【IELTS Writing Task 2】全5大問題タイプを徹底比較!構成テンプレート・書き分け一覧ガイド
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※本記事は2026年11月に内容を更新しています
IELTSのライティングTask 2、問題を見た瞬間に「……で、何から書けばいいんだっけ?」と手が止まってしまうこと、ありませんか?
タイプごとに段落の組み立て方をどう変えるべきか、いまいちピンときていない方も多いはず。
IELTS Writing Task 2で目標スコアを取るために一番大切なのは、問題の要求を正確に見抜いて、それに合った型で書ききることです。ここがズレてしまうと、どれだけ難しい単語を使っていても「Task Response(課題の達成度)」で手痛い減点を食らってしまいます。せっかく書いたのにもったいないですよね。
今回は、Task 2で出題される全5タイプの特徴や段落構成の基本ルール、そしてありがちな減点パターンをすっきり整理しました。
【取り上げる内容】
- 5大問題タイプの特徴と見分け方(Opinion / Discussion / Advantage & Disadvantage / Problem & Solution / Two-part Question)
- スコアを安定させる「基本の4段落構成」
- Task Responseでの大減点を避けるための書き分けポイント
普段のエッセイ練習や本番直前の見直し用に、ぜひ手元に置いて使ってみてください。
1. IELTS Writing Task 2の採点基準と構成の鉄則
IELTS Writing Task 2で目標スコアに確実に届かせるなら、まずは試験官がどこを見ているのか、その視線を知ることから始めたいところ。がむしゃらに書く前に、エッセイをどう組み立てるべきかという「基本のルール」を頭に入れておくだけで、無駄な失点はぐっと減らせます。

採点基準のざっくり要約
Task 2のエッセイは、4つの項目がそれぞれ25%ずつの均等な配分で評価されます。
- Task Response(課題の達成度):問いかけに正面から過不足なく答え、主張や根拠をロジカルに展開できているか。
- Coherence & Cohesion(一貫性とまとまり):段落の分け方は適切か。文と文のつながりや話の流れがスムーズか。
- Lexical Resource(語彙力):文脈に合った語彙を選べているか。同じ単語を避け、うまく言い換え(パラフレーズ)ができているか。
- Grammatical Range & Accuracy(文法知識と正確さ):単文ばかりにならず、複文などを交えて正確に書けているか。
タイプミスひとつで、スコアは一気に沈む
IELTS受験生が一番やりがちなのが、問題タイプを取り違えてエッセイを組み立ててしまうパターン。実はこれ、最大の減点ポイントです。
たとえば、こんなミスに心当たりはありませんか?
- 「両論併記(Discuss both views)」を求められているのに、自分の推す片方の立場しか書いていない。
- 「問題点と解決策(Problem & Solution)」のように事実ベースの分析が求められているところで、個人の意見を延々と語り出してしまう。
これをやってしまうと、Task Responseの評価はBand 5.0〜5.5あたりで頭打ち。根拠が薄かったり話がフワッとしていたりするケースも、スコアが6.0の壁にぶつかる典型的な原因ですね。
エッセイを書き出す前に、まずは設問の末尾(Prompt)をじっくり確認すること。相手が何を求めているのかを見極めることが、遠回りに見えても一番の近道だと思います。
迷ったらこれ、という鉄板の「4段落構成」
5つあるどの問題タイプが出ても、エッセイは基本的にこの「4段落」の型に落とし込むのが一番安全です。
- 導入(Introduction):問題文をサラッと言い換えて、自分の立場や大まかな答えを提示
- ボディ1(Body Paragraph 1):1つ目の主張(理由や視点A)+ それを裏付ける具体例
- ボディ2(Body Paragraph 2):2つ目の主張(別の理由や視点B)+ それを裏付ける具体例
- 結論(Conclusion):全体の要約と、自分の立場の再確認
この枠組みさえ崩さなければ話があちこちに散らかりませんし、試験官にも「論理的に整理されているな」と一発で伝わります。結果的にCoherence & Cohesion(一貫性とまとまり)のスコアも安定してくるはずです。
独学でのIELTS対策や「自分の書いたものが合っているか分からない」という不安があれば、IELTS TRAINER PROを頼ってみるのも手。目標スコア(5.5〜7.0+)に合わせた専任講師とのIELTSレッスンで、エッセイの添削からしっかりサポートしてもらえます。
2. ひと目でわかる、Task 2の5大問題タイプ早見表
IELTS Writing Task 2の問題は、大きく分けると5つのタイプに分類できます。
厄介なのは、タイプごとに「自分の意見をどこまで出すべきか」「ボディの1と2に何をどの順番で書くべきか」がまるで違うこと。ここを混同したまま書き始めると、構成が一気に崩れてしまいます。
まずは一覧表で、それぞれの特徴と段落の組み立て方の違いをざっくり掴んでみてください。
【比較早見表】全5大問題タイプの書き分け一覧

書き分けで失敗しないための「3つの重要ポイント」
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自分の意見を「出すか、引っ込めるか」
Opinion型やDiscussion型なら、最初から最後まで自分の立ち位置を一貫して伝える姿勢が欠かせません。ここがブレるとTask Responseのスコアが露骨に落ちます。ただ、Problem & Solution型のようなタイプで自分の熱い思いを語り出すのは逆効果。必要なのは「なぜその問題が起きているのか」「どう対処すべきか」という、客観的で筋の通った分析です。 -
2つのボディの「力加減」
Discussion型や「メリットがデメリットを上回るか」を問うタイプでは、両方の側面に触れるのが大前提。その上で、自分が推したい側のボディ(多くの場合はボディ2)にしっかり説得力を持たせるのがコツです。両方を機械的に同じ熱量で並べるだけだと、自分の主張がぼやけてしまいます。 -
問いかけには「1つも漏らさず」答える
Two-part Question型のように問いが2つある場合は、どちらも同じくらいの比重で打ち返す必要があります。片方の問いに夢中になって、もう一方の答えが1〜2行で終わってしまう……なんてミス、実は本番で焦ると本当によくあるんですよね。
3. 問題タイプ別の構成テンプレート&書き分け方
ここからは、5つの問題タイプをひとつずつ解体していきます。それぞれの特徴や段落の組み立て方、そのまま使える鉄板フレーズをチェックしていきましょう。

① Opinion型(Do you agree or disagree?)
設問の最後に「To what extent do you agree or disagree?」や「Do you agree or disagree?」とあれば、このタイプ。試験で最もよく出会う定番のスタイルですね。
ここで何より大事なのは、最初に「100%賛成」「100%反対」、あるいは「条件付きで賛成」といった自分の立ち位置をはっきり決めること。途中で意見がフラフラ迷子になってしまうと、確実に減点対象になります。エッセイの頭からお尻まで、同じ立場を貫き通す姿勢が欠かせません。
基本の段落構成
- 導入(Introduction):問題文をサラッと言い換えて、自分の立場をきっぱり提示(例:完全に賛成する)
- ボディ1(Body 1):賛成(または反対)する1つ目の理由 + それを肉付けする具体例
- ボディ2(Body 2):賛成(または反対)する2つ目の理由 + それを肉付けする具体例
- 結論(Conclusion):自分の立場をもう一度述べて、全体の論点を軽く要約
定番フレーズ例
I strongly believe that...(〜だと確信しています)This is primarily because...(大きな理由は〜だからです)I completely agree with the view that...(〜という考え方に完全に賛成です)
迷ったら「完全賛成」か「完全反対」のどちらかに振り切ってしまった方が、ボディで挙げる理由がシンプルになり、時間内にもすっきり書き上げやすいと思います。
② Discussion型(Discuss both views and give your opinion)
指示文に「Discuss both views and give your opinion.」と入っていれば、このタイプ。
対立する2つの視点がポンと提示されるので、まずは両方の言い分をフラットに説明する必要があります。ただ、そこで満足して「どちらの意見にも一理ありますね」と中立のまま終わってしまうと、致命的な減点に。両者を客観的に比べた上で、最終的に自分がどちらの肩を持つのか、きっちり旗色を鮮明にしなければなりません。
基本の段落構成
- 導入(Introduction):問題文を言い換えつつ、対立する両論があることに触れ、自分の立場をすっと示す
- ボディ1(Body 1):自分が支持しない(反対側の)視点と、そう主張される理由
- ボディ2(Body 2):自分が支持する視点と、なぜそちらに賛同するのかという根拠
- 結論(Conclusion):双方の主張を踏まえつつ、自分の結論をもう一度提示
定番フレーズ例
On the one hand, proponents argue that...(一方の主張として、賛成派は〜と考えています)On the other hand, I side with those who...(しかしながら、私自身は〜という立場です)While there are valid arguments on both sides, I personally believe that...(双方に一理あるものの、個人的には〜だと考えています)
ボディ1で反対側のロジックをしっかり認めておいてから、ボディ2で「それでも私はこちらを支持する」と展開していくと、論理の厚みがぐっと増します。
③ Advantage & Disadvantage型(利点・欠点)
見かけるパターンは大きく2つ。「Do the advantages outweigh the disadvantages?(どちらが上回るか)」と迫られるタイプと、シンプルにメリット・デメリットを並べるタイプです。
試験で差がつきやすいのは、圧倒的に前者。どちらに軍配が上がるのかをハッキリ宣言し、自分が「重い」と判断した側をボディ2に配置して、具体例をたっぷり盛り込みながら厚めに語るのがコツですね。
基本の段落構成(outweigh型)
- 導入(Introduction):問題文を言い換えつつ、「こちら側の影響の方が大きい」と自分の立ち位置を明示
- ボディ1(Body 1):自分が「劣勢」と見なす側(例:メリット)の記述
- ボディ2(Body 2):自分が「優勢」と見なす側(例:デメリット)の記述。説得力を持たせるため、こちらに文字数を割く
- 結論(Conclusion):双方を天秤にかけた結果をもう一度整理し、結論づける
定番フレーズ例
The primary benefit of this trend is...(この動きにおける最大の利点は〜です)However, the drawbacks clearly outweigh the benefits because...(それでも、〜という理由からデメリットの方が明らかに勝っています)
④ Problem & Solution型(問題・解決策)
「What are the causes? How can they be solved?」といった形で、現象の背景と具体的な処方箋をセットで求められるスタイルです。
ここは自分の好悪や個人的な感想をぶつける場所ではありません。社会的な要因を冷静にひもとき、実現できる打ち手を筋道立てて並べる、いわば「分析官」のようなスタンスがしっくりきます。
基本の段落構成(4段落)
- 導入(Introduction):起きている現状を言い換え、「原因と対策をそれぞれ検証する」と予告
- ボディ1(Body 1):主たる原因(Causes)、あるいは生じている問題(Problems)
- ボディ2(Body 2):現実的な解決策(Solutions)。ボディ1で挙げた問題の「裏返し」になるようしっかり噛み合わせる
- 結論(Conclusion):全体のまとめと、これからの見通しを一言添えて着地
定番フレーズ例
One of the root causes of this problem is...(問題の根底にあるのは〜です)To address this issue, governments/individuals should...(この事態を改善するには、国や個人が〜に取り組む必要があります)
⑤ Two-part Question型(Direct Question)
問題文の中に「Why is this?」「Is this a positive or negative development?」のように、疑問文が2つポンポンと並ぶタイプ。
攻略法は至ってシンプルで、聞かれた順番通りに、ボディ1とボディ2で1つずつ丁寧に打ち返すだけ。片方の答えに熱中してもう一方の記述が薄くなると、それだけでTask Responseの点数が削られてしまうので、バランス配分だけは気をつけたいところです。
基本の段落構成(4段落)
- 導入(Introduction):背景をパラフレーズし、2つの問いに対する自分の答えを短く予告
- ボディ1(Body 1):1つ目の質問に対する直接の回答 + 理由や具体例
- ボディ2(Body 2):2つ目の質問に対する直接の回答 + 理由や具体例
- 結論(Conclusion):ボディ1・2で述べた2つの答えをさらっと束ねてフィニッシュ
定番フレーズ例
Regarding the first question,...(1つ目の問いについて言えば、)With respect to whether this is a positive development,...(これが好ましい変化と言えるかどうかについては、)
4. 本番で迷わない!問題タイプを3秒で見分ける手順
本番の40分は本当に一瞬で過ぎ去ります。構成を練る段階でまごついている暇はありません。
問題文が配られた瞬間に「どの型でいくか」をスパッと決めるための、3つの判定ステップを用意しました。頭の中にこのフローチャートを入れておくだけで、構成作りの滑り出しがかなりラクになるはずです。

Step 1:問題文の「最後の1〜2文(Prompt)」だけに注目する
問題文の長いストーリーを頭から丁寧に読む必要はありません。まずは一番最後にある指示文(Prompt)にパッと視線を飛ばしてください。タイプを決めるキーワードは、全部ここに転がっています。
- 「agree or disagree?」が見えたら → ① Opinion型
- 「Discuss both views...」が入っていたら → ② Discussion型
- 「advantages... disadvantages...」と来たら → ③ Advantage & Disadvantage型
- 「causes / problems / solutions...」を問われたら → ④ Problem & Solution型
- 疑問符(?)が2つ並んでいたら → ⑤ Two-part Question型
Step 2:自分の意見を「前に出すか、引っ込めるか」を決める
指示文のタイプが分かったら、次は「自分の意見をガッツリ語るべきか、それとも冷静な分析役に徹するべきか」の切り替えです。
- 自分の意見が必須:Opinion型、Discussion型、Advantage & Disadvantage型(outweigh形式)
- 客観的な分析に徹する:Problem & Solution型(個人の主張を語りすぎない)
- 問いに淡々と答える:Two-part Question型(2つの質問にそれぞれ素直に打ち返す)
Step 3:いきなり書き出さず、メモ用紙に「4段落の設計図」を置く
型が決まったからといって、そのまま解答を打ち込むのはちょっと待ってください。焦る気持ちをぐっと抑えて、「導入・ボディ1・ボディ2・結論」の4マスにそれぞれ何を流し込むか、試験開始前に配布されるメモ用紙にササッと走り書きしてみるのがおすすめです。
この30秒〜1分の骨組み作りがあるかないかで、途中で「あれ、何が言いたかったんだっけ……?」と筆が止まる事故をほぼゼロにできます。
5. まとめ:まずは自分の得意な「型」を1つ固めよう
Task 2で6.5や7.0の壁を越えるなら、5つの問題タイプそれぞれに合った「段落の型」と「書き分けの感覚」を持っておきたいところ。
もちろん、最初から全パターンを完璧に使いこなす必要はありません。出題頻度の高い「Opinion型」か「Discussion型」のどちらかから手をつけて、まずは基本の4段落で書ききる練習を重ねてみてください。ひとつ得意な勝ち筋ができるだけで、本番の精神的なゆとりがまるで違ってきます。
さらに一歩踏み込んで対策したいときは、以下のステップも役立つはずです。
- 各問題タイプの詳細な解説や、Band 7.0以上のサンプルアンサーを読み込んでみる(※解説記事は順次公開予定)
- 自分のエッセイの論理性(Task ResponseやCoherence)がズレていないか、プロのIELTS講師に見てもらって客観的なフィードバックをもらう
独学だとどうしても自分の癖やロジックの甘さには気づきにくいもの。使えるツールや他人の目もうまく頼りながら、一歩ずつ進めていきましょう。
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