IELTS General Training ModuleのReadingとは?
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IELTSには、Academic ModuleとGeneral Training Moduleの2つのモジュールがあります。
それぞれ試験の内容やIELTSスコアを取得する目的が異なるため、自分の目的に合ったモジュールを選択して受験する必要があります。
基本的には、Academicが海外の大学や大学院への進学・留学、そしてGeneral Trainingが海外への就職や移住を目的とする方が取得するIELTSスコアです。
今回の記事では、IELTS General Training ModuleのReadingにフォーカスしていきます。
1.IELTS General Training Moduleとは?
IELTS General Training Moduleとは、英語圏での就職や移住を希望している人が必要なIELTSスコアです。
General TrainingのIELTSスコアを取得することで、ビザを申請する際に自身の英語力の証明としてIELTSスコアを用いることができます。
General TrainingのIELTSスコアがあれば、オーストラリア・カナダ・ニュージーランド等の国々への永住権の申請が可能となります。
※IELTSスコアだけでなくその他にも条件がありますので、各国の政府が提供しているホームページをご確認ください。
IELTS General Trainingのスコアを獲得することで、
- 学士以下の留学やトレーニングに参加する場合
- 日本での就職やキャリアアップを目指している場合
でもIELTSスコアを役立てることができます。
また、英語圏での就職や移住、学士以下の留学やトレーニングに参加する場合は、各国によって求められているIELTSスコアが異なりますので、以下のブログを参考にしてみてください。
2.IELTS AcademicとGeneral Training Readingの違い
IELTS AcademicとGeneral TrainingのReadingには以下のような違いがあります。
- 問題内容
- バンドスコア
問題内容はセクション1とセクション2が異なり、バンドスコアについてはGeneral Trainingの方がAcademicよりも同じバンドスコアであったとしても正答数が多く必要になります。
ここからはそれぞれの違いについて詳しく見ていきましょう。
2-1.IELTS AcademicとGeneral TrainingのReadingの問題内容の違い
まず初めにIELTS AcademicとGeneral TrainingのReadingの問題内容の違いについて紹介します。
Academic | General Training | |
Reading | アカデミックなトピックに関する文章読解 例:歴史、植物・動物、教育など |
|
Academicでは学術的なトピックの文章が出題されるのに対し、General Trainingではより身近なトピックが出題されます。
また、セクション1と2はAcademicよりGeneral Trainingのほうが比較的解きやすくなっており、セクション3は両モジュールとも長文となっているので難易度は同じくらいです。
ですが、全体的にみるとGeneral Trainingの方がAcademicより易しくなっています。
2-2.IELTS AcademicとGeneralのReadingのバンドスコアの違い
先ほども少しご紹介したように、IELTSのReadingはAcademicとGeneral Trainingは同じ正答数であってもバンドスコアが異なります。
IELTS Readingバンドスコア換算表 | |||
Academic | General Training | ||
バンドスコア | 正答数 | バンドスコア | 正答数 |
9 | 39-40 | 9 | 40 |
8.5 | 37-38 | 8.5 | 39 |
8 | 35-36 | 8 | 37-38 |
7.5 | 33-34 | 7.5 | 36 |
7 | 30-32 | 7 | 34-35 |
6.5 | 27-29 | 6.5 | 32-33 |
6 | 23-26 | 6 | 30-31 |
5.5 | 19-22 | 5.5 | 27-29 |
5 | 16-18 | 5 | 23-26 |
4.5 | 13-15 | 4.5 | 19-22 |
4 | 10-12 | 4 | 15-18 |
例えば、正答数が27問の場合、Academicでは6.5のバンドスコアを獲得することができますが、General Trainingでは5.5しか獲得することができません。
なぜなら、General Trainingでは日常生活に関わる読みやすい文章が出題されているのに対し、Academicでは学術的な文章が多く出題されるからです。
ですが、AcademicであってもGeneral TrainingであってもIELTS特有の問題タイプは変わらず、以下のような問題タイプはGeneralでも出題されます。
- TRUE/ FALSE/ NOT GIVEN・YES/ NO/ NOT GIVEN
- 穴埋め問題
- パラグラフ選択問題
- 多岐選択問題
- ショートアンサー
※上記のほかにも様々な問題タイプが出題されます。
ですので、IELTS General Trainingを受験する予定だとしてもAcademicより問題内容が易しいからといって対策をしないで本試験に挑むのは控えてください。
3.IELTS General Training Readingのサンプル問題
では実際にIELTS General TrainingのReadingがどんな問題なのかご紹介します。
IELTS General Training Readingサンプル問題 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Questions 1-7 Write the correct letter, A,B,C or D, in boxes 1-7 on your answer sheet. |
上記に掲載しているのが、IELTS General TrainingのReadingの文章と問題です。
Academicを受験した方はわかるかもしれませんが、General Trainingの方が文章がわかりやすくなっています。
また、使われている英単語が易しくなっており、また文章もAcademicと比較すると短いです。
4.IELTS General Readingでよく出る英単語
一般的にIELTSで必要な語数は、
- IELTS 5.5~6.0目標:2,000語以上
- IELTS 6.0以上目標:3,000~5,000語以上
と言われています。
これはAcademicであってもGeneral Trainingであっても変わらず、同じくらいの語彙数が必要です。
そのため、IELTS対策を始める際はどちらのモジュールであってもIELTS専用の単語帳を購入しましょう。
とはいえ、IELTS AcademicとGeneral Trainingで使用される英単語はかなり異なります。
ここからはIELTS General Trainingでよく出てくる英単語を紹介します。
日常生活に関する語彙 | |
宿泊施設 | apartment, hostel, rent, lease, furnished, utilities |
交通 | route, timetable, fare, ticket, platform, delay |
買い物 | discount, purchase, refund, exchange, receipt, warranty |
サービス | maintenance, repair, customer service, inquiry, cancellation |
職場や仕事に関する語彙 | |
雇用 | vacancy, position, application, resume, qualification, reference |
職場 | deadline, schedule, task, supervisor, training, equipment |
契約 | terms, conditions, probation, agreement, renewal, termination |
社会的トピックやライフスタイルに関する語彙 | |
教育 | curriculum, enrollment, assessment, qualification, workshop |
健康 | exercise, nutrition, therapy, prescription, appointment |
地域 | volunteer, charity, fundraiser, neighborhood, initiative |
試験に特有の形式的な表現 | |
説明 | describe, illustrate, analyze, summarize |
指示 | complete, select, underline, choose |
時間表現 | currently, previously, frequently, occasionally |
比較的知っている英単語も多いのではないでしょうか?
IELTS General Trainingでは、上記のような英単語を覚えておく必要があります。
そのため、IELTS対策用の英単語帳のみならず、高校や中学の英語の授業の際に使用していた英単語帳なども使用しても良いかもしれません。
英単語はいくら覚えても損はしないので、できるだけ多くの英単語を覚えてIELTSでハイスコアを獲得しましょう!
5.IELTS General Training Readingまとめ
IELTS General TrainingのReadingでは、
- 日常生活についての内容
- ビジネスについての内容
- 一般的な内容(例:雑誌や新聞の記事、エッセイや評論、マニュアルやガイド、ウェブサイトからの抜粋)
の文章が出題されます。
Academicよりも文章が易しい分、同じ正答数であってもバンドスコアが0.5~1.0異なる仕組みになっています。
ですが、出題される問題タイプはAcademicであってもGeneral Trainingであっても同じですので対策はしっかりしておく必要があります。
IELTS TRAINER PROでは、General Trainingの対策に特化した「ジェネラル特化コース」を提供しています。
IELTSのGeneral Trainingは、参考書等があまり出回っておらず独学で対策をするのが難しいです。
ですので、IELTS General Trainingの対策を検討されている方はIELTS TRAINER PROの無料カウンセリングへお越しください。