IELTS学習者のための英会話上達ガイド:弱点分析から効果的な学習方法まで
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こんにちは!
IELTS TRAINER PRO(アイエルツ トレーナー プロ)、略してITPで働いているRIKAです。今日は英会話につまずいている皆さんに向けて、効果的な学習法についてお話ししたいと思います。
英会話で苦戦していませんか?
「レッスンでの英会話が上手く出来ない・・・」
「先生の質問に即座に答えられない・・・」
「話そうとすると単語が出てこない・・・」
「文法が間違っていないか不安で話せない・・・」
このような悩みを抱えている方は非常に多いです。きっと英語を勉強する全ての方が通る道ではないかと思います。英語学習の旅には必ず山あり谷ありで、特にスピーキングは多くの要素が絡み合う複雑なスキルです。
でも、落ち込む前に自分の弱点を分析してみましょう?正確な原因を特定できれば、効率的に改善していくことができるはずです。今日は特に、IELTS試験のスピーキングセクションを念頭に置きながら、英会話力向上のためのポイントをご紹介します。
英会話力向上のためのチェック項目
まずは以下の項目をチェックして、ご自身の現状を把握しましょう。それぞれのポイントについて、「よくある」「たまにある」「ほとんどない」の3段階で自己評価してみてください。
- テキストの単語はどのくらい理解出来るのか
- テキストや先生の質問の意味は理解出来るか
- 先生の質問の中で聞き取れない単語はあるか
- 質問が日本語だった場合はスムーズに答えられるか
- 復習の時間を取れているか
項目別の原因分析と効果的な対策法
さて、こちらのチェック項目。それぞれ対策が変わります。一つ一つ詳しく見ていきましょう。
①テキストの単語はどのくらい理解出来るのか
こちら、テキストの中に出てくる単語が分からない場合、まずは単語の勉強が必要となります。IELTSでは特にアカデミックな単語や、特定のトピックに関連する専門用語が頻出します。
- レッスンの前に分からない単語を調べておくようにしましょう✨
- IELTS頻出単語リストを活用する(Academic Wordlistなど)
- 単語帳を作成し、定期的に復習する習慣をつける
- 新しい単語を覚える際は、例文と一緒に覚えるようにする
- テーマ別(環境問題、教育、テクノロジーなど)に単語をまとめておく
- 単語学習アプリを活用して隙間時間に復習する
IELTS対策として特に重要なのは、単に単語を覚えるだけでなく、その単語を使った表現やコロケーション(よく一緒に使われる単語の組み合わせ)も一緒に学ぶことです。例えば「make」という動詞一つとっても、「make a decision(決断する)」「make progress(進歩する)」など、様々な表現があります。
②テキストや先生の質問の意味は理解出来るか
この場合は何が原因で意味が理解出来ないのかを分析する必要があります!文法が分からないのか、意味を理解するまでに時間がかかるタイプなのか、単語が分からないのか、音が聞き取れないのか。それぞれ対策が変わってきますね✨
- 文法が苦手な場合:基礎文法の復習と、頻出構文の暗記
- 理解に時間がかかる場合:英語のままで理解する練習(和訳せずに内容をつかむ)
- 単語力の問題:①の対策に加え、コンテキストから意味を推測する練習
- リスニングの問題:英語の音声に慣れるために毎日少しでも英語を聞く習慣をつける
IELTSスピーキングでは、特に Part 3 で抽象的な質問や意見を求める質問が多いです。例えば「現代社会においてテクノロジーの役割について議論してください」といった質問では、質問の趣旨を正確に理解する必要があります。日頃から様々なトピックについて英語で考える習慣をつけておくと良いでしょう。
③先生の質問の中で聞き取れない単語はあるか
この場合はリスニング力、もしくは単語力の問題となるかと思います!特にIELTSでは様々なアクセントの英語が出題されるため、異なる発音に慣れておくことも重要です。
- 単語を勉強する際は音声を聞きながら発音するようにしたり、シャドーイングで音声を真似するのがおすすめです✨
- TED Talksやポッドキャストなど、様々な英語音声に触れる
- ディクテーション(聞いた英語を書き取る練習)を定期的に行う
- 苦手な音(thやrなど)を集中的に練習する
- 英語のリズムやイントネーションに注目して聞く練習をする
- 映画やドラマを英語字幕で視聴する
また、聞き取れない場合には「Could you repeat that, please?」「I’m sorry, I didn’t catch what you said about…」など、聞き返すフレーズも覚えておくと便利です。IELTS試験でも、適切に聞き返すことは減点対象にはなりません。
④質問が日本語だった場合はスムーズに答えられるか
この場合、質問の意図を理解したり分析するのが苦手だったり、問題に慣れていないことが考えられます。また、IELTSで聞かれる質問は背景知識がないと答えづらいものもあるので、知識を増やすことが必要となります。
- IELTS頻出トピックについて事前に考えをまとめておく(教育、環境、テクノロジー、健康など)
- 新聞や雑誌を読んで様々なトピックに関する知識や語彙を増やす
- ディベートの練習をして、異なる視点から物事を考える習慣をつける
- 友人や家族と様々なトピックについて議論する習慣をつける
- 自分の意見を「理由」「例」「結論」という流れで組み立てる練習をする
- IELTS対策の模擬問題を解いて慣れる
特にIELTSスピーキングのPart 3では、抽象的な質問や社会問題に対する意見を求められることが多いです。日本語で考えをまとめておくだけでも、英語で答える際にスムーズになります。
⑤復習の時間を取れているか
レッスンの復習が出来ないまま進んでいくと分からないことが溜まってきます。特にIELTSのような高度な試験対策では、継続的な復習が不可欠です。
- 忙しい中での復習は大変なこともありますが、その場合はレッスン直後にテキストを見ずに”今日学んだことを中学生に説明する”ということを意識した復習をしてみてください。
- テキストを見ずに思い出そうとすることで短時間の復習でもかなりの効果が期待できます💡
- レッスン内容を録音して通勤・通学時間に聞き直す
- 学んだ表現を使って短い文章を作る練習をする
- 復習カレンダーを作成し、定期的に過去のレッスン内容を振り返る
- 学習ジャーナルをつけて、気づきや疑問点を記録する
- 自分の回答を録音して、改善点を確認する
IELTSスピーキングでは、流暢さと一貫性、語彙の豊富さ、文法の正確さ、発音が評価されます。復習の際には、これらの観点から自分の回答を振り返るとより効果的です。
英会話力向上のための追加アドバイス
英語脳を作るためのコツ
- 英語で考える習慣をつける:日常の出来事を英語で説明してみる
- 英語の映画やドラマを字幕なしで観る挑戦をする
- 英語の歌を歌って口の動きや発音に慣れる
- 英語での独り言を習慣にする:買い物リストを英語で考えるなど
- 英語日記をつけて、自分の考えを英語で表現する練習をする
IELTSスピーキング対策の鉄則
- トピックごとの語彙強化:教育、環境、健康など、頻出トピックの専門用語を学ぶ
- 定型表現の活用:「In my opinion…」「I believe that…」など、意見を述べる際の表現を覚える
- 話す練習量の確保:毎日最低10分は英語で話す機会を作る
- フィラーワードの活用:「Well…」「Let me think…」など、考える時間を作る表現を使う
- 音声録音とフィードバック:自分の話す英語を録音して客観的に聞き直す
まとめ
英語でつまづいたとき、一度立ち止まってご自身が英語の何が原因でつまづいているのかを考えてみてください。原因が分かれば必要な勉強も分かります。「なんとなく英語が話せない」と漠然と悩むのではなく、具体的な弱点を特定し、それに合わせた対策を講じることが上達への近道です。
英語学習は長期的な取り組みですが、明確な目標と適切な方法があれば、確実に進歩していくことができます。特にIELTSのような国際的な英語試験対策では、自分の強みと弱みを理解することが効率的な学習につながります。
ぜひ今回ご紹介したチェックリストとその対策をやってみてくださいね💓
ITPではご自身の弱点を分析出来るよう、4週に一度模擬テストを毎月受けることが出来ます!これは実際のIELTS試験の形式に沿った本格的な模擬テストで、実力を正確に把握するのに役立ちます。講師からの詳細なフィードバックもあるため、次に勉強しなくてはいけないところが分かります🔍️
また、スピーキング強化のための特別プログラムなど、あなたの目標スコア達成をサポートする様々なサービスもご用意しています。IELTSで高得点を獲得するためには、単に英語力を上げるだけでなく、試験のフォーマットや採点基準を熟知することも重要です。ITPではそうした試験対策のノウハウも提供しています。
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