前置詞の「till」「until」「by」の使い分け:時間表現のニュアンスを理解しよう
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こんにちは、IELTS TRAINER PROのスタッフ、ワーママのキャリーです。いつも当ブログをご覧いただき、誠にありがとうございます!日々の忙しさの中で、英語学習に時間を割いてくださる皆様の熱意に心から感謝申し上げます。
新生活はいかがですか?
進学・進級した皆さまは、新しい環境や新しいクラスになじめましたでしょうか?新しい場所や状況に適応するには時間がかかるものですが、少しずつ新生活のリズムをつかみつつあることと思います。環境の変化は時に大変ですが、新たな出会いや発見の機会でもありますよね。
我が家の次女も、園生活の初めは毎朝ギャン泣きする日々が続いていましたが、最近ではお気に入りの先生を見つけ、前向きに登園できるようになりました!子供の心の動きは本当に純粋ですね。特に年齢が小さいと、先生との相性が園生活の満足度に大きく影響します。子供の目には、私たち大人が思う以上に先生の存在が大きく映っているのでしょう。良い先生に出会えて本当に良かったと、母親として安堵しています。
先生と生徒の関係性は、学びのプロセスにおいて非常に重要な要素だと実感します。お互いの信頼関係ができると、学習効果も格段に上がりますし、何より「学ぶこと」自体が楽しくなりますね。
IELTS TRAINER PROの講師紹介
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今日のレッスン:基本前置詞「till」「until」「by」の使い分け
さて、今回は英語の基本的な前置詞、特に時間表現でよく使われる「till」「until」「by」の違いについて学んでいきましょう。これらの前置詞は一見似ているようで、実は使い方やニュアンスに微妙な違いがあります。正しく使い分けられると、より自然で正確な英語表現が可能になりますよ。
問題にチャレンジ!
まず、以下の問題を考えてみましょう。空欄に「till」「until」「by」のどれが入るでしょうか?
- Come home ( ) 24:00.
- We are open ( ) 24:00.
少し考えてから、下記の解説をご確認ください。
問題の解説
- Come home by 24:00.
(訳)24時までに帰宅してね
「by」は「〜までに」という意味で、期限や締め切りを表現するときに使います。この場合、24時という期限までに家に帰ってくるよう求めています。24時より前のどの時点でも良いですが、24時を過ぎてはいけないというニュアンスです。 - We are open till/until 24:00.
(訳)営業時間は24時までです
「till」と「until」は「〜まで(ずっと)」という意味で、ある時点まで状態が継続することを表します。この例文では、今も店が開いていて、24時まで営業し続けるという継続的な状態を表しています。
「till」と「until」は基本的に同じ意味ですが、使用上のちょっとした違いがあります。特に文の先頭では「Until」を使うことが一般的です。「Till」は比較的くだけた表現で、「until」はより形式的な印象があります。
もっと詳しく:「till」「until」「by」の使い分け
これらの前置詞についてもう少し詳しく見ていきましょう。
「by」の使い方
「by」は「〜までに」という意味で、ある時点までに何かが完了していることを示します。期限や締切を表現する場合に使います。
例文:
- Please submit your assignment by Friday.(金曜日までに課題を提出してください)
- The package will be delivered by noon.(小包は正午までに配達されます)
- You should arrive at the airport by 7 AM.(午前7時までに空港に到着すべきです)
「by」を使うと、指定された時間までに行動や出来事が完了していることが期待されています。つまり、その時間の前であれば、いつでも構わないというニュアンスです。
「till/until」の使い方
「till」と「until」は「〜まで(ずっと)」という意味で、ある状態や行動がある時点まで継続することを表します。
例文:
- The library is open until 9 PM.(図書館は午後9時まで開いています)
- I’ll wait here till you come back.(あなたが戻ってくるまでここで待っています)
- She worked until midnight to finish the project.(彼女はプロジェクトを終えるために真夜中まで働きました)
「till/until」を使うと、指定された時間まで継続的に何かをしていることを表現します。その時点で状態や行動が終了するというニュアンスです。
「till」と「until」の違い
「till」と「until」は基本的に同じ意味ですが、いくつかの使用上の違いがあります。
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文の先頭: 文の先頭では通常「Until」を使い、「Till」はあまり使いません。
・Until the rain stops, we’ll stay inside.(雨が止むまで、私たちは中にいます)
・Till the rain stops, we’ll stay inside. (あまり使いません) -
フォーマル度: 「until」はより形式的で、「till」はよりカジュアルな印象があります。
・公式文書や学術的な文章では「until」を使うことが多いです。
・日常会話や非公式な文章では「till」も頻繁に使われます。 -
否定形との併用: 否定形と一緒に使う場合、通常は「until」の方が一般的です。
・Don’t leave until I get back.(私が戻るまで出発しないで)
・Don’t leave till I get back. (使えないわけではありませんが、「until」の方が一般的)
実践:さらに例文で理解を深めよう
「till/until」と「by」の違いをより明確にするために、対比例文を見てみましょう。
例1:
-
Stay here until 5 PM.(5時まで(ずっと)ここにいてください)
→ 5時まで継続してここにいることを求めています。5時になったら帰ってもいいというニュアンスです。 -
Be here by 5 PM.(5時までにここに来てください)
→ 5時より前のどの時点でも構いませんが、5時を過ぎてはいけないという期限を示しています。
例2:
-
The shop is open until midnight.(お店は真夜中まで開いています)
→ 現在も店は開いていて、真夜中まで開き続けるという継続状態を表しています。 -
Please return the book by midnight.(真夜中までに本を返してください)
→ 真夜中という期限までに本を返す行為を完了させることを求めています。
例3:
-
I’ll wait till/until you call me.(あなたが電話してくるまで待っています)
→ あなたが電話してくる時点まで、待ち続けるという継続的な行動を表しています。 -
Please call me by 9 PM tonight.(今夜9時までに電話してください)
→ 9時という期限までに電話するという行動の完了を求めています。
IELTSでの活用:前置詞の正確な使用
前置詞の正確な使用は、IELTSのライティングやスピーキングセクションで高得点を獲得するために非常に重要です。特に「till/until」と「by」の違いを理解し、適切に使用することで、あなたの英語表現の正確さと流暢さが向上します。
IELTSのライティングタスク1では、グラフや表の傾向を説明する際に時間表現を使うことが多いです。例えば、
-
The number of students increased until 2010, and then began to decline.
(学生の数は2010年まで増加し、その後減少し始めました) -
The company aims to reduce its carbon emissions by 2030.
(その会社は2030年までに炭素排出量を削減することを目指しています)
また、スピーキングテストでは、予定や計画について質問されることが多いです:
- I’ll be studying for my exams until the end of May.
(5月末まで試験勉強をしています) - I need to complete my thesis by June.
(6月までに論文を完成させる必要があります)
これらの前置詞を適切に使い分けることで、あなたの意図を正確に伝えることができます。
練習問題:理解度をチェックしよう
理解度を確認するために、以下の練習問題に挑戦してみましょう。
- The museum is open _______ 7 PM on weekdays.
- You must submit your application _______ May 15th.
- I’ll be busy _______ next week.
- Please finish the report _______ tomorrow morning.
- The children played in the garden _______ it started raining.
- The boss wants to see the results _______ Friday.
答え:
- until/till(美術館は平日は午後7時まで開いています)
- by(5月15日までに申請書を提出しなければなりません)
- until/till(来週まで忙しいです)
- by(明日の朝までにレポートを終えてください)
- until/till(雨が降り始めるまで子供たちは庭で遊んでいました)
- by(上司は金曜日までに結果を見たいと思っています)
時間表現のまとめ:「till/until」vs「by」
最後に、「till/until」と「by」の違いを簡潔にまとめてみましょう!
「till/until」
- 意味:〜まで(ずっと)
- 用途:継続する状態や行動を表す
- ニュアンス:指定された時点まで何かが続き、その時点で終わる
- 例:The store is open until midnight.(お店は深夜まで開いています)
「by」
- 意味:〜までに
- 用途:期限や締切を表す
- ニュアンス:指定された時点までに何かを完了することが期待される
- 例:Please arrive by 3 PM.(午後3時までに到着してください)
これらの前置詞を正しく使い分けることで、英語での時間表現がより正確で自然になります。
IELTS TRAINER PROで実力をつけよう!
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
「till」「until」「by」の違いについて少しでも理解が深まりましたでしょうか?前置詞は小さな単語ですが、文の意味に大きな影響を与えます。特に時間表現における前置詞の正確な使用は、英語力の高さを示す重要な指標となります。
このブログが皆様のIELTS学習の一助となり、英語への理解が深まりましたら幸いです。これからも、IELTS対策に役立つ文法のポイントや表現方法を分かりやすくお届けしていきます。
IELTS TRAINER PROの特長
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