【IELTS過去問】公式問題集(Cambridge IELTS)の正しい使い方|1冊でスコアを最大化する4ステップ勉強法
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試験対策では、公式問題集や過去問題集を使って学習を進める方が多いのではないでしょうか。IELTS対策でも、公式問題集は本番形式に慣れたり、自分の現状を把握したりするうえで欠かせない教材です。 ただし、公式問題集は解くだけではスコアアップにつながりにくいのも事実です。「IELTS公式問題集を何冊も解いているのにスコアが伸びない」「答え合わせだけで終わってしまう」「1冊を何周すればよいか分からない」と悩む方は少なくありません。スコアが伸びない大きな原因は、教材そのものではなく、使い方にあります。
実際に筆者はIELTS公式問題集を活用し、OA4.5からOA6.5までスコアアップすることができました。
IELTSスコア推移と学習期間としては以下の通りです。
【IELTSスコア推移と学習期間】
- IELTS学習開始時:OA4.5(Listening: 4.5, Reading: 5.0, Writing: 4.0, Speaking: 4.5)
- IELTSスコア達成時:OA6.5(Listening: 6.5, Reading: 6.5, Writing: 6.5: Speaking: 6.0)
- 学習期間:約7カ月
- 使用教材:IELTS公式問題集(Cambridge 15〜18)、単語帳(完全攻略!IELTS英単語3500)、IELTS TRAINER PROのレッスン
上記の経験を踏まえて本記事では、IELTS公式問題集を使い倒してどのようにIELTS目標スコアを達成していくのかをご紹介していきたいと思います。
私が今でも利用しているIELTS TRAINER PROでは体験レッスンおよび無料カウンセリングを提供しているので是非以下のボタンからお申し込みしてみてください。
1.IELTSスコアアップに「公式問題集」が不可欠な3つの理由
IELTS公式問題集を使った学習方法をご紹介する前に、なぜIELTSスコアアップのために「公式問題集」が不可欠なのかをご紹介していきます。
①IELTS本試験と同クオリティの問題集
IELTS公式問題集としてもっとも有名な「IELTS Cambridge公式問題集」はIELTS試験作成団体である「Cambridge English Assessment」と「ケンブリッジ大学出版局」によって作成された最も信頼性の高い公式問題集です。
このIELTS公式問題集は現在20巻まで発売されており、日本国内のみならず世界各国で購入が可能なIELTS公式問題集となっております。
問題集には4回分の模擬テストが収録されており、IELTS本試験と同様の問題形式のものを練習することができるのでIELTS試験を受験予定の方は1冊必ず購入するようにしましょう。
②最新の出題傾向を網羅
IELTS公式問題集は単なる問題集ではなく、試験の最新トレンドを掲載しています。特に最新の「19」や「20」が必須と言われる最大の理由は、IELTS試験形式の微細な変化と、頻出トピックの現代化にあります。
かつては一般的だったリスニングで「Section」という呼称が「Part」へと統一され、かつ例題音声(Example)の廃止、さらにはライティングにおける図表問題(Task 1)の複雑化など、IELTS試験は常にアップデートされています。
古い巻のみで学習すると、IELTS本試験で「自分が勉強してきたものと問題形式が違う」という予期せぬパニックを招きかねません。
IELTSの最新の出題傾向、語彙の難易度、そして評価基準を正確に把握することが、目標スコア獲得の最短ルートであり、スコア停滞を打破するための最も確実な学習方法と言えるでしょう。
③現状の英語レベルの把握
先ほども少し紹介したように、IELTS公式問題集には本試験と同様の問題、そして問題数が収録されています。つまり、IELTS公式問題集に収録されている問題を解くことで「自分が今IELTS試験を受験したらどのくらいのスコアが出るか」を把握することができます。
ライティングとスピーキングについては第三者からの添削、またはフィードバックが必要なため正確なレベルを把握することは難しいかもしれません。しかしながら、リスニングおよびリーディングについては正誤問題なので、自分が今どのくらい解くことができるのかを把握することができます。
このように自分の現状レベルを知り、どのような問題が苦手なのかを把握することもIELTS対策をしていく上で必要なので、現在ご自身のレベルが不明瞭な方は早速「IELTS Cambridge公式問題集」を購入して問題を解いてみましょう。
2.あなたの弱点はどこ?IELTSスコアを伸ばすための自己診断
ここではIELTSスコアを伸ばすためにご自身の弱点を知ってもらいたいと思います。弱点を知るために、各技能ごとに以下の項目を確認してみましょう。
【IELTS 4技能別:弱点チェックリスト】
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【リスニング】
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【リーディング】
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【ライティング】
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【スピーキング】
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弱点チェックリストを見てみていかがでしたか?できるだけ多くの方が苦手としている部分をピックアップしてみましたが、他にも苦手になりうる部分がありましたら教えてもらえると嬉しいです。
IELTS対策を進めていく上で、自分自身の弱点を知らずに闇雲に公式問題集を解き続けていくことはスコア停滞を招く原因の一つとなります。スコア停滞を防ぐためにも、IELTS公式問題集の1セット(1回分)を解くごとに弱点チェックリストを活用して「なぜこの問題を間違えたのか」を明確にしていくことが目標スコア獲得への第一歩となります。
また、先ほど紹介した弱点チェックリストに加え、「単語力不足」「時間配分ミス」などの課題が見えてくる方もいらっしゃるでしょう。そういった課題を特定してから次のステップへ進むことで確実にIELTSの問題を解く力が鍛えられていきます。IELTS公式問題集を「解く」ということだけを目的とせず、「弱点を潰す」目的として活用するようにしましょう。
3.1冊でスコアを最大化!公式問題集「4ステップ」活用術
ここからはIELTS公式問題集をどのように活用していけばよいのかを具体的に紹介していきたいと思います。
Step①:模試を行う
IELTS本試験と全く同じ環境で公式問題集を解いて、自分の現在のレベルを把握しましょう。
| 所要時間:約2時間45分(リスニング、リーディング、ライティングを一気に実施) |
| 具体的な手順: ①静かな環境を確保する ②タイマーで各技能の時間を厳守する ③問題を解いた後採点し、「弱点チェックリスト」を確認しながら自分の傾向を特定する |
| 達成基準:制限時間内にすべての回答欄を埋め、現状のバンドスコアを算出 ※時間内に終わらない場合でも時間で区切り、次の技能を解く |
Step②:自分の回答を徹底分析する
採点後、間違えた部分のみならず正解した部分も含め、「なぜその答えになるのか」を分析していきます。IELTS試験では多くの言い換え表現(パラフレーズ)があるので、そういった部分も見逃さないように徹底的に分析を行っていきましょう。この段階でわからないからといってあきらめてしまうといつまでたってもスコアが上がらないので、絶対に回答の分析は行うようにしてください。
| 所要時間:1テストあたり3~5時間 |
| 具体的な手順: ①間違えた問題だけでなく、正解した問題も対象とする ②問題文のキーワードが本文中でどのように言い換えられているのかを突き止める ③正解の根拠となる文章にマーカーを引き、問題番号を書き込む リスニングにおいては、スクリプトにマーカーを引きましょう |
| 達成基準:全40問に対して、本文のどこに正解の根拠があるのかを100%説明できるようになるまで |
Step③:定着させる
Step②で分析した内容を無意識に使えるようなレベルになるまで落とし込みます。1日あたりの目安の練習量は記載しますが、あくまで目安なので同じようにやっても定着しない方はIELTS公式問題集の文章よりもレベルを下げた文章に変えた方が良い可能性もあります。なかなか難しいと感じる方は大学入試レベルの問題集などから始めて見ると良いかもしれません。
| 1日あたりの目安量:リスニング1パートのシャドーイング+リーディング1パッセージ分の精読(計60~90分) |
| 具体的な手順: ①リスニング:スクリプトを見ずに、音源の0.5秒後を追いかけて発音する「シャドーイング」を最低10回 ※1番レベルの低いパート1から行うことをお勧めします ②リーディング:文の構造(主語・動詞・修飾語など)をすべて把握し、辞書なしでスラスラ読めるまで精読する ※リスニングと同じように1番レベルが低いパッセージ1から行うことをお勧めします |
| 達成基準: 音声を聞きながら、意味と綴りが同時に頭に浮かぶようになること |
Step④:同じ問題に再挑戦
約2週間後を目安に同じ問題を再度解いて、学習した内容が定着しているかを確認します。ほぼ満点が取れるように1回目の復習の際にしっかりと頭に学習内容を叩き込んでおきましょう。
| 実施タイミング:初回実施から「2週間後」を目安 |
| 具体的な手順: ①IELTS本試験と同じ時間配分、環境で全く同じ問題をもう1度解く ②回答を「覚える」のではなく、回答を「根拠を持って説明できるか」が重要 |
| 達成基準:正答率95%以上(ほぼ満点かつ8.5~9.0のバンドスコアが取れるレベル) 達成できなかった場合は、Step②に戻り分析をし再度復習 |
IELTS対策をしている多くの方が「Step①」で終えてしまいますが、IELTSスコアが伸び始めるのは「Step②」と「Step③」を行ってからです。一見やることも多く、時間も長くめんどくさいと感じる方もいらっしゃると思いますが、6.5もしくはさらにその上を目指していくためにはこのくらい勉強しないと達成が難しいです。
ただ、IELTS公式問題集を解いて終わりにするのではなくしっかりと復習と学習をし、目標スコアを獲得できるように頑張りましょう!
4【技能別】公式問題集を「最強の参考書」に変える勉強法
ここからはIELTS公式問題集を用いた技能別の学習方法をご紹介いたします。OA6.5以上のハイスコアを獲得していくためには、各技能に合わせた練習が必要になってきます。
リスニング:音の壁を壊す「徹底ディクテーション」
多くの方がリスニングでつまずくのは、単語の意味もわかっていて綴りもわかっているにもかかわらず「音」として聴くとわからなくなってしまうときです。この弱点を克服するためには、リスニングのスクリプトをただ単に確認するのではなく、トレーニングの一部として使っていくことが重要です。
- 音声を1フレーズ(意味のかたまり)毎に止め、聞こえたとおりに書き出す
音源の最後までこの作業を行う - 音源のスクリプトと照らし合わせ、書きとれなかった箇所を赤ペンで修正
- 聞き取れなかった部分を「なぜ聞き取れなかったのか」を分析(知らない単語、リンキング、脱落音など)
リーディング:語彙の層を厚くする「自分専用単語帳」
多くの方が単語帳を使用してIELTS英単語を学習しているのではないかと思います。もちろん単語帳を使った単語学習も大事なのですが、リーディングでハイスコアを目指す場合、最も効率的なのは「IELTS公式問題集に出てきた英単語・表現」を完ぺきにすることです。IELTSでは言い換え表現がたくさん出てきますので、公式問題集に出てきた自分が知らない英単語や表現を放置せず、自分の知識として蓄積できるようにしていきましょう。
- 単語をピックアップ:精読時に「意味がすぐに浮かばなかった単語」をすべて抜き出す
- 整理:英単語の意味を覚えるだけでなく、文章中で使われていた「類義語」もセットで自分専用の単語帳(もしくはノート)に記録
- 反復練習:作成した「自分専用の単語帳」を翌朝に復習をする
このように繰り返すことでより多くの英単語をインプットすることができますので、是非試してみてください。
IELTS公式問題集に載っている単語だけでなく、別途単語学習を進めたい方は以下の記事を参考に自分自身に合った単語帳を購入してみてください。
IELTS単語帳を使った効率の良い学習方法も掲載しております!
ライティング:高スコアの「型」を脳にコピー
IELTSのライティングは自己流で書き続けていてもある日突然スコアの壁にぶち当たります。IELTS公式問題集にはバンドスコア6.5レベルのサンプルアンサーが記載されており、評価基準である「課題の達成度」「一貫性とまとまり」「語彙力」「文法知識と正確さ」に沿って書かれています。このサンプルアンサーに対して「どんな語彙が使われているか」「どんな文法が使われているか」を徹底的に分析し、自分のスキルとして身につけることが重要です。
- サンプルアンサーの分析:IELTS公式問題集のサンプルアンサーを読み、導入・本文・結論の「つなぎ言葉」に印をつける
- 構成のパターン化:「Agree / Disagree」「Both Views」「Advantage / Disadvantage」などの問題タイプ別の論理展開をテンプレ化して記憶する
- 写経と再現:サンプルアンサーと同じ文章を1度書いてみます。その後、何も見ずに同じ論理構成で書けるか挑戦する
ライティングは様々な問題タイプのみならず、様々なトピックが出てきますので、IELTS本試験前にできるだけ多くの問題を練習していただくことをお勧めします。
サンプルアンサーを見て満足するのではなく、それを自分の知識としてアウトプットできるようになるまで練習しましょう。
スピーキング:セルフ添削で「流暢性」を底上げ
残念ながらIELTS公式問題集にはスピーキングのサンプルアンサーがついておりません。ですが、サンプルアンサーがなくてもIELTS公式問題集を使ってスピーキング対策を行うことができます。学習方法としては自分のスピーキングを客観的に評価し、ブラッシュアップするプロセスを組み立てていくことです。
- 自力で回答し、回答を録音
IELTS公式問題集に載っている問題に対し、回答しスマホのボイスメモに録音する - 文字起こしと修正
自分の録音を聴き、テキストに書き起こす。文法ミスや”Umm”などの不要なフィラーを赤字で修正。同じワードを繰り返している箇所も赤字で修正 - AIやツールでブラッシュアップ
修正した文章をChatGPTやGeminiなどのAIツールに入力し、「バンドスコア7.0レベルの自然な表現にリライトして」と依頼し、新しい語彙を取り入れる - 再度録音し、1回目と比較する
リライトされた表現を使い、再度録音。1回目に録音した自分の回答を比較して改善されているかを確認する
この時、AIの回答を丸暗記するのではなく、あくまでも新しく学んだ語彙を使って自分の言葉で再度録音をする
スピーキングについては、1人で学習をしているといつの間にか何が何だかわからなくなってしまったり、人と直接コミュニケーションを取らないで話をしているとIELTS試験当日に緊張してしまい、何も回答できないという現象が起きる可能性があります。
そういったことを防ぐためにも1度IELTS TRAINER PROの体験レッスンおよび無料カウンセリングを受けてみてください!
5 IELTS公式問題集を使い倒すためのQ&A
最後にIELTS公式問題集を使い倒すうえで生まれるであろう疑問について回答していきたいと思います。
- 古い巻(vol.1〜10)は買わなくてもいい?
- 基本的には買わなくて大丈夫です。現在発売している最新の3~4冊(17~20)を購入し、優先して取り組んでいくことをお勧めします。あまりにも古いバージョンの問題集は現在のIELTS本試験と内容が若干異なったり、難易度が異なる場合がありますので、「最新の問題傾向に慣れること」を前提に最新版を購入してください。
- AcademicとGeneralの違いは?
- 主にスコアの使用目的とReading/Writingの一部試験内容が異なります。
・Academic:海外大学・大学院進学のために必要なスコアで、Writing Task 1では図表分析が出題され、Readingでは学術的な長文が出題されます。
・General Training:カナダ・オーストラリアなどの国への移住や就労ビザなどが目的となります。Writing Task 1では手紙の作成が出題され、Readingでは日常生活や職場に関する問題が出題されます。
※ListeningとSpeakingの問題内容は共通です。
- 1周終わったら、次は別のIELTS公式問題集を買うべき?
- いいえ、まずは同じ公式問題集の正答率を95%以上にするのが優先です。新しいIELTS公式問題集に取り組むよりも、1冊を徹底的に分析し本記事でもお話しした「リトライ」で満点取れるまで繰り返す方がスコアが伸びやすくなります。苦手な部分を解決しない未消化の状態のまま次へ進むことがないようにしましょう。
- スコアが上がらないときはどうすればいい?
- 一度解くことをやめ、基礎(単語や文法)や分析プロセスを見直してみてください。IELTS公式問題集を解いてもスコアが変わらないのは、現状のご自身の英語力に加えて「解法テクニック」が上乗せされているだけです。特にWritingやSpeakingが伸び悩む場合は、IELTS公式問題集のサンプルアンサーやネットにあるサンプルアンサー、AIが作成したサンプルアンサーなどを精読し、ご自身に不足している部分を補いましょう。
そのほかIELTS公式問題集のみならず、IELTSに関する疑問等ありましたら是非IELTS TRAINER PROの無料カウンセリングにお申込みください!
まとめ 公式問題集は「解くもの」ではなく「研究するもの」
IELTS公式問題集(Cambridge IELTS)は、本試験と同じクオリティの問題を通じて現状レベルの把握・最新出題傾向への対応・弱点の特定という3つの点で、スコアアップに欠かせない教材です。しかし、ただ問題を解くだけでは効果は限定的であり、「模試実施→徹底分析→定着トレーニング→再挑戦」という4ステップを1冊ずつ丁寧に実践することで、スコアを最大化することができます。
技能別では、リスニングはディクテーションとシャドーイング、リーディングは精読と自分専用単語帳の作成、ライティングはサンプルアンサーの分析と型の習得、スピーキングは録音・文字起こし・AIを活用したセルフ添削が効果的です。IELTS公式問題集を「解くだけ」で終わらせず、1冊を徹底的に使い倒し正答率95%以上を目指すことが、目標スコア獲得への最短ルートとなります。
今回ご紹介したIELTS公式問題集の正しい使い方を是非真似してみてください!皆様のIELTSスコアが上がりますよう、筆者も応援しております!
IELTS公式問題集のみならず、きちんとIELTSに特化した講師と対策をしたいかたは是非IELTS TRAINER PROの体験レッスンおよび無料カウンセリングにお越しください!

