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IELTS Writing Task 1完全攻略①|評価基準と基本構成

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IELTS Writing Task1で「何を書けばいいかわからない」と悩んでいませんか?Task1では、図表から重要な情報を読み取り、評価基準に沿って要点を整理する力が求められます。
本記事では、IELTS Writing Task1の評価基準と基本構成を中心に、スコアアップにつながる考え方を解説します。

1. IELTS Writing Task1とは?試験内容・時間・語数を解説

IELTS Writing Task 1は、アカデミックモジュールでは「表や図、地図」、ジェネラルトレーニングモジュールでは「レターや招待状」が課題として出題されます。

本記事では比較的受験者数の多いアカデミックモジュールにフォーカスした内容を解説していきます。アカデミックモジュールで出題される「表や図」において、1種類ではなく複数出題されることもあり、いかに短時間で重要なポイントを読み取り、試験時間内にまとめられるかがポイントです。

Task 1とTask 2の違い

ここではIELTSのWriting Task 1と Task 2の違いについて説明いたします。

IELTSのWriting Task 1では、先ほども紹介したように「図や表、地図」などの視覚情報が問題として出題されております。IELTS Writing Task 2では、出題されたテーマに対して賛成・反対、利点・欠点などを指示された設問に合わせてエッセイを書きます。
IELTS Writing Task1はTask2より文章量は少ない一方で、図表の要点整理や比較の正確さが求められます。IELTS Writing Task 1と Task 2を比較すると Task 1の方がレベルは低くなっておりますので、短期間で対策を行いフォーマットや書き方を素早く身につけていきましょう。

IELTS Writingの基本的な対策方法や目標スコア別の勉強法はこちら

IELTS Writingの制限時間・語数の基本ルール

IELTSのWriting Task 1には制限時間や語数の基本ルールがあります。制限時間については、 Task 1と Task 2を合わせて60分間となっており、目安として Task 1は15~20分ほどで書き上げるのが推奨となっております。

また、 Task 1で書かなければいけない語数として「150語 」となっており、150語以下で書くとスコアが伸びずらくなります。IELTS本試験で Task 1を書く際は「150語」を目安に、可能であれば「170~180語」ほど書けるようにしておきましょう。

IELTS Writing Task1で出題される図表の種類と見るべきポイント

ここからはIELTSのWriting Task 1で出題される図や表を紹介していきます。

①棒グラフ(Bar Graph)

棒グラフ(Bar Graph)はIELTSのWriting Task 1で最も出題頻度が高いと言われている問題タイプになっております。

棒グラフで見ていただきたいポイントとして、

  • グラフのタイトル
  • 縦軸と横軸の項目とメモリ
  • 過去か未来か
  • 各数値の差異について

上記4つのポイントは必ず確認するようにしましょう。

②折れ線グラフ(Line Graph)

折れ線グラフ(Line Graph)は棒グラフの次に出題頻度が高いと言われており、必ずと言っていいほど対策をしておく必要があるグラフです。

折れ線グラフで見ていただきたい点としては、

  • グラフのタイトル
  • 縦軸と横軸の項目とメモリ
  • 過去か未来か
  • どのくらい増減しているか
  • 一番高い数値や低い数値がどれなのか

に注目をして分析し、課題に答えていきましょう。

③表(Table)

表(Table)は、項目ごとの詳細な数字やパーセンテージ、商品の売り上げなどのテーマでよく出てきます。表が出題される際、表だけでなく他の図と組み合わせた「Multiple Chart」という形で出題されることが比較的多いです。

表(Table)が出題された際は以下の点に注目しましょう。

  • 一番高い数字と一番低い数字
  • どの項目の何の数字なのか
  • 表内の数字の単位

単位については特に注意深く見ていただくことを推奨しております。

④円グラフ(Pie Chart)

円グラフ(Pie Chart)も比較的出題確率が高いグラフとなっています。ぱっと見で何がどのくらいの割合を占めているのかがわかりやすいのが特徴です。

基本的には1つの円グラフが出題されるのではなく、2つ以上もしくは円グラフ+別のグラフといった形で出題される傾向があります。

円グラフ(Pie Chart)が出題されたときは、以下の点に注意しましょう。

  • 該当の円グラフは何のデータを表しているのか
  • (円グラフ以外グラフが出たとき)円グラフ以外のグラフとの関係性

グラフの中でどのような変化が起きているのか、どの項目が一番大きい割合を占めているのか、または一番小さい割合を占めているのかをしっかりと見極めましょう。

⑤ダイアグラム・プロセス(Diagram・Process)

ダイアグラム・プロセス(Diagram・Process)は、これまで紹介してきたグラフと比較すると出題確率は低くなります。

しかしながら、出題されないということはないのでこの問題タイプも対策しておくようにしましょう。

ダイアグラム・プロセスが出題されたときは、以下の点に注意しましょう。

  • どんな製品について説明されているか
  • どんな順番で説明されているか

ダイアグラム・プロセスでは図に記載されている情報をすべて順番通りに説明していく必要があります。間違っても自分で順番を変えたり、書きやすい順番に書き換えて文章を作成しないようにしましょう。

⑥地図(Map)

地図(Map)は、学校内であったり公園であったり、どこかの町の地図が出題される傾向にあります。また、地図問題の際時制にも注意する必要があり、過去+現在、現在+未来といった形で出題されるので時制もしっかりと確認しましょう。

IELTS Writing Task 1の種類や見方の詳細はこちら

2. 評価基準を知れば対策が変わる|4つの評価軸

IELTS Writingは、公式の4つの評価基準に沿って採点されます。この評価基準に沿ってWritingの文章を書かないとスコアが下がってしまうので、しっかりと評価基準に沿って書けるように理解しておきましょう。

Task Achievement(課題の達成度)

Task Achievementは、「問題に対してどのくらい回答が適切にできているか」が評価される項目となっております。出題された問題に対して、回答が適切か、アイデアや結論が明確になっているかを見られる項目となっておりますので、しっかりと出題された問題に対して適切に回答する訓練をしていきましょう。

Coherence & Cohesion(一貫性とまとまり)

Coherence & Cohesionは、「段落構成」や「つなぎ言葉(However, For example, Additionally, Althroughなど)」が適切に使われているかが評価される項目です。ただひたすら文章を書けばよいのではなく、適切な段落構成や必要なつなぎ言葉を使用しながら回答を書いていくことが重要になります。

Lexical Resource(語彙力)

Lexcial Resourseは、「適切に語彙を使用しているか」と「同じ語彙を繰り返していないか」が評価される項目です。例えば、「重要な」を意味する「important」ばかり使用していると評価がさがってしまいます。ですので、「important」の言い換え表現となる「significant」や「crucial」などの単語を使い分けて回答を作成しましょう。

Grammatical Range & Accuracy(文法知識と正確さ)

Grammatical Range & Accuracyについて紹介します。この評価基準は、簡潔に言うと文法知識を評価する項目なのですが、ただひたすら同じ文法を正しく書くだけではスコアが上がりません。この項目の評価を上げるためには、様々な構文を適切に使う必要があります。短文だけでなく重文(等位接続詞で繋げている文章)、複文(従属接続詞で繋げている文章)を使用したり仮定法や関係詞を使って文章を作成する練習をしましょう。

IELTSWriting Task1の評価基準については、IDP IELTSの公式サイトにもPDFで掲載されていますので是非確認してみて下さい。

IELTS Writing Task 1の評価基準はこちら

バンドスコア6→7に上がるためのポイント

最後にここまでで紹介した評価基準に沿って、バンドスコア6から7に上げるためのポイントをサンプルアンサーを使って解説します。

今回は以下の問題を使って実際のバンドスコア6と7のサンプルアンサーを見ていきたいと思います。

The chart below shows waste collection by a recycling centre from 2011 to 2015.
Write at least 150 words.

【バンドスコア6のサンプルアンサー】
The bar chart shows the amount of four types of waste — paper, glass, tins, and garden waste — collected by a recycling centre between 2011 and 2015.

Overall, paper was always the most collected waste, and garden waste was generally the least. Most categories showed some changes over the five years.

In 2011, paper waste was the highest at 57 tons, followed by glass at 48 tons, tins at 35 tons, and garden waste at 32 tons. In 2012, paper and tins decreased to 50 and 27 tons respectively, while garden waste fell significantly to 15 tons. Glass also dropped slightly to 41 tons.

In 2013, glass increased back to 48 tons, which was the same as in 2011. Paper continued to fall to 40 tons, while tins and garden waste rose slightly to 34 and 31 tons. In 2014, paper went up a little to 51 tons, but garden waste fell again to 27 tons.

By 2015, paper reached its highest point of 70 tons and glass also increased to 52 tons. Tins and garden waste also grew to 39 and 35 tons, making 2015 the year with the highest collection for most categories.

バンドスコア6のサンプルアンサーを見てみるとTask Achievementの観点では、Overviewが「全体的に増加した」などの漠然とした記述にとどまっており、グラフ全体の最も重要なトレンドや際立った特徴を具体的に捉えられていない点が課題です。Coherence & Cohesionの面では、本文段落の構成が「In 2011, … In 2012, … In 2013, …」という単純な年代順の羅列になっており、接続表現が繰り返しになることで文章全体のまとまりや流れが損なわれています。Lexical Resourceについては、使用している語彙自体は正確であるものの、同じ表現が繰り返され、よりアカデミックで洗練された語彙への言い換えが十分にできていない状態です。最後Grammatical Range & AccuracyGramarical Range & Accuracyの点については、複雑な文構造の使用は見られるものの、「主語+動詞+数値」というパターンへの依存度が高く、文の多様性が限られている点が指摘されています。これらのフィードバックを踏まえると、スコアアップのためには「Overviewの具体性」「接続語の多様化」「語彙の言い換え力」「文構造のバリエーション」という4点を意識的に練習することが最優先課題といえるでしょう。

【バンドスコア7のサンプルアンサー】
The bar chart illustrates the volume of four types of recyclable waste — paper, glass, tins, and garden waste — collected by a recycling centre over a five-year period from 2011 to 2015.

Overall, paper consistently accounted for the largest proportion of waste collected throughout the period, while garden waste remained the smallest category in most years. Notably, 2015 saw the highest collection figures across nearly all waste types.

In 2011, paper led at 57 tons, with glass at 48 tons, tins at 35 tons, and garden waste at 32 tons. However, all four categories declined in 2012, with the most dramatic drop seen in garden waste, which fell to just 15 tons — less than half its 2011 figure. Paper and tins also decreased to 50 and 27 tons, respectively.

A partial recovery was evident in 2013, when glass rebounded to 48 tons, and both tins and garden waste increased moderately. Paper, however, continued its downward trend, reaching a low of 40 tons. The following year, paper recovered slightly to 51 tons, though garden waste dipped again to 27 tons.

By 2015, all categories reached their peak levels for the period. Paper climbed sharply to 70 tons, representing a rise of 30 tons from its 2013 low, while glass grew to 52 tons. Tins and garden waste also rose to 39 and 35 tons, respectively.

バンドスコア7のサンプルアンサーを見てみるとTask Achievementの観点では、グラフの主要なトレンドや注目すべき変化を的確に捉えて記述できており、評価基準の核心部分をしっかり満たしています。Coherence & Cohesionについては、データを「前半期(2011〜2012年)」と「後半期(2013〜2015年)」のように論理的にグループ化して整理しており、さらに接続語も “however / notably / the following year” などを柔軟に使い分けることで、単調な年代順の羅列を脱した自然な文章の流れが実現できています。Lexical Resourceにおいては、基本的な表現にとどまらず、”plummeted / rebounded / accounted for” といったよりアカデミックで表現力豊かな語彙が適切に使用されており、語彙の幅広さが高く評価されています。Gramatical Range & Accuracyについては、疑問詞節・主語+動詞の基本構造・分詞構文・接続詞を組み合わせた多様な文構造が効果的に使われており、文法的なバリエーションの豊かさが示されています。これらの評価が示すように、Band 7以上を狙うためには「データの論理的なグループ化」「多様な接続語の使い分け」「アカデミック語彙の活用」「文構造のバリエーション」という4つの要素を意識的に組み合わせることが、スコアアップへの確実な道筋となります。

3. 全図表共通|Task 1の基本構成とテンプレ

ここではIELTS Writing Task 1の基本構成とすべての問題タイプで使えるテンプレを紹介していきます。

IELTS Writing Task 1で基本構成やテンプレを覚えるメリットはいくつかあります。1つ目は「時間管理が楽になる」ことです。 Task 1は先ほども紹介したように20分以内を目安に書き終える必要がありますので、基本構成やテンプレが頭の中に入っていればデータを分析する時間に多くの時間を費やすことができます。2つ目はIELTS Writing Task 1の4つの評価基準を自然に満たすことができます。本記事で紹介する予定のテンプレが以下のような評価基準に対応しています。

評価基準 テンプレで対応できる部分
Task Achievement 概要(Overview)でグラフ全体の傾向を書く癖がつく
Coherence & Cohesion 段落構成と接続詞の定型が身につく
Lexical Resource 言い換え表現を型として覚えられる
Grammatical Range & Accuracy 比較構文や関係詞などを型で練習できる

3つ目は語彙や表現のストックが増える点です。今回紹介するテンプレには使いまわしできる表現がたくさんあります。

導入文の言い換え例:
「The chart shows…」
→「The bar chart illustrates…」
→「The diagram provides information about…」

傾向を表す表現:
上昇:rose, climed, surged, increased gradualy
下降:fell, dropped, plummeted, declined steadily
横ばい:remained stable, levelled off, stayed constant

こういった表現を使うことで同じ単語や文章を繰り返し使用しなくなったり、様々な表現で文章を作成できるようになるので覚えておくことをお勧めします。

基本構成やテンプレは「考える量を減らす」のではなく、IELTS本試験時に「データ分析に集中させてくれる道具」だと思うと良いでしょう。

4段落構成の黄金フレーム(Introduction/Overview/Detail×2)

ここからIELTS Writing Task 1の基本構成について紹介します。基本的には以下の構成で書くことをおすすめしています。

  • Introduction:問題のグラフや図、ダイアグラムの説明文を自分で言い換え、何のデータを示しているか1~2文で簡潔に述べる
  • Overview:細かい数値には触れず、グラフ全体から読み取れる最も重要な傾向や特徴を2文程度でまとめる
  • Body 1&Body 2:データを2~3のグループや時期に分けて具体的な数値と共に詳しく説明する

この型を守るだけで、評価基準のTask AchievementとCoherence & Cohesionの両方を同時に満たしやすくなり、スコアアップへの最短ルートとなります。

Overview(概要)の重要性と書き方

Overview(概要)はIELTS Writing Task 1において最も重要な段落となっているため、これを書かないだけでバンドスコア6以上取ることが難しいとも言われています。Overviewでは具体的な数字を述べるのではなく、グラフや図全体を見て「もっとも顕著に見える傾向」や「目立った特徴」等を2文程度で簡潔にまとめましょう。

〇Overviewに書くこと ✕Overviewに書かないこと
最も高い・低い項目 具体的な数値
全体的な増減トレンド 細かい年ごとの変化
目立った特徴・例外 Bodyに書く内容と同じ内容の繰り返し

Introduction(言い換え)のコツ

IntroductionはIELTS Writing Task 1の書き出しであり、問題に書かれているグラフの説明文をそのままコピーして書くのではなく、自分の言葉でparaphrase(言い換え)することが求められます。設問と同じ文章をそのままコピペして使うと、語数にカウントされなくなり評価の対象から外されます。そのため必ず言い換え表現を使うようにしましょう。

原文の表現 paraphraseの例
shows illustrates / presents / displays / provides / depicts
the amount of the volume of / the quantity of / the proportion of
from 2011 to 2015 between 2011 and 2015 / over a five-year period
waste collected recyclable materials gathered / refuse processed
a recycling center a waste recycling facility

4.まとめ

本記事ではIELTS Writing Task 1完全攻略第1弾として、評価基準と基本構成についてご紹介させていただきました。まずは今回紹介させていただいた内容を理解し、ご自身が実際にIELTS試験を受験する際に活かせるようにしてください。

次の記事では、図表別のテンプレや回答例、そのまま使える必須英語表現、そしてよくあるミスや改善ポイントについて紹介いたします。

次回の記事もお楽しみに!

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