社会人必見!|Co-op留学にIELTSスコアは必要?
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IELTS(International English Language Testing System)は、英語圏の大学やカレッジへの進学、移住、就職のために必要な英語力を測定する国際的な試験です。
特に、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなどの国々で広く認められています。
また、IELTSのスコアは、カナダで実施されている「Co-op留学」をする際に英語力の証明として必要になる英語試験です。
そこで今回は、Co-op留学とIELTSの関連性について紹介していきます。
1.Co-op留学とは?
Co-op(Cooperative Education)留学とは、学業と有給インターンシップ(就労経験)を組み合わせたプログラムです。カナダで実施されており、現地の企業で実際に働きながら実践的なスキルを身につけることができます。
通常の留学が座学中心なのに対し、Co-op留学では授業で学んだことを実際の職場で活かす機会があるため、キャリアに直結する経験が得られるのが特徴です。
また、Co-op留学は学生ビザであるにもかかわらず、インターンシップに挑戦できる留学制度となっています。
そして、Co-op留学は基本的に学習をした期間と有給インターンシップの期間が同じになります。例えば、6カ月学習をした場合は、6か月分の有給インターンシップがセットになるといった形です。
カレッジに通っている期間もアルバイトができないわけではなく、週に20時間までなら可能ですので、学習期間をわずかではありますがお金を稼ぐことができます。
1-1.Co-op留学申請条件
カナダのCo-op留学には以下のような申請条件があります。
- 高校卒業資格を持っていること
- 有効な学生ビザを所持していること
- 選択したプログラムにインターンシップが含まれていること
- インターンシップがプログラムの一環であると通う予定の学校が証明していること
- 仕事をする期間がプログラム全期間の50%を超えないこと
- 規定の英語力を所持していること
これらの条件がすべてそろった状態で、Co-op留学への申請が可能となります。
2.Co-op留学のメリット・デメリット
ここからはCo-op留学のメリット・デメリットについてご紹介します。
Co-op留学では様々な学習・体験ができますが料金もかかりますのでメリット・デメリットを把握したうえで挑戦しましょう。
2-1.Co-op留学のメリット
Co-op留学には以下のようなメリットがあります。
- 自分の専門分野における勤務経験を得ることができる
- 最低賃金以上の報酬を得ることができる
- 将来のキャリアについて学び、その職業が本当に自分に合っているか見極められる
- 面接や履歴書作成スキルなど、その後の就職活動に役立つノウハウが身につく
- Co-opプログラムの授業期間もアルバイトが可能
Co-op留学のメリットを見ると、
- 現職でなかなか成果を出せない方
- もっと現職を極めたい方
- 外資系企業に就職してみたい方
- これからどんな仕事をするか迷っている方
などにお勧めです。
Co-op留学に行ったおかげで、日本に帰国後に役職が上がった方もいれば、さらに良い会社へ転職できた方もいます。
また、Co-op留学に行ったおかげで自分に合った仕事を見つけることができた方もいらっしゃいます。
そのため、仕事で何かを得たい方やさらにスキルアップを目指されたい方は是非Co-op留学に行ってみてください!
2-2.Co-op留学のデメリット
先ほども紹介したようにCo-op留学には様々なメリットがある反面、デメリットもあります。
- プログラム終了までの期間が長い
- 必ずしも自分が希望する仕事になるとは限らない
- 卒業後の就職は保証されない
Co-op留学で提供されるプログラムの多くが、最低でも6カ月間カレッジに通う必要があります。
基本的には12か月間カレッジに通うプログラムが多く、カレッジ期間終了後に有給インターンシップが始まるので、期間が長いと感じる方も多くいると思います。
また、必ずしも希望の有給インターンシップで働ける保証もなく、カレッジ卒業後の有給インターンシップも確約されていません。
あくまでもカレッジ卒業後は自分で有給インターンシップを探さなければならないので、カレッジに通えば必ず有給インターンシップができるという考えは持たないようにしましょう。
3.Co-op留学とワーキングホリデーの違いは?
ここでは、よく混同しやすい「Co-op留学」と「ワーキングホリデー」の違いについて紹介します。
Co-op留学 | ワーキングホリデー | |
年齢制限 | なし | 18歳~30歳まで |
期間 | 制限なし | ~1年間 |
ビザの種類 | 学生ビザ+就労ビザ | ワーキングホリデービザ |
必要な英語力 | IELTS 4.5~6.5 | TOEIC 500以上 |
費用 | 約180万円 | 約120万円 |
大きな違いとしては、Co-op留学は年齢制限や滞在期間の制限がないことです。
また、必要な英語力もCo-op留学の方が高いレベルを求められることもわかります。
ですが、費用に関してはワーキングホリデーの方が安く、3カ月のみ語学学校に通ったとしてもCo-op留学より費用を抑えることができます。
カナダで何をしたいのか、Co-op留学ではできてワーキングホリデーではできないこと、反対にワーキングホリデーではできてCo-op留学でできないことなどすべて含めて考えたうえで、自分に合っている方をを選択してくださいね!
4.Co-op留学で求められるIELTSスコアは?
最後にCo-op留学で求められるIELTSスコアについてご紹介します。
基本的には以下のIELTSスコアが必要になります。
- ホスピタリティ系:IELTS 4.5~5.5
- ビジネス/ IT/ Web系:IELTS 5.5~6.5
TOEICでいうと最低でも650点以上は必要になります。
ただし、カレッジには語学学校が付属しているケースもあるので、英語力が不安な方・入学条件に達していない方は短期間のみ語学学校に通って英語力を高めてから目的の学習を進めることができます。
ここからはカナダの有名なCo-op留学ができるカレッジを紹介します。
4-1.Canadian CollegeのCo-opプログラム(バンクーバー)
Canadian Collegeは、バンクーバーのダウンタウン中心部に位置する私立の専門学校です。
様々なアクティビティをしており、さらにCo-opの専門プログラムのみならず、英語コースも併設されていますので、英語力が不安な方にもおすすめのカレッジです。
ビジネス/国際貿易/プロジェクト管理
期間(授業+Co-op) | IELTSスコア | |
Business Management & Co-op Certificate | 52週間(6ヶ月+6ヶ月) | IELTS 5.0 |
Business Management & Co-op Diploma | 78週間(9ヶ月+9ヶ月) | IELTS 5.0 |
International Trade & |
52週間(6ヶ月+6ヶ月) | IELTS 5.0 |
International Trade & Co-op Diploma |
104週間(12ヶ月+12ヶ月) | IELTS 5.0 |
Project Management Co-op & Diploma |
104週間(12ヶ月+12ヶ月) | IELTS 5.5 |
他にもマーケティングやホスピタリティ、テクノロジーに関する分野もありますので、興味のある方は是非以下のウェブサイトにとんでみてください。
4-2.ILAC CollegeのCo-opプログラム(バンクーバー)
ILAC International Collegeは、バンクーバーとトロントにある語学学校で英語コースはもちろん、ビジネス関連のプログラムやCo-opプログラムを提供しています。
ビジネス分野
期間(授業+Co-op) | IELTSスコア | |
Business Administration Diploma with Co-op | 104週間(40週間+休暇24週間+40週間) | IELTS 5.5 |
マーケティング分野
期間(授業+Co-op) | IELTSスコア | |
Sales & Marketing Diploma with Co-op | 104週間(40週間+休暇24週間+40週間) | IELTS 5.5 |
Sales & Marketing Diploma with Co-op | 54週間(24週間+休暇6週間+24週間) | IELTS 5.5 |
他にもカスタマーサービス分野もILAC International Collegeにはありますので是非以下のウェブサイトから詳細を確認してみてください!
4-3.Greystone CollegeのCo-opプログラム(バンクーバー)
Greystone Collegeは、ILSC Education Groupに所属しており、専門教育部門として機能している機関です。Greystone Collegeでは、7つのセンターで職業訓練プログラムを提供しています。
マーケティング
期間(授業+Co-op) | IELTSスコア | |
Diploma in Digital Marketing: Social Media Professional Co-op(午前クラス) | 48週間(24週間+24週間) | IELTS 5.5 |
Diploma in Digital Marketing: Social Media Professional Co-op(夕方クラス) | 88週間(48週間+40週間) | IELTS 5.5 |
Diploma in Digital Marketing: Website Management & Design Co-op(夕方クラス) | 88週間(48週間+40週間) | IELTS 5.5 |
Diploma in Digital Marketing Professional Co-op(夕方クラス) | 130週間(72週間+58週間) | IELTS 5.5 |
他にもビジネス、ホスピタリティ、テクノロジー分野もありますので、興味のある方は是非以下のウェブサイトへとんでみてください!
4-4.Tamwood CareersのCo-opプログラム(バンクーバー)
Tamwood Careersは、トロント、バンクーバー、ウィスラーの3ヵ所に校舎を持つ学校で、英語プログラム、ジュニアキャンプ、職業訓練プログラムを提供している学校です。
マーケティング
期間(授業+Co-op) | IELTSスコア | |
Digital Marketing Co-op Diploma | 48週間(24週間+24週間) | IELTS 5.5 |
ビジネスコミュニケーション+Digital Marketing Co-op Diploma | 84週間(36週間+休暇12週間+36週間) | IELTS 4.5 |
マーケティング以外にもビジネス、ホスピタリティ、ツーリズム、テクノロジー分野もありますので、興味のある方はぜひ以下のウェブサイトから見てみてください。
4-5.VanWest CollegeのCo-opプログラム(バンクーバー)
VanWest Collegeは、バンクーバーとケロウナの2か所に校舎を持つ語学学校で、英語コースのみならず、ビジネスなどを学べるコースやCo-opプログラムも提供しています。
サプライチェーン
期間(授業+Co-op) | IELTSスコア | |
Operations & Supply Chain Management Co-op Diploma | 32ヶ月(14ヶ月+12ヶ月+休暇6ヶ月) | IELTS 6.0 |
Supply Chain Management Co-op Diploma | 18ヶ月(8ヶ月+6ヶ月+休暇4ヶ月) | IELTS 6.0 |
サプライチェーンの他にも、ビジネス、カスタマーサービス、ホスピタリティ分野もありますので以下のウェブサイトから詳細をご確認ください!
5.まとめ
今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Co-op留学をする際、多くのプログラムでIELTS 5.0~6.0のスコアがカレッジの入学条件となっています。
しかしながら、Co-op留学の際に規定のIELTSスコアに達していなかったとしてもカレッジに英語コースが併設されている学校もありますのでご安心ください。
IELTS TRAINER PROでは、Co-op留学をする前に目標のIELTSスコアを獲得することが可能です!
また、日本でIELTSスコアを獲得しておくとカレッジで英語コースに通う必要もないため、その分の費用も抑えることができます。
IELTS TRAINER PROは、英語初心者向けのスタートコースを月24,000円台から、本格的なIELTS対策のコースを月38,000円台から受講することができます。
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