いこなすことで、よりアカデミックでフォーマルな語彙や表現と組み合わせる機会が増え、語彙力を効果的に示せます。
Coherence and Cohesion (一貫性と結束性) 文脈に応じて受動態を適切に使うことで、文章や発話の流れがスムーズになり、論理的なつながりを強化できます。特に、情報の焦点を調整する際に有効です。
Task Achievement / Task Response (課題達成度 / 課題応答) ライティングタスクにおいて、客観的なデータ分析や論理的な議論を展開する際に、受動態は説得力のある記述に貢献し、課題への適切な応答を示せます。
Fluency and Coherence (流暢さと一貫性) スピーキングにおいて、受動態を自然に使うことで、より洗練された流暢な発話が可能になり、複雑なアイデアも明確に伝えられます。

アカデミックな表現としての受動態の役割

IELTSは、大学での講義受講や論文執筆、あるいは専門的な職場でのコミュニケーションを想定した英語力を測る試験です。そのため、アカデミックな文脈で適切に英語を使いこなす能力が強く求められます。受動態は、このアカデミックな英語において非常に重要な役割を担っています。

科学論文、研究報告書、公式なレポートなど、アカデミックな文章では、客観性中立性が極めて重要視されます。受動態を用いることで、行為者(誰がその行為を行ったか)を特定せず、行為そのものやその結果、あるいは対象に焦点を当てることができます。これにより、「私たちが実験を行った」という主観的な表現ではなく、「実験が行われた」という客観的な事実を提示することが可能になります。

また、複雑な概念や抽象的なアイデアを明確に表現する際にも、受動態は有効です。例えば、プロセスやシステムの説明、歴史的な出来事の記述など、行為者よりも出来事そのものが重要な場面で頻繁に用いられます。このような表現をIELTSのライティングやスピーキングで使いこなすことは、受験者が高度な英語力アカデミックな思考力を持っていることを採点官に強くアピールすることにつながります。

受動態は単なる文法構造ではなく、アカデミックなコミュニケーションにおける重要なツールです。これを習得することで、IELTSの各セクションで求められる表現力を向上させ、目標スコア達成へと大きく近づくことができるでしょう。

英語の受動態 基礎の確認と応用

IELTSで高スコアを目指すには、受動態の正確な理解と応用が不可欠です。ここでは、英語の受動態の基礎を固め、IELTSで求められる応用力を養うための重要なポイントを解説します。

受動態の基本形と時制別の変化

受動態は、「行為の受け手」に焦点を当てる際に用いられる文の形です。英語の受動態の基本は「be動詞 + 過去分詞」で構成されます。能動態の目的語が受動態の主語となり、能動態の主語は「by + 行為者」の形で示されるか、文脈上明らかであれば省略されます。

この基本形は、時制によってbe動詞の形が変化します。IELTSのライティングやスピーキングでは、正確な時制の受動態を用いることで、文法的な正確性と表現の幅広さを示すことができます。

受動態の基本構造

受動態の文は、能動態の文から以下の手順で変換されます。

  1. 能動態の目的語を受動態の主語にする。
  2. 能動態の動詞を「be動詞 + 過去分詞」の形にする。このbe動詞は、能動態の動詞の時制と受動態の主語に合わせて形を変える。
  3. 能動態の主語を「by + 行為者」の形で文末に置く。行為者が不明確、重要でない、または一般論である場合は省略する。

例:
能動態: Many people use the internet for research. (多くの人々が研究のためにインターネットを使う。)
受動態: The internet is used by many people for research. (インターネットは多くの人々によって研究のために使われる。)

時制別の受動態の形

IELTSでは、様々な時制を正確に使いこなす能力が求められます。受動態も例外ではなく、各時制での形をしっかりと把握しておくことが重要です。

時制 能動態の例 受動態の形 受動態の例
現在形 They build houses. is/am/are + 過去分詞 Houses are built.
過去形 They built houses. was/were + 過去分詞 Houses were built.
未来形 They will build houses. will be + 過去分詞 Houses will be built.
現在進行形 They are building houses. is/am/are being + 過去分詞 Houses are being built.
過去進行形 They were building houses. was/were being + 過去分詞 Houses were being built.
現在完了形 They have built houses. has/have been + 過去分詞 Houses have been built.
過去完了形 They had built houses. had been + 過去分詞 Houses had been built.
未来完了形 They will have built houses. will have been + 過去分詞 Houses will have been built.

IELTSライティングのTask 1(グラフや図の描写)では、プロセスの説明やデータの変化を客観的に記述する際に、これらの時制の受動態が頻繁に用いられます。例えば、製造工程を説明する際には「The raw materials are transported to the factory, where they are processed.」のように、進行中のプロセスや完了した段階を正確に表現するために受動態が不可欠です。

助動詞や完了形を含む受動態の形

受動態は、助動詞や完了形、さらには不定詞や動名詞と組み合わされることで、より複雑で洗練された表現を可能にします。IELTSでは、これらの複雑な構文を適切に使いこなすことで、文法的な正確性と複雑性の両面で高い評価を得ることができます。

助動詞を含む受動態

助動詞が加わる場合、受動態のbe動詞は常に原形「be」となります。「助動詞 + be + 過去分詞」の形をとります。

  • Can be done (〜されうる、〜できる)

    例: The problem can be solved with a new approach. (その問題は新しいアプローチで解決されうる。)

  • Must be done (〜されなければならない)

    例: All safety regulations must be followed. (全ての安全規定は守られなければならない。)

  • Should be done (〜されるべきである)

    例: More research should be conducted on this topic. (このトピックについて、さらなる研究が行われるべきである。)

  • May/Might be done (〜されるかもしれない)

    例: The proposal may be approved next week. (その提案は来週承認されるかもしれない。)

これらの表現は、IELTSライティングのTask 2(エッセイ)で、提案や推奨、可能性を客観的に述べる際に非常に役立ちます。

完了形を含む受動態

完了形と受動態が組み合わされると、「have/has/had + been + 過去分詞」の形になります。これにより、過去から現在までの影響や、ある時点までに完了した行為を表現できます。

  • 現在完了受動態 (has/have been + 過去分詞)

    例: The project has been completed successfully. (そのプロジェクトは首尾よく完了した。)

    例: Many improvements have been made in this area. (この分野で多くの改善がなされてきた。)

  • 過去完了受動態 (had been + 過去分詞)

    例: By the time I arrived, the decision had already been made. (私が到着した時までに、その決定はすでになされていた。)

  • 未来完了受動態 (will have been + 過去分詞)

    例: By 2030, a new bridge will have been constructed. (2030年までに、新しい橋が建設されているだろう。)

特に現在完了受動態は、IELTSライティングで、過去の出来事が現在の状況にどう影響しているかを説明する際に頻繁に用いられます。

不定詞・動名詞の受動態

不定詞や動名詞も受動態の形をとることがあります。

  • 不定詞の受動態 (to be + 過去分詞)

    例: It is important to be informed about global issues. (地球規模の問題について情報を提供されることは重要である。)

    例: The documents need to be signed by the manager. (その書類は部長によって署名される必要がある。)

  • 動名詞の受動態 (being + 過去分詞)

    例: He dislikes being told what to do. (彼は何をすべきか指示されるのが嫌いだ。)

    例: The students appreciate being given clear instructions. (生徒たちは明確な指示を与えられることに感謝している。)

これらの構文は、より複雑な文構造を構築し、アカデミックな文章表現に深みを与えるために有効です。

受動態が使われるシチュエーションと能動態との使い分け

受動態を単に文法的に正しく使うだけでなく、適切な状況で能動態と使い分けることが、IELTSでの高スコア獲得には不可欠です。この使い分けは、ライティングとスピーキングの表現の幅と客観性に大きく影響します。

受動態を使うべき主なシチュエーション

受動態は、以下のような状況で特に効果的です。

  1. 行為者よりも行為や結果が重要な場合
    行為者が誰であるかよりも、何が起こったか、何がされたかという事実に焦点を当てたい場合に用います。

    例: The new policy was implemented last month. (新しい政策は先月施行された。) — 誰が施行したかよりも、政策が施行された事実が重要。

  2. 行為者が不明、または重要でない場合
    行為者が誰であるか分からない、あるいは特定する必要がない場合に便利です。

    例: My car was stolen yesterday. (私の車は昨日盗まれた。) — 誰が盗んだか不明。

    例: English is spoken all over the world. (英語は世界中で話されている。) — 誰が話しているかは一般論で重要ではない。

  3. 客観性、フォーマルさ、アカデミックなトーンを保ちたい場合
    科学論文、レポート、公式な文書など、客観的な事実やプロセスを記述する際に受動態は頻繁に用いられます。IELTSライティングのTask 1(グラフや図の描写)やTask 2(エッセイ)で、個人的な意見を排除し、客観的な分析を示すために非常に重要です。

    例: The data was collected over a period of three months. (データは3ヶ月間にわたって収集された。) — 研究の客観性を示す。

    例: It is believed that climate change is a serious threat. (気候変動は深刻な脅威であると信じられている。) — 一般的な見解を客観的に提示。

  4. 主語を多様化したい場合
    同じ主語が続くことを避け、文章に変化を持たせるために受動態を用いることがあります。

    例: The government initiated the program. The program was supported by many organizations. (政府はそのプログラムを開始した。そのプログラムは多くの組織によって支持された。)

能動態を使うべきシチュエーション

能動態は、以下のような状況でより適切です。

  1. 行為者を明確にしたい場合
    誰がその行為を行ったのかを強調したい場合に用います。

    例: The scientists discovered a new planet. (その科学者たちが新しい惑星を発見した。)

  2. より直接的で力強い表現をしたい場合
    受動態はやや間接的な印象を与えるため、直接的で説得力のある表現をしたい場合は能動態が適しています。

    例: We must address this issue immediately. (私たちはこの問題に直ちに対処しなければならない。)

  3. 日常会話など、カジュアルな状況
    スピーキングでは、受動態を多用しすぎると不自然に聞こえることがあります。自然な会話の流れでは能動態が主流です。

    例: I broke the window. (私が窓を割った。)

IELTSのライティングでは、客観的な記述が必要な箇所では受動態を、自身の主張や提案を明確に述べたい箇所では能動態を使い分けることが重要です。スピーキングでは、複雑な文法構造を使いこなせることを示すために受動態を適切に織り交ぜる一方で、不自然にならないようバランスを意識しましょう。

IELTS各セクション別 受動態攻略法

IELTSの各セクションでは、受動態がそれぞれ異なる役割と重要性を持ちます。ライティングではアカデミックな表現や客観性の担保に、スピーキングでは自然な会話の中で表現の幅を広げるために、そしてリーディングとリスニングでは文章や会話の意図を正確に把握するために、受動態の理解と適切な使用が不可欠です。ここでは、各セクションでの具体的な攻略法を解説します。

IELTSライティングタスク1:受動態で差をつける記述法

IELTSライティングタスク1では、グラフ、表、図、地図、プロセス図などを記述する問題が出題されます。このセクションで高得点を獲得するためには、客観的でフォーマルな表現を用いることが重要です。受動態は、行為者よりも行為そのものや結果に焦点を当てるため、このタスクに非常に適しています。

特に、以下のような場面で受動態を効果的に使用できます。

  • プロセス描写: 製品の製造過程や自然現象のサイクルなどを説明する際に、誰がその行動を行うかよりも、何がどのように行われるかを示すために受動態が多用されます。「The raw materials are transported...」「The product is then packaged...」のように、主語を明確にせずに一連の流れを記述できます。
  • データやトレンドの記述: グラフの変動や統計データを説明する際に、客観的な事実として提示するために受動態が有効です。「A significant increase was observed in 2010.」「Sales figures were projected to rise.」のように、行為者(誰が観察したか、誰が予測したか)を明示せず、現象そのものに焦点を当てます。
  • 地図の変更点: 過去と現在の地図を比較する問題で、特定の建物や施設がどのように変化したかを説明する際に、「A new hospital was constructed.」「The forest area was cleared.」といった表現が使われます。

能動態と受動態の使い分けによって、記述のフォーマルさと客観性が大きく変わることを理解しましょう。

目的 能動態の例 受動態の例 受動態がより適している理由
プロセスの記述 Workers transport raw materials to the factory. Raw materials are transported to the factory. 行為者(Workers)を特定せず、プロセスそのものに焦点を当て、客観性を高める。
データの変化 The company observed a significant increase in sales. A significant increase in sales was observed. 誰が観察したかよりも、何が観察されたかという事実を強調し、よりアカデミックなトーンにする。
地図の変更 They built a new road in the north. A new road was built in the north. 行為者(They)が不明な場合や、建設された事実に焦点を当てたい場合に自然な表現となる。

IELTSライティングタスク2:論理的な文章を構築する受動態表現

IELTSライティングタスク2では、社会問題や抽象的なテーマについて自分の意見を述べ、論理的に展開するエッセイを作成します。ここでは、説得力のあるアカデミックな文章を書くために受動態が重要な役割を果たします。

受動態は、以下のような状況で有効です。

  • 客観的な意見や事実の提示: 自分の意見を述べる際にも、個人的な感情を排し、客観的な事実や広く受け入れられている見解として提示するために受動態が使われます。「It is often argued that...」「It is widely believed that...」といった表現は、個人の意見を一般化し、説得力を高めます。
  • 責任の回避または強調: 特定の行為者が不明な場合や、行為者よりも結果に焦点を当てたい場合に便利です。例えば、「Mistakes were made.」のように、誰が間違いを犯したかを明示せずに事実を述べることができます。また、特定の研究結果を引用する際にも、「Research has shown that...」や「It has been proven that...」のように使われます。
  • フォーマルなトーンの維持: アカデミックなエッセイでは、カジュアルな表現を避け、フォーマルなトーンを維持することが求められます。受動態は、このような文脈で文章全体をより洗練された印象にするのに役立ちます。

ただし、受動態を多用しすぎると文章が冗長になったり、主体性が失われたりする可能性があるため、能動態とのバランスを意識することが重要です。

目的 能動態の例 受動態の例 受動態がより適している理由
一般的な主張 Many people believe that education is key. It is widely believed that education is key. 主語を「It」にすることで、より客観的で一般的な見解として提示できる。
研究結果の引用 Scientists have discovered a new method. A new method has been discovered by scientists. 発見された事実(new method)に焦点を当て、研究結果を客観的に報告する。
問題提起 We need to address this issue. This issue needs to be addressed. 誰が対処すべきかではなく、問題そのものに対処の必要性があることを強調し、フォーマルな印象を与える。

IELTSスピーキング 受動態を自然に使う練習

IELTSスピーキングでは、流暢さ、語彙の豊富さ、文法的な正確さ、発音が評価されます。受動態はライティングほど多用されるわけではありませんが、表現の幅を広げ、より洗練された英語を話すために重要な要素です。特に、Part 2(キューカードに基づくスピーチ)やPart 3(議論)で効果的に活用できます。

  • Part 2(描写): 場所や物、経験などを描写する際に、受動態は非常に役立ちます。「My house was built in the 1980s.」「This dish is made from local ingredients.」のように、いつ、誰によって作られたかよりも、そのもの自体がどうであるかを示す際に自然です。
  • Part 3(議論): 抽象的なテーマについて意見を述べたり、社会的な問題を議論したりする際に、客観的な視点を示すために受動態が使われます。「It is often said that...」「The problem is exacerbated by various factors.」といった表現は、あなたの意見に深みと説得力を与えます。
  • 一般的な事実や状況の説明: 日常生活や社会に関する一般的な事実を述べる際にも、「English is spoken in many countries.」「Many decisions are made by the government.」のように受動態が活用されます。

スピーキングで受動態を自然に使うためには、「~と言われている」「~と考えられている」「~が作られた」といった日本語の表現を、意識的に受動態の英語に変換する練習が効果的です。また、多用しすぎると不自然に聞こえることもあるため、能動態とのバランスを保ちながら、適切な場面で使うことを心がけましょう。

IELTSリーディングとリスニング:受動態の理解で正答率アップ

IELTSのリーディングとリスニングでは、アカデミックな文章や会話が多用されます。これらのセクションでは、受動態の文が頻繁に登場するため、その構造と意味を正確に理解することが、正答率を向上させる鍵となります。

  • リーディング:

    • 複雑な文構造の理解: アカデミックな文章では、受動態が使われることで主語が長くなったり、文の構造が複雑になったりすることがよくあります。受動態の基本形をしっかり把握していれば、文の核となる情報(何がどうされたか)を素早く特定できます。
    • プロセスの理解: 科学的な記事や技術的な説明では、プロセスが受動態で記述されることがほとんどです。「The solution is heated and then filtered.」のような文を正確に読み解くことで、手順を正しく把握できます。
    • 行為者不明の情報の把握: 受動態の文では、行為者(by句)が省略されることがよくあります。これは、行為者が重要でない、または不明である場合に用いられます。「誰が」ではなく「何が起こったか」に焦点を当てて情報を理解する練習をしましょう。
  • リスニング:

    • 講義やディスカッションの理解: 大学の講義や学術的なディスカッションでは、受動態が頻繁に用いられます。特に、研究結果の報告や歴史的事実の説明などで、「It was discovered that...」「The theory was proposed in the 19th century.」といった表現を聞き取る能力が求められます。
    • キーワードの聞き取り: 受動態の文では、be動詞と過去分詞が重要なキーワードとなります。これらの音を正確に聞き取り、文全体の意味を構築する練習をしましょう。
    • パラフレーズへの対応: 問題文の選択肢が、音声スクリプトの能動態の文を受動態に、またはその逆でパラフレーズしていることがあります。能動態と受動態の間の意味の等価性を理解していれば、このようなパラフレーズにも柔軟に対応できます。

リーディングとリスニングの両方で、受動態の文に遭遇した際に、意識的に主語と動詞の関係を把握し、可能であれば能動態に変換して理解する練習を繰り返すことで、より正確な情報把握が可能となり、結果として正答率の向上につながります。

IELTSスコアアップのための受動態 究極の勉強法

IELTSで高得点を目指す上で、受動態の理解と適切な使用は避けて通れません。ここでは、IELTSの各セクションで求められる受動態のスキルを向上させるための、実践的かつ効果的な学習法を具体的にご紹介します。

IELTS公式問題集を活用した受動態の演習

IELTSの公式問題集は、試験の形式や出題傾向を把握するための最も信頼できる教材です。受動態の学習においても、公式問題集を最大限に活用することで、実践的なスキルを効率的に身につけることができます。

各セクションで受動態がどのように使われているかを分析し、自身の解答と比較することで、より自然でアカデミックな表現を習得しましょう。

セクション 公式問題集の活用法 受動態のポイント
ライティング
  • タスク1のグラフや図の記述、タスク2のエッセイ模範解答を徹底的に分析します。
  • 模範解答中の受動態表現を特定し、なぜその表現が使われているのかを考察します。
  • 自分の書いた解答と模範解答を比較し、受動態の適切な使用法を学びます。
  • 客観的な事実やプロセスを述べる際に多用されます。
  • 主体が不明確な場合や、客体(行動の受け手)に焦点を当てたい場合に効果的です。
リーディング
  • パッセージ中の受動態の文に注目し、その文脈での意味やニュアンスを正確に把握します。
  • 特に科学論文や歴史的記述で頻出する受動態の構造を理解します。
  • 受動態の文が能動態に、あるいはその逆で言い換えられている箇所を見つけ、理解度を深めます。
  • 複雑な構造の受動態も正確に読み解くことで、文章全体の論理を把握できます。
  • 特に学術的な文章では、情報伝達の効率を高めるために受動態が用いられます。
リスニング
  • 音声スクリプトを参照しながら、受動態が使われている箇所を特定します。
  • ディクテーションやシャドーイングを通じて、受動態の音声認識能力を高めます。
  • 特に講義やプレゼンテーションで、情報伝達のキーとなる受動態表現を聞き取る練習をします。
  • 自然な会話や講義で、受動態がどのように使われるかを耳で慣れることが重要です。
  • 主体が明示されない文でも、その意味を正確に把握する練習をします。
スピーキング
  • 公式問題集のトピックや質問に対し、受動態を用いて答える練習をします。
  • 例えば、「How is your city governed?」のような質問に対し、受動態で自然に答える練習を重ねます。
  • 客観的な説明や、一般論を述べる際にアカデミックな印象を与えます。
  • 能動態と受動態を適切に使い分けることで、表現の幅が広がります。

受動態の間違いを減らす 日本人が陥りやすいミスと対策

日本人が受動態を使う際に陥りやすい典型的なミスを理解し、それに対する具体的な対策を講じることで、より正確で自然な英語を目指しましょう。これらのミスを意識的に修正することが、スコアアップへの近道となります。

よくある間違い 具体的な例 対策とポイント
不自然な受動態の使用
  • "The door was opened by me." (能動態の方が自然な場合)
  • "A good time was had by everyone." (不自然な受動態)
  • 主体が明確で重要な場合は、能動態を優先します。
  • 受動態を使うべきは、客体(行動の受け手)に焦点を当てたい時、または主体が不明・重要でない時です。
自動詞の受動態化
  • "It was happened." (happenは自動詞なので受動態にできない)
  • "He was arrived." (arriveは自動詞なので受動態にできない)
  • 自動詞は目的語を取らないため、受動態にはできません
  • 動詞が自動詞か他動詞かを意識し、正しい形で使用する練習を重ねましょう。
前置詞の誤用
  • "The book is covered by dust." (正しくは "covered with dust")
  • "I was surprised by the news." (正しくは "surprised at the news")
  • 「~によって」が全てbyで表現されるわけではありません。
  • 動詞と結びつく特定の前置詞(with, in, at, ofなど)をセットで覚えることが重要です。
時制・助動詞との組み合わせミス
  • "It will been done." (正しくは "will be done")
  • "It has been being built." (進行形と完了形受動態の不自然な組み合わせ)
  • 受動態の基本形(be動詞 + 過去分詞)と、時制や助動詞のルールを正確に組み合わせる練習が必要です。
  • 特に完了形や助動詞が絡む受動態の形を徹底的に復習しましょう。

受動態を自然に使いこなすためのアウトプット練習

受動態を知識としてだけでなく、実際のコミュニケーションで自然に使いこなすためには、積極的にアウトプットの機会を設けることが不可欠です。意識的な練習を重ねることで、受動態があなたの英語表現の一部となります。

ライティングにおけるアウトプット練習

  • IELTSライティング課題への応用: タスク1の図表説明では、データの傾向やプロセスを客観的に述べる際に受動態を意識的に使用します。例えば、「The number of students was observed to increase...」のように表現します。タスク2のエッセイでは、一般論や科学的事実を述べる際に受動態を効果的に組み込み、論理的でアカデミックな文章を構築します。

  • セルフコレクトとフィードバック: 自分で書いた文章を、受動態の適切な使用という観点から見直します。不自然な箇所や、能動態の方が良い箇所がないかを確認し、修正します。可能であれば、英語講師やネイティブスピーカーにフィードバックをもらい、より自然な表現を学びましょう。

  • 要約・記述練習: 英語のニュース記事や学術論文を読み、その内容を受動態を多用して要約する練習をします。これにより、客観的な情報伝達のスキルが向上します。

スピーキングにおけるアウトプット練習

  • 日常会話への組み込み: 日常生活の中で、意識的に受動態を使って物事を説明する練習をします。例えば、「This coffee was made by my friend.」や「The road is being repaired.」のように、身の回りの出来事を表現してみましょう。

  • IELTSスピーキングパートでの活用: パート1, 2, 3の質問に対して、受動態を自然に取り入れた回答を心がけます。特に、自分の意見ではなく、一般的に知られている事実や社会的なプロセスについて話す際に、受動態は非常に有効です。

  • ロールプレイングとシャドーイング: 英語の教材や映画のセリフで受動態が使われている部分をロールプレイングしたり、シャドーイングしたりすることで、口と耳で受動態の自然な使い方を習得します。これにより、流暢さと発音も同時に向上します。

継続的な学習と復習

  • 多読と多聴: 英語の小説、ニュース、ポッドキャストなどを通して、ネイティブスピーカーがどのように受動態を使いこなしているかを吸収します。多くのインプットは、自然なアウトプットの土台となります。

  • 文法書の活用: 受動態に関する文法項目を定期的に復習し、知識の定着を図ります。特に、特殊な受動態の形や、混同しやすい動詞の用法を再確認しましょう。

まとめ

本記事では、IELTSスコアアップに不可欠な受動態の重要性と、その究極の勉強法を解説しました。受動態は、アカデミックな表現としてライティング・スピーキングで高評価を得る上で極めて重要であり、リーディング・リスニングの理解度向上にも直結します。

基本からIELTS各セクションでの具体的な活用法、そして公式問題集やアウトプット練習を通じた実践まで、本記事で紹介した学習法を実践することで、複雑な情報を正確かつ論理的に表現する力が養われます。受動態をマスターすることは、IELTS総合スコアアップへの決定的な鍵となるでしょう。ぜひ、この学習法を実践し、目標達成を掴み取ってください。

無料体験レッスンのお申込みはこちら

無料カウンセリング
実施中!体験レッスンも
できます!

日本人カウンセラーが、一人ひとりに合わせてぴったりの学習プランを提案します。
30分簡易版のIELTSテスト、体験レッスンのご受講もできます!

無料カウンセリングはこちら!

IELTS TRAINER PRO

SNS

IELTSや英語学習に役立つ情報を
発信中!