IELTS General Training Moduleとは?
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IELTS General Training Moduleとは?概要から試験内容・Academicとの違い・対策方法まで徹底解説
IELTSには「Academic Module」と「General Training Module」の2つのモジュールがあり、IELTSスコアの使用用途によって取得しなければいけないモジュールが異なります。
留学や海外大学進学を目指す方であれば「Academic Module」のIELTSスコアが必要で、海外移住や就職を目的とする方は「General Training Module」のIELTSスコアが必要となります。
そこで今回は、元記事の構成や各種内部リンクをすべて活かしつつ、5つのソース(公式情報・対策情報)の最新データを統合した「IELTS General Training Module」の完全ガイドをお届けします。これから海外移住や海外就職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
1.IELTSとは?基本情報と受験方式
IELTS(アイエルツ:International English Language Testing System)は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、およびイギリスを含む英語圏にある大学への進学・留学や、移住・就業に必要な英語力を証明するための英語試験です。
近年は、日本の大学入試での活用も進んできています。TOEFLというIELTSに似た英語試験もございますが、以下の理由から多くの方がIELTSを選び、海外進学や移住を達成しています。
IELTSが選ばれる理由
- 12,500以上の機関が認定
- 35年の歴史がある英語試験
- 年間400万人が世界中で受験
- 日本国内の13都市で受験が可能
IELTSについての詳細をまとめたブログもございますので、ぜひ読んでみてください。 IELTSとは?試験の特徴やTOEFLとの違いなど基本情報を解説
試験の基本ロジスティクス(受験料・有効期限・必要書類)
- 受験料:27,500円(税込、コンピューター形式・ペーパー形式同額)
- 有効期限:受検日から2年間
- 必要書類:試験日当日に有効なパスポート(原本)の提示が必要です。
- お申込み:IDP、ブリティッシュ・カウンシル、日本英語検定協会(JSAF等)の公式サイトからオンライン申込みが可能です。
受験形式の選択:コンピューター版 vs ペーパー版
IELTSは「コンピューターで受験(IELTS on Computer)」か「紙と鉛筆で受験(IELTS on Paper)」を選択できます。
| 比較項目 | IELTS on Computer(コンピューター版) | IELTS on Paper(ペーパー版) |
|---|---|---|
| 結果返却スピード | 3〜5日でWeb確認可能 | 約13日後に確認可能 |
| 筆記形式 | キーボード入力(語数カウント機能あり) | 鉛筆による手書き |
| 試験の順序 | リスニング → リーディング → ライティング | ライティング → リーディング → リスニング |
| スピーキング予約 | 予約時に希望時間帯を選択可能 | 試験会場・センター側で時間指定 |
| 試験日程・頻度 | ほぼ毎日開催(枠が多い) | 月数回程度 |
※持ち物注意点:セキュリティ上の理由から、試験会場内に自身の筆記用具を持ち込むことはできません。会場側で筆記用具が用意されます。
2.IELTS General Training Moduleの概要
IELTS General Training Moduleは、簡単にまとめると以下の通りです。
IELTS General Training Moduleとは?
- 英語圏での移住や就職を希望している方が、ビザを申請する際に英語力を証明するために必要なスコア。
- ジェネラルのIELTSスコアや各国の条件を満たせば、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド等の国々へ永住権の申請が可能。
- 近年では日本国内の就職やキャリアアップでもIELTS General Training Moduleを英語力の証明として利用可能。
3.Academic ModuleとGeneral Training Moduleの違い
「自分はどちらのモジュールを受けるべきか?」と迷う方向けに、両モジュールの違いを分かりやすく比較表にまとめました。
Academic vs General 総合比較一覧表
| 項目 | Academic Module(アカデミック) | General Training Module(ジェネラル) |
|---|---|---|
| 主な目的 | 大学・大学院進学、専門機関での就労・資格取得 | 学士未満の留学・研修、移住・永住権申請、一般就労 |
| Listening | 共通問題(日常会話〜学術講義) | 共通問題(日常会話〜学術講義) |
| Reading | 学術的論説文・論文(3長文) | 日常・仕事・一般トピック(短文4+長文1) |
| Writing Task 1 | 図表・グラフのデータ分析(150語以上) | 手紙・メール作成(150語以上) |
| Writing Task 2 | 共通問題(社会問題等のエッセイ・250語以上) | 共通問題(社会問題等のエッセイ・250語以上) |
| Speaking | 共通問題(対面・面接官と1対1) | 共通問題(対面・面接官と1対1) |
| Reading採点基準 | 高難易度の文章のため、必要正答数はやや低い | 理解しやすい文章のため、必要正答数が高い(厳格) |
詳細な比較記事はこちらも参考にしてください。 IELTS Academic ModuleとGeneral Training Moduleの違い
4.IELTS General Training Moduleのテスト内容と時間
試験時間および問題数はAcademicとGeneralで変わりません。
| 科目 | 時間 | 問題数・形式 | 主な出題内容・特徴 |
|---|---|---|---|
| Listening | 約30分(ペーパー版は筆記用具移記10分追加) | 40問(4パート) | Part 1/2: 日常生活の会話・案内<br>Part 3/4: 学術・講義内容 |
| Reading | 60分 | 40問(3セクション) | セクション1: 広告・案内(短文2)<br>セクション2: 仕事・労働条件(短文2)<br>セクション3: 一般関心トピック(長文1) |
| Writing | 60分 | 2問 | Task 1: 手紙作成(150語以上・20分目安)<br>Task 2: エッセイ(250語以上・40分目安) |
| Speaking | 約11〜14分 | 3パート(対面面接) | Part 1: 自己紹介・日常トピック<br>Part 2: スピーチ(スピーチカード提示)<br>Part 3: Part 2に関連したディスカッション |
5.IELTS General Training Moduleのバンドスコア
IELTSは各科目1.0〜9.0まで0.5刻みの「バンドスコア」で評価され、4科目の平均値(四捨五入計算)が「オーバーオール・バンドスコア(OA)」となります。
Reading バンドスコア換算表(General vs Academic)
GeneralのReadingは文章が身近で理解しやすい反面、正答数のハードルが高く設定されています。
| バンドスコア | 9.0 | 8.5 | 8.0 | 7.5 | 7.0 | 6.5 | 6.0 | 5.5 | 5.0 | 4.5 | 4.0 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| General正答数 | 40 | 39 | 37-38 | 36 | 34-35 | 32-33 | 30-31 | 27-29 | 23-26 | 19-22 | 15-18 |
| Academic正答数 | 39-40 | 37-38 | 35-36 | 33-34 | 30-32 | 27-29 | 23-26 | 19-22 | 16-18 | 13-15 | 10-12 |
※Academicで30問正解(バンドスコア7.0)と同等の正答数でも、General Trainingではバンドスコア6.0にとどまります。1問のミスがスコアに直結するため、精度高い解答が求められます。
日本人の平均スコア
| モジュール | Listening | Reading | Writing | Speaking | Overall (OA) |
|---|---|---|---|---|---|
| General Training | 6.0 | 5.7 | 5.7 | 5.7 | 5.9 |
| Academic | 6.0 | 6.1 | 5.7 | 5.5 | 5.9 |
(出典:IELTS公式「テスト統計」)
スコアの仕組みについての詳細は以下のブログをご覧ください。 IELTSのスコアの仕組みや英語力・評価基準!平均スコアも紹介
6.Writing & Speakingの4つの評価基準(ルーブリック)
IELTSのアウトプット科目(Writing・Speaking)は、採点官が以下の4つの観点(各25%の配点)で厳密に評価します。
Writingの評価基準
- Task Achievement / Response(タスク達成度・回答):指示された条件(語数、質問への回答、手紙の目的や各項目の網羅)を満たしているか。
- Coherence & Cohesion(一貫性と文章のつながり):段落分けが適切か、接続詞や指示語が効果的に使われているか。
- Lexical Resource(語彙力):適切な語彙選択、類語(パラフレーズ)の活用、スペルミスがないか。
- Grammatical Range & Accuracy(文法範囲と正確さ):複文や関係代詞などの多様な文法構造を正確に使えているか。
Speakingの評価基準
- Fluency & Coherence(流暢さと一貫性):詰まらずにスムーズに話せているか、論理的に回答を展開できているか。
- Lexical Resource(語彙力):自然なイディオムや多様な単語を適切に使えているか。
- Grammatical Range & Accuracy(文法範囲と正確さ):時制や文法構造を間違えずに表現できているか。
- Pronunciation(発音):クリアで聞き取りやすい発音、アクセント、イントネーションができているか。
7.IELTS General Training Moduleのスコアの使用用途&国別要件
IELTS General Training Moduleのスコアを使って移住・就職する場合のオーストラリア、カナダ、ニュージーランド、イギリスの必要スコア目安です。
オーストラリア
- 移住(永住権申請):全セクションで6.0以上
- 就職:概ね5.0以上(企業によってはそれ以上を求められる場合あり)
カナダ
- 移住(永住権申請):全セクションで6.0以上(CLB Level 7相当)
- 就職:全セクションで6.0以上(CLB Level 7相当、カナダ市民権・移民局CIC基準)
詳細: カナダ言語能力基準(Canadian Language Benchmarks: CLB)
ニュージーランド
- 移住(永住権申請):
- 技能移民(Skilled Migrant):OA 6.5以上
- ビジネス(事業移転 OA 5.0以上、起業家 OA 4.0以上、投資家 OA 3.0以上)
- 両親:4.0以上
- 就労からの定住(Residence from Work):OA 5.0以上
- 就職:技能移民(OA 6.5以上)、Residence from Work(2年滞在+OA 5.0以上など)
イギリス
- 移住(永住権申請):
- IELTS Life Skills A1(家族・配偶者ビザ:CEFR A1レベル)
- IELTS Life Skills B1(永住ビザ・市民権:CEFR B1レベル)
- 就職:
- Tier 1 起業家 / 大学卒業生起業家:OA 4.0以上
- Tier 2 一般ビザ / スポーツ選手:OA 4.0以上
- Tier 2 宗教活動ビザ:OA 5.5以上
詳細: 英国政府
※ビザ要件は随時変更されるため、最新情報は必ず各国の政府公式サイトをご確認ください。
8.目標スコア達成に向けた語彙力・学習ロードマップ
IELTS対策の土台となるのが「語彙力」です。目標スコアに応じた必要語彙数の目安は以下の通りです。
目標スコア別・必要単語数目安
- OA 6.0目標:3,000〜3,500語
- OA 7.0以上目標:10,000語以上
単語を効率よく定着させる7つのステップ
- 間隔をあけて反復する(エビングハウスの忘却曲線を意識)
- ビジュアル・イメージと紐づけて覚える
- 自分だけの語彙ノートを作成する
- 同義語(類義語)・対義語もセットで覚える(IELTSの言い換え対策に必須)
- 正しい発音と一緒に覚える(Listening/Speakingにも直結)
- 例文・文脈の中で覚える
- アウトプットする(自分で例文を作ってみる)
語彙対策の詳しいまとめはこちら: IELTSにおすすめの単語帳の選び方|効率のよい勉強法も解説
9.科目別対策方法(General Training特化)
Listening・Speaking・Writing Task 2の共通対策
Academicと共通の科目については、以下の専門ブログ記事で詳しく解説しています。
- Listening対策:日常会話のリスニング力を鍛えるとともに、Part 3/4の長文会話対策も行いましょう。
IELTSリスニングの対策方法やスコアアップできる勉強法を解説
- Speaking対策:Part 1〜3それぞれの回答構成パターンを身につけ、自然な繋ぎ言葉(Cohesive devices)を練習しましょう。
IELTSのスピーキング対策をパート別に解説!スコアアップのコツも
- Writing Task 2対策:250語以上のエッセイ作成。序論・本論2つ・結論の4段落構成をマスターしましょう。
IELTSのライティングのタスク2とは?書き方や対策・注意点を解説
IELTS General Training - Writing Task 1対策方法
Writing Task 1は設定された状況に応じて手紙(メール)を作成するタスクです。
9つの出題パターン
- 友達(パーソナル)
- 同僚(セミフォーマル)
- 上司・会社(フォーマル)
- 申込書(フォーマル)
- 苦情(フォーマル)
- 謝罪(フォーマル)
- 先生(フォーマル)
- 説明(フォーマル)
- 招待状(フォーマル)
おすすめ手紙構成フォーマット
Dear [相手の名前 / Sir or Madam]
1段落目:手紙の目的(I am writing this letter to...)
2段落目:指定された項目1(3〜4行目安)
3段落目:指定された項目2(3〜4行目安)
4段落目:指定された項目3(3〜4行目安)
5段落目:感謝・相手へ期待する行動
結び言葉(Yours faithfully, / Best regards, など)
自分のフルネーム
使える定番表現集
- 宛名:
- 名前がわかる場合:Dear Mr./Ms. [苗字]
- 名前が不明な場合:Dear Sir/Madam
- 目的の提示:
- I am writing this letter to inquire about...(〜について問い合わせたく手紙を書いています)
- I am writing this letter regarding...(〜に関して手紙を書いています)
- I am writing to inform you that...(〜をお知らせしたく手紙を書いています)
- 結び言葉:
- フォーマル:Yours faithfully, / Best regards,
- セミフォーマル:Yours sincerely, / Sincerely,
- インフォーマル:Best wishes, / All the best,
IELTS General Training - Reading対策方法
Readingは60分間で40問、900〜1000語の長文1つと500語程度の短文4つを読みこなします。
セクション別時間配分と攻略の秘訣
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時間配分の徹底
- セクション1(広告・日常案内):15分
- セクション2(職場環境・労働条件):15分
- セクション3(一般的長文):30分(難易度が上がるため時間をしっかり残す)
- 設問の先読み:文章を読む前に設問に目を通し、キーワド(固有名詞・数字など)をチェックする。
- スキミング&スキャニング:全体像を素早く掴む「スキミング」と、特定の情報を探し出す「スキャニング」を駆使する。
- Yes/No/Not Given問題の対策:文章の記述順に設問が並んでいるため、設問1のキーワードを本文の頭から探して読み進める。
長文読解対策の補足はこちら: IELTSの長文リーディングテストの勉強法|出題傾向と対策も解説
10.おすすめの参考書・無料学習サイト・アプリ
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おすすめ参考書・問題集
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ケンブリッジのIELTS公式ガイド The Official Cambridge Guide to IELTS
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IELTS General Training Moduleは、英語圏への移住や就職、ビザ申請において必須となる英語能力証明試験です。
出題内容は日常会話や職場に関する身近なものが中心ですが、Readingでは高正答数が求められる厳格な採点基準となっており、独学ではWriting Task 1の手紙対策やハイスコア獲得のコツを掴むのが難しい一面もあります。
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