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IELTS Speaking Part 3頻出「Global Seasons(世界の季節)」徹底攻略!

歴史大好きかなこ

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みなさん、こんにちは!IELTS TRAINER PROのかなこです!ちょうど日本では秋の深まりを感じる時期です。街を歩けば紅葉やハロウィンの装飾に出会い、秋ならではの空気を実感する方も多いのではないでしょうか。この季節感を出発点に、他国の秋や、季節の移ろいが人々の生活や文化にどのような影響を与えるのかを考えてみると、IELTS Speaking Part 3での答え方のヒントが見えてきます!

IELTS Speaking Part 3では、受験者にとって少し答えづらいテーマが出題されることがあります。自己紹介や身近な話題を中心としたPart 1や、自分の体験を語るPart 2に比べて、Part 3では「社会的な視点」「抽象的な考え」を求められるため、つい言葉に詰まってしまう人も少なくありません。

その中でも「季節」というテーマは、試験官がよく取り上げる話題のひとつです。日本では四季がはっきりしており、季節ごとに楽しみ方や文化的な行事があるため、比較的話しやすいテーマだと思われがちですが、実際には「世界の季節」という視点で問われることが多く、少し答えにくさを感じる受験者も多いのです。

たとえば、「人々のライフスタイルは気候によってどう変わるか」「他国の季節を体験することにはどんな価値があるか」といった質問に対しては、単に「夏が好きです」「冬は寒いです」といった答えでは不十分です。理由をしっかり説明したり、文化的・社会的な視点を交えたりすることが求められます。

これからの記事では、「世界の季節」をテーマにIELTS Speaking Part 3で役立つ出題傾向、頻出質問、便利なフレーズ、さらにはレベル別の回答例まで、具体的に紹介していきます。この記事を通して、季節という身近なテーマを、自信を持ってグローバルな視点で語れるようになりましょう。

1.IELTS Speakingの概要

IELTS Speakingは、受験者の「実際に英語でやり取りする力」を測る面接形式の試験です。所要時間は約11〜14分で、試験官と一対一で進行します。その場で考えて答える必要があるため、暗記よりも柔軟な対応力が求められます。
スピーキングは3つのパートに分かれています。

Part1(自己紹介・日常会話)
・簡単な質問が中心(例:出身地、趣味、学校生活など)
・リラックスして受験者の緊張を和らげる役割

Part2(スピーチタスク)
・カードに書かれたテーマについて1分準備し、1〜2分話す
・身近な話題だが、ある程度の構成力が必要

Part3(ディスカッション)
・Part 2のトピックを発展させた質問、またはより抽象的なテーマ
・試験官が追加質問や深掘りを行うため、その場で論理的に考えを組み立てる力が必要

特にPart 3では、次のような特徴があります。

抽象度が高い:個人の体験から一歩踏み出し、社会・文化・環境など幅広いテーマに意見を広げる必要がある

理由や根拠を説明する力が問われる:単なる「I like summer」では不十分。なぜそう思うのか、どんな影響があるのかを述べる必要がある

試験官とのやり取りが双方向:答えが短いとさらに掘り下げられる。柔軟に会話を続けるスキルが重要

例として、「好きな季節」をPart 2で話した後に、Part 3では以下のように展開されることがあります。

「季節の変化は人々のライフスタイルにどのような影響を与えますか?」

「他国の季節を体験することにどんな価値があると思いますか?」

このように、IELTS Speaking Part 3はスピーキング全体の中で最も難易度が高い部分ですが、出題傾向を知り準備することで十分に対応できます。この記事では「世界の季節」というテーマを切り口に、Part 3で役立つ表現や答え方のコツを解説していきます!

2.IELTS Speaking Part 3「世界の季節」に関する出題傾向

IELTS Speaking Part 3では、季節に関する質問が頻繁に出題されます。なぜ季節がよく取り上げられるかというと、季節は単なる天気の変化にとどまらず、人々の生活や文化、社会活動と深く結びついているからです。そのため、受験者が個人的な体験や観察だけでなく、文化的・社会的な視点も交えて答えやすいテーマになっています。
Part 3では、単純に「好きな季節」や「天気の変化」を聞くだけでなく、以下のような角度で質問されることが多いです。

  • 季節と人々の生活
    ・仕事や学校のスケジュールに与える影響
    ・余暇の過ごし方(アウトドア・スポーツ・旅行など)
    ・健康や生活習慣の変化
  • 季節と文化
    ・伝統的な祭りや行事(例:桜の花見、クリスマス、秋の収穫祭)
    ・季節に関連した食文化や特産品
    ・季節ごとの生活習慣やマナー

  • 気候変動・環境問題との関連
    ・異常気象や温暖化による季節の変化
    ・農業や観光業への影響
    ・自然環境保護の観点からの意見
  • 世界比較型の質問
    ・熱帯地域と温帯地域の違い
    ・北半球と南半球の季節感の違い
    ・旅行や留学などで異なる季節を経験する意義

これらの出題は、受験者が単に自分の好きな季節を述べるだけでなく、理由や背景を説明し、比較や例を使って論理的に展開する力を測るために行われます。たとえば、「他国の季節を体験することにはどんな価値があるか?」と聞かれた場合、文化や観光、ライフスタイルの違いまで考慮して答えると、高得点につながります。
つまり、IELTS Speaking Part 3での「世界の季節」は、身近な話題でありながら、論理的思考や多面的な視点を示す絶好のチャンスなのです。この章で紹介した傾向を押さえておくと、質問がどの角度から来ても落ち着いて答えられるようになります。

3.頻出質問とサンプル回答例

IELTS Speaking Part3では、「世界の季節」に関連した質問がよく出題されます。受験者は単に自分の好きな季節を述べるだけではなく、理由や背景、具体例を交えて答えることが求められます。そのため、事前に典型的な質問例とサンプル回答を確認し、イメージを持つことが非常に大切です。
代表的な質問例と、シンプルなサンプル回答は以下の通りです。

  • What are the advantages of experiencing different seasons?
    Experiencing different seasons allows people to enjoy various activities. For example, skiing in winter or hiking in autumn can be very enjoyable. It also helps us appreciate nature’s changes.
  • How do seasonal changes affect people’s lifestyles?
    Seasonal changes influence daily routines. In summer, people spend more time outdoors, while in winter, they tend to stay indoors. This also affects work and leisure patterns.
  • Should people travel abroad to experience other climates?
    Yes, traveling abroad to see different climates broadens people’s perspectives. It allows them to learn about other cultures and adapt to new environments.
  • Do festivals or traditions differ depending on the season?
    Definitely. Many festivals are linked to specific seasons, like cherry blossom viewing in spring or harvest festivals in autumn. These events reflect cultural values and seasonal changes.
  • Can climate change affect how we experience seasons?
    Yes, unusual weather patterns can disrupt traditional seasonal activities. For instance, warmer winters may reduce opportunities for winter sports.

これらの質問に答える際のポイントは、次の通りです。

理由付け:単に「Yes」や「I like it」だけで終わらせない

比較:異なる季節や国・文化の違いを示す

具体例:自分の経験や一般的な例を挙げることで説得力を増す

サンプル回答を頭に入れ、質問の意図をイメージしておくことで、実際の試験でも焦らず自然に答えられるようになります。

4.季節をテーマにした回答で高得点を取るコツ

IELTS Speaking Part 3で高得点を狙うためには、単に正しい文法や語彙を使うだけでは不十分です。特に「世界の季節」のようなテーマでは、自分の経験と社会的・文化的な視点を組み合わせることで、説得力のある回答が作れます。
まず意識したいのは、回答を広げる力です。季節の話題から、次のような角度で考えを展開できます。

 

環境・気候:季節ごとの気温や天候の違い、気候変動の影響観光

旅行:季節に応じたアクティビティや旅行の楽しみ方

文化やイベント:季節特有の祭りや行事、伝統行事

 

次に、回答を組み立てるときは具体例と抽象的議論の組み合わせが有効です。
具体例:自分の体験(例:秋に紅葉狩りに行った話)

抽象的議論:社会的な視点(例:秋の観光が地域経済に与える影響)

さらに、回答は「一言で終わらない」構造にすることが重要です。理想的には次の順序で組み立てます。

意見:自分の考えや感想

理由:なぜそう思うのか

具体例:自分の経験や一般的な例

まとめ:全体を簡単にまとめて終える

 

逆に、避けたい回答のパターンも理解しておきましょう。

・単語や表現が少なく簡単すぎる

・Yes/Noだけで答えて終わる

・個人的な感想だけで社会的な視点がない

例えば、「Do you like autumn?」という質問に対し、単に「Yes, I like autumn.」で終わってしまうと低スコアです。高得点を狙う場合は、
「Yes, I like autumn because the weather is mild and the leaves change color. For example, I often visit local parks to enjoy the foliage, which also supports regional tourism.」
のように意見+理由+例+まとめで答えると、流暢さや語彙力、論理性を効果的にアピールできます。

このように、季節の話題を出発点にして、具体的体験と抽象的視点を組み合わせ、論理的に展開することが高得点への近道です。

5.IELTS Speaking Part 3 「世界の季節」回答例|レベル別に紹介

IELTS Speakingでは、自分の英語レベルを把握することが、効率的な学習の第一歩です。ここでは「世界の季節」をテーマに、バンド5から7以上までの回答例と、それぞれの弱点・改善ポイントを紹介します。

バンド5レベル

特徴:シンプルな単文中心で、語彙は基本的なものが多い

例文:I like summer because it’s warm. People go outside.

弱点:文が短く単調で、理由や具体例が不足しがち

論理的な展開がほとんどないため、長文の質問には対応しづらい

改善ポイント:

簡単な接続詞(because, and, but)を使って文章をつなぐ

具体例を1つ加えるだけでも説得力が増す

論理の順序を意識して、簡潔にまとめる

自然な発音とイントネーションで流暢さを維持する

バンド6レベル

特徴:接続詞を用いた文章で、理由づけや説明がある程度可能

例文:I prefer summer because it allows people to spend more time outdoors, which is good for health.

弱点:

語彙はまだ限られ、抽象的な議論や文化的視点を十分に示せない

複雑な構文や長文には慣れておらず、流暢さが不安定

改善ポイント:

新しい語彙を少しずつ取り入れる(例:mild, harvest, foliage)

自分の経験だけでなく、文化や社会的視点も加える練習をする

バンド7+レベル

特徴:豊富な語彙を使い、抽象的・多面的な視点で議論が可能

例文:

Seasonal changes not only influence people’s daily activities but also shape cultural traditions and tourism, which play a crucial role in the economy.

弱点:

語彙や構文は豊富だが、時折言い換えや文法の微妙なミスで流れが乱れることがある

詳細にこだわりすぎて、回答が長くなりすぎる場合がある

改善ポイント:

論理の順序を意識して、簡潔にまとめる

自然な発音とイントネーションで流暢さを維持する

このように、レベル別に自分の弱点を把握し、改善ポイントを意識して練習することで、Part3の「世界の季節」に関する質問でも自信を持って答えられるようになります。

6.まとめ:IELTS Speaking Part 3で「世界の季節」が出ても自信を持って答えるために

IELTS Speaking Part 3では、季節に関する質問が非常に頻繁に出題されます。これは、季節が単なる天気の話題ではなく、人々の生活や文化、観光、環境といった多面的な要素と結びついているからです。そのため、受験者にとっては身近で話しやすいテーマでありながら、論理的に答える力が試される絶好の機会でもあります。

記事で紹介したように、高得点を狙うには語彙力と論理的展開力が不可欠です。単語や表現を増やすことはもちろんですが、意見を述べるだけで終わらず、理由や具体例、比較や文化的視点を加えることで、回答の説得力が大きく向上します。また、Part 3は試験官との双方向の会話ですので、臨機応変に話を広げられる力も重要です。
さらに、模擬練習を繰り返すことが、即答力と自信につながります。実際に声に出して答えることで、自然なフレーズの使い方や文章構成の感覚が身につきます。特に「世界の季節」のテーマは、個人的な体験を交えながらも社会的な視点を取り入れやすく、練習に最適です。

この記事で紹介したポイントや例文を参考にして練習を積めば、次に「seasons」に関する質問が出ても、自信を持って答えられるようになります。身近な季節の話題から、広い視野で論理的に考えを述べる力を養い、試験本番では落ち着いて対応できることを目指しましょう。ぜひこの機会にIELTS TRAINER PROで一緒に練習しましょう!

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