【2026年最新】IELTSは海外留学に必要?国別必要スコア目安・TOEFLとの違い・費用・出題形式まで徹底解説
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海外の大学や大学院への留学を検討する際、英語力の証明として求められるのがIELTS(アイエルツ)です。世界中で広く採用されている英語4技能試験ですが、「TOEFL iBTとどちらを受けるべき?」「受験料や諸費用はどれくらい?」「成績証明書はどうやって大学に送るの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。
本記事では、2026年のペーパー版廃止とコンピューター版移行の最新情報をはじめ、IELTSの基礎知識、最新のTOEFL iBTとの違い、国別の必要スコア目安、4技能の出題形式、費用や成績送付の手順までわかりやすく解説します。
1. IELTS(アイエルツ)とは?基本概要と2つのモジュール
IELTS(International English Language Testing System)は、ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Educationが共同運営するイギリス発祥の英語試験です。オーストラリアやアメリカなど世界140か国以上、11,000以上の教育機関で認定されており、年間300万人以上が受験しています。
試験はリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能で構成され、解答内容によって英語力がバンドスコアとして数値化されます。
留学には「アカデミック・モジュール」が必要
IELTSには用途に合わせて2つのモジュールが存在します。
| モジュール名 | 概要 | 主な対象者 |
|---|---|---|
| IELTSアカデミック | 英語圏における各大学の入学レベルに達しているかを評価 | 英語圏の大学・大学院への留学希望者 |
| IELTSジェネラル・トレーニング | ビザ申請・永住許可申請の際に英語力を評価 | 英語圏の国への就職・移住の希望者 |
海外留学を目的とする場合は、学術的な英語が出題される「アカデミック・モジュール」を受験するのが基本となります。
2. IELTSとTOEFL iBTの違いは?(最新アップデート反映)
英語圏への留学目的で受ける試験として、IELTSのほかにアメリカのETSが開発したTOEFL iBTが有名です。
| 項目 | IELTS | TOEFL iBT |
|---|---|---|
| 開発・運営機関 | ケンブリッジ大学英語検定機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Education | ETS(アメリカ) |
| 認定機関 | 世界140か国以上・11,000機関 | 世界160か国以上・13,000機関 |
| スコア表記 | 1.0~9.0(0.5刻みのバンドスコア) | 1.0~6.0(0.5刻みのバンドスコア) |
| 試験時間 | 約2時間45分(4技能) | 約2時間(4技能) |
| スピーキング形式 | 面接官との1対1対面(11~14分) | ヘッドセットへの録音 |
| 受験料 | 27,500円(税込) | US$195 |
TOEFL iBTの最新変更点と特徴
2026年1月21日から、TOEFL iBTのスコアレポートに1.0~6.0の新しいスコア尺度が導入されました。
4セクションの平均を0.5刻みに丸めた総合スコアが表示され、移行期間には0~120スケールの比較可能な総合スコアも提供されます。
- スコア方式:1.0~6.0の0.5刻みで4セクションと総合スコアを表示。
- 試験形式:2026年1月21日から新形式となり、適応型のReading・Listeningなどが導入されています。
- 出願時の注意:大学・大学院によって必要なスコア設定は異なるため、志望校の最新情報を確認しましょう。
従来アメリカの大学はTOEFLを重視していましたが、現在ではIELTSのスコアを受け入れる大学も増えているため、自身の得意な解答形式や志望校の要件に合わせて選択することが重要です。
3. 【重要】IELTSペーパー版は終了!コンピューター版へ完全移行
IELTSを受験する上で最も注意すべき最新トピックが、「ペーパー版試験(IELTS on Paper)」の廃止です。
- ペーパー版の終了:IELTSは2026年半ばから、原則としてコンピューターでの実施へ移行します。
- コンピューター版への移行:ペーパー版終了後は、コンピューター版が基本の受検方式となります。
- 試験内容:コンピューター版への移行によって、評価する4技能や試験の構成そのものが変更されるわけではありません。
- 結果発表:IELTS on computerの結果は通常1~5日後に利用できます。
なお、国によってはコンピューターで受験しながらWritingのみ手書きで回答する「Writing on Paper」が導入されています。利用できる国・テストセンターやUKVIでの扱いは事前に確認しましょう。
4. 【2026年最新】IELTSの受験料と各種手続き費用一覧
IELTSの受験料および各種手続きにかかる費用は、テストセンターや受験方式によって異なる場合があります。以下は日本国内での主な料金例です。
| 費用項目 | 料金(税込) | 補足・規定 |
|---|---|---|
| 通常のIELTS 受験料 | 27,500円 | アカデミック / ジェネラル共通のテストセンター例 |
| IELTS for UKVI 受験料 | 31,900円 | 会場・時期により要確認 |
| 日程・会場・モジュール変更 | 6,050円 | 申請期限はテストセンターの規定を確認 |
| キャンセル手数料 | 6,050円 | 返金条件・期限は予約先の規定を確認 |
| 再採点申請(EOR) | 15,000円 | 申請期限・返金条件は受験団体の規定を確認 |
| One Skill Retake | 19,250円 | 料金はテストセンターにより異なる場合があります |
料金例出典:IELTS公式「Japan Study Abroad Foundation (JSAF) - Higashi Shinjuku」
One Skill Retake出典:IELTS公式「IELTS One Skill Retake」
5. 国別・交換留学に必要なIELTSスコアの目安
IELTSのスコアは「0.5刻み」のオーバーオール・バンドスコア(1.0~9.0)で評価されます。実際の入学要件は大学・学部・コースごとに異なるため、出願前に必ず志望校の公式情報を確認してください。
① 交換留学
日本の大学から協定校へ留学する場合、一般的に「6.0以上」が求められるケースがあります。
- 京都大学:香港中文大学 6.0 / コンコルディア大学 7.0
- 上智大学:カリフォルニア州立大学 5.5 / ワシントン&ジェファーソン大学 7.0
② イギリス留学
大学入学で「6.0~7.0」、大学院で「6.5~7.5」程度が目安となる大学があります。
- オックスフォード大学:7.0(大学) / 7.5(大学院)
- ケンブリッジ大学:7.0(大学) / 7.0(大学院)
- マンチェスター大学:6.0(大学) / 6.5(大学院)
学生ビザ申請時には、SELTとして認められた「IELTS for UKVI」の提出が必要となる場合があります。
③ カナダ留学
大学・大学院ともに「6.5」を入学要件とする大学が多く見られます。
- トロント大学:6.5(大学) / 7.0(大学院)
- ブリティッシュ・コロンビア大学:6.5(大学・大学院)
④ オーストラリア留学
大学入学で「6.5以上」、大学院で「7.0以上」と設定される大学があります。
- メルボルン大学:7.0(大学・大学院)
- シドニー大学:6.5(大学・大学院)
⑤ アメリカ留学
大学・大学院の入学要件は学校やプログラムによって異なります。
- ハーバード大学 / MIT / イェール大学:7.0(大学・大学院)
- フロリダ大学:6.0(大学) / 6.5(大学院)
⑥ アジア圏留学(マレーシア等)
英語圏に比べて水準が低く設定されており、「5.0~6.0」で出願可能な大学があります。
- スウィンバーン工科大学サラワクキャンパス:6.0(大学) / 6.5(大学院)
- マレーシア国立大学:5.0(大学)
6. IELTS 4技能の出題形式と試験時間
試験全体の所要時間は約2時間45分です。IELTS on computerではListening・Reading・Writingをコンピューター上で受験し、Speakingは試験官との対面形式で実施されます。
リスニング(約30分 / 4パート)
日常会話から大学の講義まで4つのパートで構成され、音声は1度しか流されません。
リーディング(60分 / 3セクション)
書籍、雑誌、新聞等から抜粋された3つの長文テキストが出題されます。専門知識は不要です。
ライティング(60分 / 2タスク)
- タスク1(150語以上目安):グラフや表、図のデータを分析・要約する。
- タスク2(250語以上目安):与えられた課題に対して論理的なエッセイを執筆する。
スピーキング(約11~14分 / 3パート)
個室で試験官と1対1の対面面接形式で行われます。
- パート1:自己紹介とインタビュー(4~5分)
- パート2:提示されたトピックについてのスピーチ(準備時間1分、スピーチ1~2分)
- パート3:パート2に関連した深掘りディスカッション(4~5分)
7. 成績証明書(TRF)の受取・大学への提出手順と送料
IELTSのスコア成績証明書(Test Report Form: TRF)は出願手続きにおいて重要な書類です。
結果の確認
コンピューター版の場合、受検後1~5日でオンライン上の結果を確認できます。
大学・教育機関への提出方法と送付ルール
成績証明書の送付方法や料金は、受験したテストセンター・地域・送付先によって異なります。出願先が指定する提出方法を確認したうえで、受験団体の公式案内に従って手続きを行いましょう。
電子送付・紙のTRF送付・追跡可能郵便などの条件は、申請時期や送付先によって異なります。最新のテストセンター案内を確認することが大切です。
8. IELTSの取得時期・有効期限と学習時間の目安
取得時期と有効期限
IELTSスコアは一般に「試験実施日から2年間」を目安として扱われます。ただし、実際にどの期間のスコアを受け入れるかは大学・教育機関やビザ申請先などによって異なる場合があるため、出願先の公式情報を確認してください。
再受験やスコア到着のタイムラグを考慮し、出願締め切りの少なくとも2か月前には受験を完了しておくと、余裕を持って準備できます。
スコア達成に必要な勉強時間の目安
一般的に、IELTSのオーバーオール・バンドスコアを「0.5」伸ばすには約200~300時間の学習が必要とされることがあります。ただし、必要な時間は現在の英語力、技能ごとの弱点、学習方法、目標スコアなどによって大きく異なります。
現状レベルを模擬試験などで把握し、コンピューター版に対応したタイピング練習や画面上でのリーディング練習を計画的に取り入れましょう。
各技能ごとの具体的な学習テクニックや問題へのアプローチ方法については、以下の記事も併せてご覧ください。
まとめ
IELTSは、世界中の教育機関で幅広く認定されている英語能力証明です。2026年のペーパー版廃止とコンピューター版への移行、ならびにTOEFL iBTの新しいバンドスコア方式や出題形式などの最新情報を正しく把握し、計画的に準備を進めていきましょう。
- 志望校の公式サイトで必要なIELTSスコアを確認する
- 受験方式・費用・結果発表時期を確認する
- コンピューター版を前提に4技能の対策を進める



