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【英語の基礎】動名詞とto不定詞の違いは??

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皆さまこんにちは!
IELTS TRAINER PROです!

今回は動名詞について一緒に学んでいきたいと思います。
動名詞は、動詞をing形にすることで、「〜すること」という意味を持つ品詞です。
ですが、もう一つ、「〜すること」という意味を持つ品詞をご存じですか?
そう!「to 不定詞」も「〜すること」という意味を持っております。

同じ意味ならどっちを使っても問題ないのでは?と思うかもしれませんが、実はそうではないんです!

動名詞to不定詞、それぞれ説明した後、2つの品詞の違いについてみていきましょう。

「動名詞」について

「動名詞」と聞くと「動詞+ing」とイメージされる方が多いのではないかと思います。
まさにその通りです!

動名詞には、様々な役割がございます。

  1. 主語
  2. 補語
  3. 動詞の目的語
  4. 前置詞の目的語

上記の4つの役割を果たすことができます。

それぞれの役割について詳しく見ていきましょう!

①「主語」の役割をする動名詞

主語の役割をする動名詞は、「〜すること(は)」と訳されるケースがほとんどです。
以下、例文を見ていきましょう。

☆例文☆
Reading a book is fun.
(本を読むことは楽しい。)

Swimming makes me relaxed.
(泳ぐことは私をリラックスさせてくれる。)

例文のように主語の役割をする動名詞は、「〜することは・・・だ」となります。

②「補語」の役割をする動名詞

「補語」と聞いて何のことかすぐにわかりましたか?
「補語」は、名詞と動詞のみでは文章が成立しない場合、主語を補う役割をする語句です。
また、「主語=補語」の形になるのも特徴と言えます。

☆例文☆
My hobby is playing baseball.
(私の趣味は野球をすることです。)
※My hobby(主語)とis(動詞)だけでは文章が成立しないですよね!

「補語」の役割をするときの動名詞は、「・・・は〜することです」と訳すようにしましょう。

③「動詞の目的語」の役割をする動名詞

動名詞は、動詞の目的語の役割までしてしまうんです。
この場合、動名詞は動詞の後ろに置かれ、動詞の内容を詳しく説明します。

このケースがで適用されるのは、目的語を取る他動詞が文の動詞になる場合のみとなります。

☆例文☆
I like having a party with my family.
(私は家族とパーティーをすることが好きです。)

I started learning Korean last year.
(私は昨年、韓国語を学び始めました。)

④「前置詞の目的語」の役割をする動名詞

前置詞の後には、どんな品詞が来るでしょうか?
正解は、「名詞」が来ます。
この前置詞の後に来る名詞を「〜すること」といった動詞を含む内容を前置詞の後ろに置きたい場合には、動名詞を使うことで正しい文章を完成させることができます。

☆例文☆
She is good at playing the piano.
(彼女はピアノを弾くことが得意です。)

I’m interested in taking a Marketing class.
(私はマーケティングの授業を受けることに興味があります。)

ここまでが「動名詞」についての詳しい説明でした!
次は「to不定詞」について見ていこうと思います。

「to不定詞」について

「to不定詞」とは、「to+動詞の原形」のことを指します。

「to不定詞」には3つ役割があります。

  1. 名詞
  2. 形容詞
  3. 副詞

この3つです。

それぞれの役割を細かく見ていきましょう。

①「名詞」の役割をするto不定詞

「名詞」の役割をするto不定詞は「〜すること」と訳し、名詞としてのto不定詞は「主語」「補語」「目的語」として使用されます。

「主語」として使われる名詞的用法のto不定詞

☆例文☆
To read books is interesting.
(本を読むことは面白いです。)

「To read books」が主語として使われ、動名詞を使って「Reading books is interesting.」と言い換えることも可能です。

「補語」として使われる名詞的用法のto不定詞

☆例文☆
My hobby is to read books.
(私の趣味は本を読むことです。)

「to read books」が補語として使われております。
補語は「S=C」になる特徴がありますので、例文だと「My hobby = to read books」となります。

「目的語」として使われる名詞的用法のto不定詞

☆例文☆
I like to read books.
(私は本を読むことが好きです。)

「to read books」が目的語として使用されております。

②「形容詞」の役割をするto不定詞

形容詞の役割をするto不定詞は、名詞や代名詞を修飾する役割を担っています。
「名詞+to+動詞」という形となり、名詞を後ろから説明します。
訳し方としては、「〜するための、〜すべき」となります。

☆例文☆
I bought some magazines to read on the train.
(電車で読むための雑誌を買いました。)

「to read on the train」は「some magazines」という名詞を修飾しております。

③「副詞」の役割をするto不定詞

副詞の役割をするto不定詞は、目的を表す「〜するために」、原因・理由を表す「〜して」の2種類の日本語訳があります。
それぞれ例文を見ていきましょう。

目的を表す副詞的用法のto不定詞

☆例文☆
She went to America to study English.
(彼女は英語を勉強するためにアメリカに行きました。)

例文の「to study English」は「went」という動詞を修飾する副詞の役割をしています。
また、アメリカに行った理由を強調したい場合は「to」の代わりに「in order to」を使うと良いです。

原因や理由を表す副詞的用法のto不定詞

☆例文☆
She must be a fool to do such a thing.
(そんなことをするなんて彼女は馬鹿に違いない。)

「fool(馬鹿である)」と判断した理由が、「to do such a thing(そんなことをしたから)」となります。

ここまで、動名詞とto不定詞それぞれの役割について見てきました。
ここからは、動名詞とto不定詞の違いについて見ていきましょう。

「動名詞」と「to不定詞」の違いは??

動名詞もto不定詞もどちらも「〜すること」と訳すことが多いので、どのように区別して使えばよいのかわからなくなってしまうのではないかと思います。

この2つの使い分けとして、以下の事だけ覚えていれば問題なく区別できるようになると思います!

  • 動詞のイメージが「反復(繰り返し)」「中断」「過去とつながりがあること」または「消極的な態度」は
    動名詞
  • 動詞のイメージが「未来を表す表現(未来志向の表現)と「意志・希望・決心を表す表現」は「to不定詞

と覚えることをおススメします!

この2つの使い分けについて詳しく見ていきましょう。

目的語に「動名詞」だけを置く動詞

目的語に「動名詞」だけを置く動詞は、

  • enjoy:楽しむ(反復)
  • practice:練習する(反復)
  • consider:よく考える(反復)
  • finish:終える(中断)
  • give up / stop:やめる(中断)

などがあります!

☆例文☆
I enjoy studying English.
(私は英語を勉強することを楽しみます。)

目的語に「to不定詞」だけを置く動詞

目的語に「to不定詞」だけを置く動詞は、

  • want :~したいと思う(意志・希望・決心を表す表現)
  • hope:~することを望む(意志・希望・決心を表す表現)
  • desire:~することを強く望む(意志・希望・決心を表す表現)
  • wish:~することを願う(意志・希望・決心を表す表現)
  • plan:~する計画である(未来を表す表現)
  • expect:~するつもりである(未来を表す表現)

などがあります!

☆例文☆
I want to study English.
(私は英語を勉強したいです。)

ここまで、「動名詞」と「to不定詞」の違いを見てきました。
大きく分けると、「反復や中断のイメージ」か「未来志向」かでしたね。

ちなみに、「動名詞」と「to不定詞」両方とも置ける動詞もあり、その意味が変わらないことがほとんどです。
ですがまれに「動名詞」「to不定詞」どちらを置くかによって、意味が変わってしまう動詞があるので、ご紹介いたします。

「動名詞」と「to不定詞」で意味が変わる動詞

  • remember
    動名詞:~したことを覚えている
    to不定詞:~することを覚えている、忘れずに~する

☆例文☆
Do you remember meeting him?
(彼に会ったことを覚えていますか?)

You should remember to lock the door.
忘れずにドアに鍵をかけた方がいいですよ。)

  • forget
    動名詞:~したことを忘れる
    to不定詞:~するのを忘れる

☆例文☆
I’ll never forget visiting Rome.
(ローマを訪れたことは決して忘れません。)

Don’t forget to take in the laundry!
(洗濯物を取り込むのを忘れないでね!)

  • regret
    動名詞:~したことを後悔する
    to不定詞:残念ながら~する

☆例文☆
I regret quitting the job.
(私はその仕事をやめたことを後悔しています。)

I regret to say that the item is out of stock.
(残念ながらその品物は在庫切れです。)

このように、意味が変わる動詞もありますので、日本語訳する際は気を付けてください!

IELTS TRAINER PROについて

最後までブログを読んでいただき、ありがとうございました!
今回のブログを読んで、「動名詞」と「to不定詞」の使い分けを理解することはできましたか?

最後にIELTS TRAINER PROについてご紹介いたします!
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