IELTS試験で差がつく!InformalとFormalの英単語完全ガイド
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こんにちは!IELTS TRAINER PROでインターン生からの昇格を果たし、現在正社員として活躍しているまりのです。いつも当ブログをご愛読いただき、誠にありがとうございます!
このブログは、新社会人としての日々の生活と奮闘を綴りながら、2023年10月までにIELTSのOverall Band Score 6.0突破を目指す私の学習記録です。皆様の英語学習の参考になれば幸いです。
今回は、IELTS本試験のSpeakingセクションやWritingセクションのスコアに大きな影響を与える可能性がある、InformalとFormalな英単語の使い分けについて詳しくお話していきます!この知識は、あなたのIELTSスコアを次のレベルに引き上げるための重要な鍵となるでしょう。
IELTS本試験で求められる言語スタイルとは?
結論から申し上げると、IELTS本試験ではFormalな(格式の高い)英単語で回答することが求められます。
もちろん、Formalな英単語を使わなかったからといって、IELTSのスコアがゼロになってしまうわけではありません。しかし、適切な文脈でFormalな表現を用いることで、語彙の豊富さや言語の運用能力の高さをアピールでき、結果としてスコアアップにつながる可能性が高くなります。
ここで、InformalとFormalの違いについて詳しく見ていきましょう。
InformalとFormalの言語スタイル:明確な違い
Informal(非公式)な言語スタイル
- 使用される場面: 親しい友人や家族との会話、SNSでのやり取り、カジュアルなメール、広告文など
-
特徴:
・短縮形(don’t, can’t, I’m など)が頻繁に使われる
・スラングや口語表現が多い
・文構造が単純で、短い文が多い
・一人称(I, we)の使用が多い
・感情表現が直接的
・句動詞(phrasal verbs: get up, look after など)の使用頻度が高い - 例文: “I got really tired after work, so I chilled out at home and binged some Netflix.”
Formal(公式)な言語スタイル
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使用される場面: 学術論文、研究報告書、ビジネス文書、公式スピーチ、会社案内、組織紹介など
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特徴:
・短縮形をほとんど使用しない
・学術的・専門的な語彙を用いる
・複雑な文構造や長文が多い
・三人称の使用や受動態の活用
・感情表現を抑えた客観的な表現
・ラテン語やギリシャ語由来の単語の使用頻度が高い -
例文: “Following completion of the workday, excessive fatigue necessitated a period of relaxation at one’s residence, during which time various streaming entertainment was consumed.”
この2つの違いを見ると、IELTSで求められる言語スタイルが明らかですね。特にWriting Task 2やAcademic Writingでは、論理的で客観的な文章が求められるため、Formalな表現の習得が不可欠です。
なぜIELTS試験ではFormalな表現が重要なのか?
IELTS試験、特にAcademic Moduleでは、受験者が学術環境やプロフェッショナルな環境で英語を使いこなせるかを評価します。そのような環境では、正確かつ適切な言語使用が求められ、それにはFormalな表現の習得が不可欠なのです。
IELTS試験の評価基準には「語彙の豊富さ(Lexical Resource)」という項目があり、ここでは単に多くの単語を知っているだけでなく、状況に応じて適切な語彙を選択できるかが評価されます。学術的・専門的な文脈では、当然Formalな表現の方が適切とされるのです。
さらに、上級レベル(Band 7以上)を目指す場合、「less common vocabulary(一般的でない語彙)」の使用が求められます。これらの語彙の多くは、まさにFormalな表現に該当します。
IELTSの各セクションにおけるFormalとInformalの適切なバランス
IELTS試験の各セクションによって、求められる言語スタイルは微妙に異なります。それぞれについて詳しく見ていきましょう。
Writing
- Task 1 (Academic): グラフや表の描写では、完全にFormalな言語スタイルが求められます。一人称の使用は避け、客観的な分析を行うことが重要です。
- Task 1 (General Training): 手紙やEメールの場合、宛先によってスタイルを調整する必要があります。友人へのカジュアルな手紙ならInformal、組織や知らない人へならFormalが適切です。
- Task 2: エッセイでは、Formalからsemi-formal(やや格式ばった)な言語スタイルが適切です。論理的で客観的な議論の展開が求められます。
Speaking
- スピーキングテストでは、Semi-formalな会話スタイルが基本です。完全なFormalである必要はありませんが、スラングや過度にカジュアルな表現は避けるべきです。
- Part 3では、より抽象的・分析的な議論が求められるため、よりFormalな語彙を使うチャンスがあります。
Listening & Reading
- これらのセクションでは、様々な言語スタイルの英語を理解する能力が試されます。Formalな学術的内容からInformalな日常会話まで、幅広いスタイルに対応できる必要があります。
IELTS試験対策のためのInformalからFormalへの言葉の言い換え集
IELTS本試験でもすぐに活用できる、InformalからFormalへの言い換え表現を多数ご紹介します。これらの表現をマスターすることで、あなたの回答の質と評価を大きく向上させることができるでしょう!
Informal | Formal | 例文 |
ask | enquire / inquire | Instead of asking about the details, I inquired about the specific requirements. |
buy | purchase / acquire | The company plans to purchase new equipment next month. |
climb | ascend | The researchers ascended to the summit to collect data. |
check | verify / examine | We need to verify these figures before submission |
get | receive / obtain / acquire | The university obtained substantial funding for the research. |
go | depart / proceed / leave | The delegation will depart for London next week. |
help | assist / aid / facilitate | The new software facilitates more efficient data analysis. |
keep | retain / preserve / maintain | The organization aims to maintain high standards of service. |
live | reside / inhabit / dwell | The indigenous population inhabits the northern regions of the country. |
想像以上に多いと感じませんか?もちろん、表の左側にあるInformalな英単語を使って解答しても「間違い」ではありません。しかし、表の右側にあるFormalな英単語を使ってIELTS本試験に臨むことで、より良い評価を得られる可能性が高まります。
Formalな表現を使う際の注意点
Formalな表現はIELTSで高評価を得るために役立ちますが、使用する際にはいくつかの注意点があります。
- 過度な使用を避ける
Formalな表現は適切な場面で使うべきです。すべての単語をFormalなものに置き換えようとすると、不自然な文章になることがあります。特にSpeakingでは、過度に形式ばった表現は違和感を生じさせる可能性があります。 - 正確な意味と使い方を理解する
単に「格式高い言葉」というだけで使うのではなく、その単語の正確な意味とニュアンス、適切な文脈を理解することが重要です。例えば、”utilize”と”use”は似ていますが、”utilize”には「効果的・創造的に使う」というニュアンスがあります。 - 文脈に合わせる
特にWriting Task 1 (General Training)では、手紙の宛先によって適切な言語スタイルが変わります。友人への手紙でFormalな表現を多用すると、不自然に感じられることがあります。 - 自然な流れを意識する
いくらFormalな単語を使っても、文の構造や論理展開が不自然では高評価は得られません。自然な流れを保ちながらFormalな表現を取り入れることを心がけましょう。
Formalな表現を効果的に学習する方法
- 学術論文や新聞記事を読む
The Economist、BBC News、学術ジャーナルなどの質の高い媒体を読むことで、Formalな表現に自然と触れることができます。気になる表現があれば、ノートに書き留めて復習しましょう。 - 言い換え練習を日常的に行う
日常会話で使う表現を、よりFormalな表現に言い換える練習をしましょう。例えば、「I got a new job」を「I obtained a new position」と言い換えるなど。 - Formalな表現を含む例文を作る
学んだFormalな表現を使って、自分で例文を作り、実際に書いたり話したりする練習をしましょう。使うことで記憶に定着します。 - IELTS対策の教材を活用する
IELTS対策の教材には、試験で高評価を得るための適切な表現が多数紹介されています。それらを積極的に学び、模擬練習で使ってみましょう。 - フィードバックを得る
可能であれば、英語教師や経験者に自分の英語表現についてフィードバックをもらいましょう。適切なFormalな表現が使えているか、不自然な点はないかなど、客観的な意見は非常に役立ちます。
IELTS対策におけるFormalな表現の実践例
Writing Task 2の例文比較
Informal:
I think that global warming is a big problem nowadays. A lot of scientists say that we need to stop using so much fossil fuels because it makes things worse. We should try to use more green energy like solar power.
Formal:
It is evident that climate change represents a significant challenge in contemporary society. Numerous scientific studies indicate that the reduction of fossil fuel consumption is imperative to mitigate adverse environmental impacts. The implementation of renewable energy sources, such as solar power, should be prioritized.
Speaking Part 3の例文比較
質問: What are the advantages of public transportation?
Informal Response:
I think public transport is pretty good because it’s cheaper than having your own car. Also, when lots of people use buses and trains, there are fewer cars on the road, so there’s less traffic and pollution.
Semi-formal Response:
Public transportation offers several benefits, including economic advantages compared to private vehicle ownership. Additionally, increased utilization of public transit systems results in reduced traffic congestion and lower emissions, which has a positive impact on environmental conditions.
Formalな表現を身につけるための日常練習
IELTS試験でFormalな表現を効果的に使えるようになるためには、日常的な練習が欠かせません。以下に、毎日の生活の中で取り入れられる簡単な練習方法をご紹介します。
- 「単語の置き換えチャレンジ」
毎日5つのInformalな単語を選び、それをFormalな表現に置き換える練習をしましょう。例えば「get」→「obtain」、「tell」→「inform」など。これを1週間続けると、35の新しいFormalな表現が身につきます! - 「ニュース記事の言い換え」
BBCやCNNなどの英語ニュースの見出しや短い記事を、さらにFormalな表現を使って書き直す練習をしてみましょう。 - 「日記をFormalに書く」
その日あった出来事を英語の日記として書く際に、あえてFormalな表現を用いて書いてみましょう。例えば「I went shopping and bought some clothes.」ではなく「I proceeded to the retail establishments and purchased several garments.」というように。 - 「シャドーイングのアップグレード」
英語の音声を聞いて真似るシャドーイング練習をする際に、Informalな表現が出てきたら、頭の中でFormalな表現に置き換えながら発話する練習をしてみましょう。 - 「Formalフラッシュカード」
InformalとFormalの対応表現をフラッシュカードにして、隙間時間に復習しましょう。スマートフォンのアプリなどを活用すると便利です。
IELTS試験官の視点:Formalな表現の効果
IELTS試験官は、受験者の英語力を総合的に評価します。その中で、適切なFormalな表現の使用は、特に以下の点で高評価につながる可能性があります。
- 語彙の豊富さと多様性: Formalな表現を適切に使うことで、語彙力の高さをアピールできます。
- 言語の運用能力: 状況に応じて適切な言語スタイルを選択できる能力は、上級レベルの英語力を示します。
- 学術的・専門的文脈での英語運用: 特にAcademic Moduleでは、学術環境で必要とされる言語スタイルを理解し、使いこなせることが重要です。
- 論理的思考と表現力: Formalな表現は往々にして精密で論理的な思考を反映することが多く、それが明確な論点展開につながります。
試験官の視点から見ると、「この受験者は幅広い語彙を持ち、状況に応じて適切な表現を選べる」という印象を与えることができれば、より高いスコアを獲得できる可能性が高まります。
まとめ:IELTSでFormalな表現を活用するためのキーポイント
- バランス感覚を持つ: 完全にFormalに徹するのではなく、各セクションの要求に応じて適切な言語スタイルを選択しましょう。
- 意味を理解して使う: 単に「かっこいい単語」として使うのではなく、正確な意味とニュアンスを理解した上で使いましょう。
- 継続的な学習と実践: Formalな表現は日常的に触れることが少ないため、意識的に学び、使う機会を作りましょう。
- 自然さを保つ: Formalな表現を使いながらも、文全体の流れや論理構成を自然に保つことが重要です。
- 個性を失わない: 型にはまったFormalな表現だけでなく、自分の考えや意見を効果的に伝えることも忘れないようにしましょう。
今回のブログを読んで、IELTS本試験におけるInformalとFormalな英単語の使い分けの重要性をご理解いただけたでしょうか?適切な言語スタイルの選択は、まさにIELTSスコアを左右する重要な要素の一つです。これからの学習に、ぜひ今回ご紹介した表現を取り入れてみてください!
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