【IELTS TRAINER PRO】Bi-Annual Seminar開催報告|AI時代に「IELTS講師」が必要な理由とは
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皆様、こんにちは!
IELTS TRAINER PROです!
今回は、6月27日(土)にフィリピン現地で開催された「Bi-Annual Seminar」についてご紹介いたします。このセミナーはIELTS TRAINER PROの講師陣が集まり、ディスカッションを行うイベントです。
このセミナーはIELTS TRAINER PROの講師陣が、IELTSのオンラインレッスンをより良くしていくことを目的として開催されている、継続的な取り組みです。
日本オフィスメンバーの3名もフィリピン現地に行き本セミナーに参加し、2026年前期の結果、そして日本のIELTS市場について発表を行いました。


IELTS TRAINER PRO講師のプレゼン内容
今回のBi-Annual Seminarでは、講師陣が4つのグループに分かれてそれぞれのテーマについて発表を行いました。どのグループも「AIをどう活用するか」という視点で、現場の指導経験に基づいた具体的なアイデアを持ち寄ってくれました。


グループ1:クラス管理の改善とAIの活用
最初のグループが取り上げたのは、日々のクラス運営をどうアップデートしていくか、というテーマでした。
このグループが特に重視していたのが「ターゲットを絞ったフィードバック」です。生徒さんが繰り返してしまうミスを丁寧に拾い上げ、一番の課題と同時に強みもしっかり伝えるバランスが大切だと言っていました。
また、生徒さんとの間に緊張が生まれたときは、教師側が一歩引いてそのレベルに合わせることも、信頼関係を築く上で重要なポイントとして挙げられていました。
AIの活用面では、文法チェックや適切な単語の確認にAIを使う方法が提案されました。そして、このグループがとくに印象的だったのが「ポケットの中のITP」というコンセプトです。お気に入りの先生とのスピーキング練習も、語彙テストや宿題も、時間や場所を選ばずできる環境を目指すというもので、IELTS学習をより身近なものにしていこうという姿勢が感じられました。
グループ2:ライティングにおける初級者・上級者への支援
ライティングをテーマにしたグループ2のプレゼンは、初級者と上級者で指導の工夫をどう変えるか、という視点がとても参考になるものでした。
どちらのレベルにも共通していたのが「ROC(関連性・構成・明確さ)」に焦点を当てた宿題チェックです。ただし、初級者の場合は特に注意が必要で、「文法エラーを見つけるとつい全部直したくなってしまうけれど、それが生徒のやる気を削いでしまうこともある」という声が講師陣から上がっていました。AIで文法チェックをしながらも、共感を忘れずに接することが大切だというメッセージが印象的でした。
上級者の場合は、ROCのチェックの後にさらに「Enhancer Activity(発展課題)」へと進みます。ここでもAIは強い味方で、宿題が設問に答えられているかの確認、関連語彙の提案、アイデアを広げるための誘導質問の生成など、具体的なプロンプト例も交えながら発表されていました。
グループ3:スピーキング指導におけるAIを活用した戦略
スピーキング指導にフォーカスしたグループ3は、AIを授業の流れにどう組み込むかという、実践的な内容でした。
初級者の宿題チェックでは「流暢さと一貫性」を最優先に。上級者には主要なエラーに絞ったカスタマイズされたフィードバックを返すために、AIを効果的に使う方法が紹介されました。ChatGPTやGeminiといったAIツールに慣れ親しむことで、限られた授業時間の中でもより質の高い指導ができるようになるそうです。
また、AIを使ってサンプル回答を生成し、それをベースに生徒さんと一緒に「もっと良い表現はないか」を考えるというアプローチも提案されていました。パフォーマンスの評価 → 次の目標設定 → AIを活用した詳細なフィードバック、というサイクルを回すことで、スコアアップへの道筋が見えやすくなるというのは、生徒さんにとっても嬉しいですよね。
グループ4:AIをパートナーとした「スマートティーチング」と教師の未来
最後のグループ4は、少し大きな視点で「AIと共存する教師の未来」について発表してくれました。
このグループが提案したのが「授業の3フェーズ活用」です。授業前は語彙練習やレッスンプランの資料をAIで準備し、授業中は例文や解説を即座に出せるようにしておく、授業後はよくある間違いを要約してパーソナライズされた宿題を提案する、AIを使うタイミングを整理するだけで、準備の手間が大きく変わってくるという話は、すぐにでも実践できそうですよね。
また、これからの教師に必要なスキルとして「プロンプトエンジニアリング」が挙げられたのも、今回のセミナーならではのトピックでした。初級者には文法エラーのハイライトや説明の簡略化、上級者にはアイデアの展開や自然なコロケーションの提案など、生徒のレベルに合わせてAIへの指示を使い分ける力が、これからの講師には欠かせないということです。
そして最も印象に残ったメッセージが、「教師は『情報伝達者』から『学習コーチ』へ進化する必要がある」という言葉でした。情報はAIでいくらでも手に入る時代だからこそ、そのリソースを賢く使う方法や批判的思考を一緒に育てていける存在が、これからの教師の姿なのかもしれません。
「AIではなくIELTS講師が必要な理由」とは?
ChatGPTにエッセイを直してもらったり、AIアプリでスピーキングの練習をしたりIELTS学習者の皆様の中にも、すでにAIを学習に取り入れている方は多いのではないでしょうか。たしかにAIを使えば、24時間365日いつでも英語学習を行うことができます。とても便利な時代になりました。
ですが、「なんとなく物足りない」「これで本当にスコアが伸びるのかな」と感じたことはありませんか?
今回のBi-Annual Seminarでは、まさにこの疑問についてIELTS TRAINER PROの講師陣が真剣に議論しました。AIにできること、そして人間の講師にしかできないことその結論を3つのポイントに分けてご紹介します。
1.人間による判断力と共感
AIは反復練習や即時フィードバックがとても得意です。文法ミスの指摘や、スピーキングの発音チェックなどは、AIの得意分野と言えるでしょう。
しかし、生徒さんが問題を解きながら見せる「ちょっとしたためらい」や「自信なさげな表情」まで読み取れるでしょうか?今のところ、それはAIには難しいことです。学習者一人ひとりの理解度やペースに合わせて質問の角度を変えたり、授業の空気を読みながら進め方を調整したりするのは、人間の講師だからこそできることだと講師陣は口を揃えていました。
2.戦略的な学習計画と高度な専門性
「とりあえずたくさん練習しましょう」というアドバイスなら、AIでも十分にできます。ですが、IELTS対策で本当に必要なのは、もっと踏み込んだサポートではないでしょうか。
生徒さんの弱点はどこか、目標のIELTSスコアまでの道のりはどのくらいか、試験日までにどう時間を使うべきか、こうした「その人だけの学習戦略」を組み立てられるのは、経験を積んだIELTS講師ならではの強みです。さらに、バンドスコアの評価基準を熟知し、その基準に沿って的確な対策を提案できる専門性は、今のAIにはまだ代替できない領域だと言えます。
3.人間関係とモチベーション管理
英語学習を続けていると、誰しも一度はスコアが伸び悩む時期にぶつかります。そんなとき、画面の向こうのAIに励ましてもらって、本当にやる気が戻ってくるでしょうか?
セミナーの中では、「生徒さんが『また次回もレッスンを受けたい』と思ってくれるのは、講師との人間関係があってこそ」という意見が多くの講師から挙がりました。一緒に喜び、一緒に悩んでくれる存在がいるからこそ、停滞期を乗り越えられる。そしてその積み重ねこそが、実際のスコアアップにつながっていくのです。
AIは「敵」ではなく「味方」
今回の議論を通じて見えてきたのは、AIとIELTS講師は対立するものではない、ということでした。一般的な英語学習市場では、スピードとコストの面でAIが強みを発揮する場面も多いでしょう。
ですが、IELTSのような専門性の高い試験対策においては、AIはむしろ講師の指導をより効果的にするための心強いツールです。そして最終的に、生徒さんのスコアアップや夢の実現という「変化」を生み出すのは、テクノロジーではなく、隣で伴走してくれる人間の講師なのだと、私たちは改めて感じました。
Bi-Annual Seminarのまとめ
今回のBi-Annual SeminarではAIについてたくさんのディスカッションが行われました。
IELTS学習をしている皆様も「ChatGPT」や「Gemini」などのAIを活用しながらIELTS学習をされているのではないかと思います。
しかしながら、AIだけでは補いきれない部分もまだまだたくさんありますので、是非IELTS TRAINER PROでIELTS講師と一緒にIELTS対策をしていきましょう!
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